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散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
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57/64

雨

じとじと


外を見るとしとしとと雨が降っています。


同じペースで、同じリズムで、静かに地面を濡らしています。


こんな雨の日はゆっくりと外を眺めて、落ち着いてのんびりと過ごすのがいい。


けれど雨も気まぐれだから


しとしとがザーザーに変わる。

ザーザーがゴウゴウに変わる。


窓を叩く音は次第に大きくなりやがて僕を家を街を


何もかもを流していく。


長い時間をかけて積もったものも誰かが残したものも、僕が大切にしていたものも。


そしてすべてが流れ終わったあと。


静かになった大地に一本の緑が芽吹くのです。

家が昔大雨で浸水してしまった時に思った話。

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