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免許

通信用に魔石を使った無線機を製作、対に成ってる物としか話は出来ないが、片方を偵察隊に持たせもう片方を城の通信兵に持たせる事により瞬時に連絡が取れるようになった。

次にゴーレム自動車を量産し偵察隊の足にして移動速度の向上、そして商人達に販売するゴーレム自動車の製造販売で問題が起きた。

 

「で、この車どうやって動かすんだ?」

「普通の自動車と同じだけど?」

「免許を持ってない!」


転生者で車の運転免許を持っているのが、自分しか居なかった。


「誰も運転できないの?」

「当時小学生だったし」

「オートマ無いの?」

「変速機が難しい!」

「販売前に教習所を作らないといけないね」

 

町の城壁の外に教習所を作りそこで運転を教えることに成った。

「壁以外何も無いね?」

「取り合えず、外に飛び出さない様にして走らせる、止まる、曲がるを覚えてもらおうかと」

参加者は、転生者の王家の面々と偵察隊の兵士や騎士達、それにハンソンさんや気の早い商人達が加わってかなりの人数になった。

一通り運転の仕方を教えて、コースを走る組と規則を教える組と分かれる。

エンストに慣れコースを走る車を見ながら王家の皆(転生者)3人で規則について説明する。

「交通規則つくるの?」

「無いと苦労するよ?て、交通事故被害者でしょ皆!」

「どうするの?」

「全て運転手と車の所有者の責任にする!」

「街中で事故られたも困るしね」

そんな話をしていると早速事故が起きた。

ヒールで怪我を直し、事故を起した商人達に話を聞く。

「大丈夫でしたか?」

「死ぬかと思ったわ!なぜあいっは自分の邪魔をするだ!」

「本来なら死んで居ましたよ」

「え?」

交差点での事故だった、双方直進でお互いに相手が止まると思っていたらしい。

「向こうが止まればいいんだ!」

「相手が王様でも?」

「う”それは」

皆に聞こえるように話す。

「事故を起したら全て、運転者と車の所有者の責任です!家や壁にぶつかれば自費で修理し、もし人を轢けば、その人の治療費やその後の生活保護もしなければ成りません、そして死亡させれば殺人罪になります!」

ざわめく中、運転を諦める者そして慎重に運転して行く者、そして事故を起した2人の商人が恐る恐る聞いて来た。

「自分達はどうなるのでしょうか?」

「幸い怪我は無いみたいなんで治療費や生活費の保証は無いですが車の修理費をお二人には払っていただきます」

修理費だけで済み安心しているところに質問する。

「どうすれば事故が起きなかったか解りますか?」

『?』

「お互いに相手を思いやり、道を譲れば事故は起きなかったのです、広い荒野なら速度を出しても事故は起きないですが、狭い街中では速度を落し周りに気をつけて運転してください」


事故処理をし規則を決めに戻る。

「ん~0から交通規則作ると成ると大変だね~」

「ええ、なので厳しい処分を作ろうと思います、街中での速度違反や危険運転は、即免許取り消しと車の没収!」

「厳しいね」

「荒野を走るのには、便利ですが街中は、走れるような町並みに成ってないですしね」

車の販売条件に新魔国の発行する免許所持を加え、車の識別ナンバーや年に1度の車検制度を作り規則に加えた。

約1週間で第一期卒業生達を送り出したが、その中にハンソンさんも混ざっていた。


「ハンソンさんも免許取ったの?」

「ああ、最後の試験もバッチシだぜ」

「車は?」

「今はまだ手に入らないが、いずれは欲しい」

「ハンソンさん、新しいもの好きですね~」

「で、頼みが有るんだが」

「なんです?」

「今度車を貸してくれ!」

「え?」

「その~ま~なんだ、ニナをドライブに誘いたくてな、頼む!」


世の男性が免許を持つ理由の半分ぐらいを理解した。





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