↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
PR
23/64

雲

ふわふわと


空に浮かんだ雲を食べてしまったあの時から


僕は何を食べても味がしないと思うようになった


仙人は霞を食べて生きていると聞いたことがある


味がしないものを食べて楽しいのだろうか


それにしても僕が食べたあの雲は

いったいどんな形をしていただろう


記憶の中の雲はふわふわと形を変えるばかりで

何も答えてはくれない


きっと僕はもう二度とあの雲の形を

思い出すことができないのだろう


別にいいさ、それくらい


手に入らないものが手に入ることが

すべての人間にとって幸せなことだとは限らない


少なくとも僕にとっては酷く不幸なことだった


それだけの話だ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。