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散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
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13/17

暗闇

ぎょえー


暗闇が怖いと思ったのはいつからだっただろう。


そして暗闇が怖くなくなったのはいつからだっただろう。


僕は子供の頃から暗いところが嫌いだった。


タンスの上、机の下、カーテンに仕切られたベランダ。


そこには何かがいるような気がして暗闇が怖くて仕方がなかった。


けれどいつからだろうか、大人になってからは暗いところを好むようになった。


道の端、家の影、街灯の届かない路地。


気づけば僕はいろいろな暗闇に身を溶け込ませるようになっていた。


それはきっと大人になって怖いものが減ってその怖いものが減ったぶん今度は怖くないものを怖いと思うようになったからだ。


暗闇に身を隠し、暗闇に身を溶かし、暗闇に擬態している。


子供の頃暗闇の中には何かがいると思っていたそれはもしかしたら未来の僕のことだったのかもしれない。

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