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王の夢
ミイラ
目の前で眠るかの王は
今、どんな夢を見ているのだろうか
豪華で金色の棺という揺りかごに包まれ
きっと夢の中でも生き続けているのだろう
僕にだけは彼の気持ちがわかる
なぜなら今の僕は
毛布という棺に包まれ
お寿司のようになっているからだ
手も足も制限され自由に動かせない
だが不思議と心地よさを覚えている
まるで母の胸の中に抱かれているような
それでいて少しだけ苦しいような
眠り続けるかの王も
こんな気持ちなのだろうか
心地よくすべてを放棄できる
トイレに行くことすら億劫になる
というかきつく自分で巻いたせいで
なかなか解けない
誰か助けてくれ
ミイラ取りがミイラになる前に
漏らしてしまう




