地竜
機動力と通信手段を備えた偵察隊が国内を巡回して回りながら、異常が有れば直ぐに対処できるようにして、また兵の移動にゴーレム自動車のトラックを使う事で兵の移動速度も大幅に上がる筈だったのだが。
「騎士達からクレーム?」
「ああ、ゴーレム自動車と同じ速度では、馬が疲れてしまい戦場についた時には使えないそうだ」
「馬をトラックに乗せて移動すれば?」
「車に酔ってしまい直ぐには使えないらしい」
父から話を聞き対応を考える。
「騎士達に馬から下りろとは?」
「言えないよね」
騎士達にとって愛馬は、戦友で在りまた誇りでも有る。
「いずれは降りて貰う事になるけど、今は兵と騎士に分けて運用するしか無いですね 移動の際は馬に合わせるしかないかと」
「それ位しか無いのかな?」
「魔鋼機士の量産化が完成すれば、馬から魔鋼機士に乗り換えてくれる騎士も居るでしょうから、それまでは」
「いや~それが、乗り手が居なくてね」
「え?」
「人気が無いんだよね~ 騎士団から2人パイロットを出すのもまだ決まらなくって~」
「何故?」
「皆、性能を知らないからかな~あんなオモチャに金を掛けずに騎士団の増員をした方が良いと考える人の方が多いしね」
「確かに動かした時、見ていた人は少ないし戦闘は誰にも見せて無いから高価な置物に見えるか」
父と話の最中に兵が慌てて報告に来た。
「大変です!今、偵察隊より報告があり。地竜が此方に猛スピードで進行していると!」
「地竜だと?」
「は!“国境の竜が住む森”から現れた地竜が、村1つを壊滅させそのまま此方に向かっている。との事です」
「兵を集めよ!直ぐに出撃の準備を!」
「は!」
「父上、先に出ます!」
「ああ、頼む、但し手を出さないように!傷つけないように!」
「出来る限り あとで無線で連絡します」
魔鋼機士に乗り込み、“国境の竜の住む森”に向かって飛ぶ。王都から国境の竜の住む森までは約200キロほどの距離が在るが、半分位飛んだところで地を駆ける地竜を発見する。
「見つけた!聞こえるマサト?」
「ああ、聞こえる、今どの辺り?」
「王都から北東約100キロ、時速、約100キロで王都に向かっている。体長約30メートルのガメ〇みたいな生物で合ってるよね?」
「恐らく、空を飛んで無いなら、ガ〇ラでは無いな。それに地竜を見た事が無いから判らない」
「取り合えず、攻撃する?」
「却下!様子を見ながら説得してくれ」
地竜の周りを飛びながら地竜に話しかける。
「止まってください!」
「とまれ~」
「お~い 聞こえてる?」
脇目も振らず前に向かい走る地竜、目の前を飛んでも見向きもされない。
「あ~言葉も聞こえないみたいで目にも映ってないみたい、説得は無理だわ~」
「諦めないでよ!王都から30キロの所に軍を展開した。此処を最終防衛ラインにしたから」
「威嚇攻撃の許可を!」
「当てないでよ」
地竜の前方を攻撃し地面を爆破する、爆破する位置を少しづつ近づけていくがスピードは落ちない。
「あ~効果無かったみたい」
「余裕そうだね?」
「相手にもされて無いからね、どうしよう?」
王都まで50キロを切った。
「何としても止めて!」
「シールド全開!」
シールドを展開し地竜の正面から体当たりする。
「うおおぉ~」
シールドで地竜を受け止め押し返す。
「おお~ニューガ〇ダムは伊達で無いところを見せてくれ!」
全力で押し返そうとするがまったくスピードが落ちない。
「ん~やっぱり無理みたい」
「何故?」
「いや、空中に浮いてるんで踏ん張り利かないし~」
王都まで40キロを切り最終防衛ラインが見えてきた。
「どうする?このままだと兵達も踏み潰されてお終いだけど?」
「攻撃を・・・・・・許可する」
地竜から離れ、兵との中間地点まで後退しライフルで地竜の前足を攻撃する。雄たけびも上げず、傷ついた足を気にする事も無く地竜が突込んで来る。
剣に持ち替え魔力を流し構える、魔力を帯び光り輝く剣で地竜の首をすれ違いざまに切り落とす。首を失った地竜がそのまま走り過ぎ、1キロほど走った所で足を絡ませ兵達の前で地に伏せた。
「やったのか?」
「マサトそれフラグ!」
「え? まさか立ち上がたりしないよね?」
「・・・・・・」
地竜はピクリとも動かない。
「脅かさないでよ、でもコレで終わりだよね?」
「あ、それもフラグ」
「グゥァァー!」
ドラゴンの雄叫びが後ろから響いてきた。
忙しくしばらく書く事が出来ませんでした。すみません。
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