ゴブリン
翌朝、刀を受け取るため、城を抜け出す。表門も裏門も警備が厳しくなっていた。
ロープに小さな碇を付け、壁の向こうに投げる。
(よし。上手く引っ掛かった。)
そのままロープを使い、壁に上り、ロープを回収、反対側にフライの魔法で堀を越えてふわりと着地。
(このやり方なら、魔力の消費も少なく行ける。) そのまま、町に向かって歩き出した。
鍛冶屋に着いて、刀を受け取る。鞘も小さく作り直していてくれた。
「坊主、名前は、何とゆう?常連に成るんだから、名前ぐらい覚えとかないとな。」
「ああ、ジークです」
「ジークか、これからもよろしくな。 ワシの名はジムじゃ覚えておいてくれ。」
(そういえば、あの冒険者さんの名前も聞いてなかったな。てか、名のたのコレが初めてじゃないか?)
「そういえば、あの冒険者さんは、よく来られるのですか?」
「ああ、ハンソンの事か?あいつとは、腐れ縁でな。」
「へぇ~」(ハンソンさん、か~覚えていこう)
話が長くなりそうなんで、さっさと移動する事にした。次は、冒険者ギルド の前の食堂。
朝食とお弁当を2つ頼み。話を聞く、何でも昼間は食堂、夜は酒場になるそうだが、晩飯も食えるらしい。 お弁当を受け取り、準備が整ったので、町の外にでていく事にする。
町の周りを囲っている城壁は大きく門も大きいが警備の兵は少ない、フードを深くかぶり、そのまま素道り、できた。
取りあえずの目標は、ゴブリンだが、どの辺り居るんだろう?森が在る方に取り合えず進んで見る事にした。
自分にブースト魔法(身体強化)を掛けて移動してみる、楽に走れて疲れない。
ジーク(ブースト魔法掛けてから、城を抜け出せば良かった。そうすればもっと楽が出来たのに。)
などと考えている、間に、森のそばまで来ていた。
取り合えず、薬草を探して見る、依頼は出てないが買い取ってはくれるらしい。 ・・・・安くだけど。
しばらく探していると、森の方から音がして、ゴブリンが5体出てきた。
ジーク(これが、ゴブリンか~緑色の肌に、自分と同じ位の背丈なのが1体あとは自分より少し低いかな?それに皆、筋肉ムキムキでなんか、きしょくわるい。)
ゴブリン4体が自分の周りから少し離れて取り囲む。 1番デカイのがニタリと笑った。 瞬間1発の銃声が響き渡った。
ジーク「ブーストのお陰で、問題なく撃てたな。」
1番大きかったゴブリンは、眉間に穴が開き、後頭部に大きな穴を開け、倒れていた。相手が子供だけに反撃は無いだろうと安心していた。他のゴブリン達は、動けずに倒れたゴブリン見ている。
「ん~ゴブリン相手だと、銃では、オーバーキルだな。」 銃をしまい、刀に手を掛ける。
いっきに駆け寄り、まだ、コチラを向いていない、前方のゴブリンを居合い切りで斬る。右の脇腹から左の肩にすんなりと、斬り抜けた。すぐに右のゴブリンに襲い掛かる。右首筋から左脇腹に斬り抜ける。残りのゴブリン2匹が、それぞれ剣を振り上げ襲ってくる、左のゴブリン左をすり抜けざまに刃を当てながらすり抜けた。刀はのゴブリン体の半分ぐらいまで入り、斬りぬいた。傷を抑え、のたうち回るゴブリンを見、最後に残った。ゴブリンを見る。そしてゆっくりと近づく。 「ファイヤーアロー!!」大きな魔法の掛け声に驚き、飛びのけて、ゴブリンから距離を取る、空から炎の矢がゴブリンを貫く。空を見上げると、そこには。・・・・・・・御祖父ちゃんが、浮いてた。
「ジーク!大丈夫か?怪我は無いか?」
「御祖父様、なんで?」
「危なくなったら、助けようと思ってな。 お前が冒険者に成ろうとしてるのは、聞いて居るし、昨日も城を抜け出した。今日も抜け出すのではないかと、見張って、おったのじゃ。」
「で?今の場面が危なかったと?」
「銃声が聞こえ。急いで飛んでくれば。ゴブリンが1体、孫のすぐ前に居るではないか、あせったぞ。」
「え~と。御祖父様。周りをよくご覧ください。助けに来てくださった事は、嬉しいのですが。」
周りには、5体のゴブリンの屍骸が転がっている。
「1,2,3,4,5・・・・・5体のゴブリンに襲われてたのか?すでに4体倒した後?」
「最後の1体は、魔法の練習台にしょうと思ってたのですが。」
「ひょっとして、邪魔した?」
「良いですよ。助けに来てもらえた事は、嬉しかったですし。 それよりも、教えて貰いたい事と、お願いしたい事が、あります。」 笑顔でお願いする。
「ん?何じゃ?」
「地面に大きな穴を開けれる魔法は無いですかね?」
「そんな事、ワシの攻撃魔法なら町1つ飲み込む様な、クレーターができるぞ。」
「いや、そうではなく。ゴブリンの屍骸を埋める、穴が作れないかなと? 後、爆発は、無しで。」
「それなら、アースの魔法じゃな。」 地面に手を着き丁度良い穴が出来上がる。
「では、少し待っていてください。」
そう言って、ゴブリンの魔石を回収し、屍骸を穴の中に入れ。魔法の”ファイヤー”で燃やした。
「なぜ?燃やす必要がある?」
「生き物は、死ねば、腐り、また腐れば、そこから病原菌が発生します。」
「病原菌?」
「はい。色んな、死に至る病です。 ですから、ただ埋めるだけでなく、燃やす必要が有るんです。」
燃えきって灰になった所で、アースの魔法で元に戻す。
「もうお昼ですね、御祖父様、一緒にお弁当を、食べませんか?」
マジックバックから、お弁当を2つ取り出し、2人で食べながら話をする。
「それと、お願いなんですが。城を抜け出して冒険者をする許可をください。」
御祖父様の手の中の、お弁当をチラ見して言う。
「う、・・・高い昼飯になってしもうた。」
「有り難うございます。御祖父様。」
お弁当を食べ終わり、王都に戻る事にした。




