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神殿
「神殿には魔法の石の鉱脈が祀られているのか」
学は呟いた。
そう考えると、黄金の林檎の魔力も、スライムが湧いて出た石の魔力も納得できるものがあるからだ。
ハナは犬の姿に戻っていた。
これ以上女性人を敵に回したくないと言う気持ちと、やっぱりハナは芝犬の姿の方が落ち着くと言うことからだった。
老婆は立ち止まった。
「さあ、入り口じゃ」
草に囲まれた石柱の前に佇むと念を押した。
「最深部と言っても、北の道を突き当たった場所じゃ。5分もかからんて」
そう言うと学達を神殿の中に招き入れた。
神殿は昨日と同じように見えたが、やはり学校から入ってきた扉は無かった。
神殿の奥に行くとホール状に奥は広まっていて、色々な光が瞬いていた。
「これ綺麗です」
いつのまにかハナは人型に戻っていた。
ハナが石を触ると光が溢れてハナの中に収まった。
「風の石じゃ」
あやのも手をかざすとミントグリーンの宝石が光った。
「回復の石じゃ」
翼が手をかざすと紺色の石が光った。
「力の石じゃ」
学は奥の方に薄暗く光る石を見つけた。
全身が黒く覆われた。
「闇の石じゃ、まだあったんじゃのう。光の石と一対じゃて」
他の石に手をかざしても反応することはもうなかった。
「それでは街に戻るかの」
学達は神殿を後にした。




