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生徒会長殿は疲れていた  作者: 茜カナコ
セントラルパークへ
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町からセントラルパークへ

一度学達は町へと帰った。

新しい魔法を手に入れられたこと、帰り道が無くなったこと。

次に打つ手を考えなければいけない。

「セントラルパークへ行ってみるかの」


「セントラルパーク?」

「中央都市じゃ。情報も集めやすかろうて」

「どうやって行くんですか?」

学は老婆に尋ねる。


「黄金の林檎のパイを運ぶ馬車に乗せて貰えば良い」

「馬車はいつ出るんですか?」

あやのが尋ねる。

「昼過ぎに出て夕方にはセントラルパークに着くのじゃ」


翼が言った。

「一緒に行ってくれるのかい?」

「わしはこの街からは出られんのじゃ」

老婆は答えた。

「町長を連れて行くがいい」

「黄金の林檎のパイの生産が可能になった報告も必要じゃ」

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