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通りすがりの陰陽師2  作者: チャーハン・神代
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十三、異変

「ただいまぁ。」


 いつもと代わり映えのしない学校生活から解放され、私いつも通りツリーハウスに帰ると、そこにはいつもと様子が違うおじさんの姿がそこにはあった。


『ヒヒヒヒヒヒ。』


「お…おじさん?どうかしたの?具合でも…きゃっ!」


 心配しておじさんに近づくと、おじさんは目を爛々と光らせて私を突き飛ばした。

 突き飛ばされた瞬間、おじさんから普段はさほど感じられない負の感情が、私の頭の中へ流れ込んできた。

 憎悪、食欲、破壊衝動。それらの感情が全て、私をないがしろにする者たち、一括りにして人間という種族そのものに向けられていた。

 自分が学校に行っている間、おじさんに何があったのか。

 私には分からない。

 それでも、おじさんが正気ではないということは明らかだった。


「わあっ!」


 尻餅をついて思考を巡らせていたのも束の間、私はツリーハウスの基礎となっていた木の幹に、体を絡め取られた。


『ヒヒヒヒヒヒ。待っておれ雫。今儂がお前を虐めておった人間どもを食らってきてやる。ヒヒヒヒヒヒ。』


「ちょっ…おじさん…何を…。おじさん!』


『ヒヒヒヒヒヒ!!!』


 不気味な笑い声を出して、おじさんは山の麓へと駆け出して行ったのだった。

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