いつか君に
あなたならどう過ごす?
一人の生活に慣れ始めて
早いもので三年の月日が経っていた
こうして日記を書いているのは
いつか亡き妻に会った時に思い出話をたくさん用意しておくためだ。
いつもと変わらない一日だった。
そんな日に些細な変化を感じたのは、テレビから奇妙なニュースが流れてきたからだった。
どうやら、隕石が降ってくるらしい。
昔はそんな陰謀論なんかで盛り上がっていたものだ。
真偽はどうであれ、日記の題材としては少し面白くなりそうだ。
そんなことを思いながら、妻と昔よく行った
海岸沿いにある夕陽の綺麗に見える崖へ向かうことにした。
よく二人でドライブした海岸線を
今度は私一人で車を走らせる。
ようやく辿り着いたあの思い出の場所
私と妻の分も含め椅子を二つ用意した。
そしてパラパラと日記をめくりながら
昔のことに思いを馳せていた。
うとうとしていた時に突然声をかけられ
私は肩が跳ねるほど驚いてしまった。
声の主は女性だった。
どうやら私と同じく、最後の日とやらを見に来たらしい。
どこか少し、妻に似ている女性だった。
少しの間言葉を交わし、せっかくなので一緒に過ごすことにした。
だがこのことは日記には書かないことにした。
あの世で会った時に直接話そう。
きっと妻は言うだろう。
「浮気ですか?」
その時の私が言う言葉は決まっている。
「私は死んでも、君一筋だよ」




