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百八十二話 意外な協力者?


「ん?なんだ?お前たちは」


突然現れたネネにそう言いながらニヤニヤと不気味に笑っている。


「あなたに提案があるの」

「提案だ?なんだ?突然現れて」


当然突然現れて提案などと言う言葉を発するネネ達にそう言う。


「お姉ちゃん、そんないきなり言ったってわからないでしょ」

「あんた達協力しなさい!」

「ちょっとお姉ちゃん!!」


突拍子のない言葉にその魔物達は困惑する。もちろんそれもそのはず、いきなりそんな事を言われれば困るのも当然だ。



「ゲッゲッゲ何を言ってるんだ?」

「あのえっと!お姉ちゃんの言ってることは気にしないでください!頼みがあって...」

「頼みだと?」

「その...扉を生み出すやつを少し貸してほしいんです」

「なぜだ?」

「知り合いが色々あって元の場所に戻る場所がなくて...」


そんな事を突然言われても困惑するだけだろう。案の定というべきか「そんな事を言ってはいそうですかと言うと思うか?」と返される。



「それはわかってる。だから...」


そんな話をしていると痺れを切らしたのかネネが攻撃を仕掛ける。だが魔物は大きな剣で受け止める。


「行儀の悪いやつがいるんだな」

「お姉ちゃん!」


その戦いを見ながらメルロに「止めますか?」と言われたイズはうーんと首を傾げる。


「まあそのうち収まるだろうし様子見で」

「そんな適当な...」


魔物の1人が「俺も」といいながらどこからか人間を出すとネネ達に襲わせる。ミミはゴーレムを何体か召喚し向かう撃たせる。



「何なのこの人間!」

「ゲッゲッゲ、こいつの武器はは死霊人形使い(ネクロパペッター)と言ってな。死体を操れるんだ」

「悪趣味な...」

「それを人間(ムシ)に言われるのは2回目だよなあ?ドグロ」


その言葉にドグロと呼ばれて魔物はコク、と頷く。そんな話をしている隙にネネが一撃を加えようとするが剣で防がれる。



「甘いな」


「っ!」

「はっ!」


そこにメルロが加わりネネと共に剣で攻撃をする。だがその魔物の大きな剣で2人の攻撃を防いだ。


「なっ!」

「この武器は一筋縄では行かないぞ。なんせドラゴンバスターだからな。と言ってもお前らにはわからないか。まあレプリカだがな」


負けじとネネも攻撃を仕掛け、魔物達の攻撃を捌く。2対1の状況でもどちらかというとネネの方が有利という感じだ。


「お姉ちゃん!もう、早くアリスさんのところに行かないといけないのに...!」

「アリス...だと?」


その言葉に反応した魔物は攻撃をやめる



「そこのお前!今アリスと言ったか?

「はあ...」


その魔物は剣をしまい「あいつが絡んでいるならなんだか面白そうな事が起きそうだな」とだけ言った。


「よしわかった。少し話を聞いてやろう」

「え?」

「何?突然アリスと知り合い?」

「まあ、そんなものだ。ゲッゲッゲ、こちらにもアリスには色々とあってな」

「はあ...」


全員武器を仕舞、魔物が呼んだゾンビたちは姿を消した。


「俺はゲルム。こっちはドグロとポロロだ」

「どうも」

「それで?今回はアリスはどんな事に巻き込まれているんだ?」


なんだか少し楽しそうに話すゲルムに今までの経緯を話す。


「ほう、あの時とは大分違うようだな。魔物の国で俺たちと戦ってた時のあいつはどこに行ったんだろうかな」

「魔物の国..?」


かつてアリス達とはとある人物を巡って魔物の国で一悶着があった。その時は敵同士という感じだったが今は別にアリスと敵対する気もない。

イズは「こちらの自己紹介がまだだったね」と言い各々自己紹介をする


「ほう、お前達『最凶の姉妹』だのと呼ばれてる奴らか?なんでそんな奴らが?」

「それもアリスに負けてから過去の話ですけどね」


その言葉にゲルムは「ほう...」とだけ言う。ここまで四獣やら色々な相手を倒してきたアリスは普通ではないとゲルムは考えていた。


「もしあいつが敵対するようならちょうどいい。あいつとは結局決着がついてなかったからな。思ってたところだ」

「自己紹介も終わった事だし、これからの会議とでも行くか...」







「さて、あなたも休んで起きましょう。これから戦いになるのですからね」



ネネ達からそう遠く離れていないとある場所でへントールと共にしていたアリスはそのヘントールの言葉に言葉にアリスは「わかってる」と答えた。


「絶対に手に入れて見せる。絶対に...」


「そうだ!もう一人こちらの戦力になる方を紹介しましょう。そろそろ来ると思うのですが...」


へントールがそんな事を言っていると向こうから誰かが来る。その人物は背中に大きな剣を携え、アリスも見覚えのある顔...どころか少し前ぐらいに一緒にいた者だった。


「...ユオ」

「よおアリス」


それはユオだった。ユオもゲルム達と同じ魔物の国で出会い、紆余曲折ありアナザーという場所にともに行った。そこで兄を失い吸い込まれてみんな離れ離れになっていた。まさかアリスと共に同じ場所に飛ばされていたとは。アリスは再会を喜びながらもその顔が暗いのに気づく。



「あなた...なんでへントールと一緒にいるの?」

「ああ。あいつに復讐するためにな」



あいつというのはアナザーで突然現れ兄の命を奪ったノアとかいう女だ。ゲームマスターなどというのを名乗っていてアリス達を連れてきた張本人でもある。アリスはそれを聞いて「そう」とだけ言う。



「俺はあいつを消すためには悪魔にでも魂を売ってやる」

「いいですねえいいですよ!!この2人は目的は違えど共通点がある。大事なものを失ったという共通点が!!」

「アリス...お前も」

「私は復讐なんかじゃない、あなたとは違う」

「まあまあ目的は違えど仲間なんですから。仲良くしましょう」

「ねえヘントールちょっといい?」


アリスはそう言いながらユオから少し離れる。そしてこんな話を始める。



「本当に...テティ蘇らせられるの?その杖とやらで


その言葉にヘントールは不気味に笑んだ後、その質問に答えた。


「はい、それは生命の宿る杖。全ての生命の生き死にを司っています。なのでそれを使えばあなたも大切なものを...」

「そう」


アリスはそれだけを言うと夜空を見上げた。


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