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理想を現実にする異世界転生  作者: 草原 草原


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第11話 達成-クリア-

「お兄ちゃん、大丈夫?緊張とかしていない?」


 山を下りている途中、ニューがいきなり聞いてきた


「大丈夫だが、いきなりどうした」


「・・・お兄ちゃんって前世で動物殺したことある?」


 一拍置いて、ニューが真剣な表情で聞いてきた


「虫くらいならあるが、獣系はない」


 僕も真面目に答える


「普通ね、初めて動物を殺した人は罪悪感を持ったり緊張し続けたりするの。人によって程度の差はあるけど・・・私が今まで見てきた人の中で一切変化がない人は見たことない」


 ニューは前世では特殊な警察のような仕事をしていたらしい。その中で人を殺したこともあるらしいし、そういう訓練も受けていたらしい。そのニューが言うんだから、恐らく大抵の人は動物を殺すとき何かしらの変化があるのだろう


「・・・おもいあたる理由があるんだ。でも、長くなるから夜まで待ってほしい」


 僕も真剣に答える


「?分かった」


 ニューは疑問に思いながらも、一旦は引き下がってくれた




 日が落ちる前にはギルドに戻ることができた


「え!?もう、討伐されたんですか」


 ゴブリンエンペラーを倒したことを報告すると、受付が驚いた表情で対応し始めた


「これが魔石です」


「・・・はい、確認しますね。・・・紛れもなくゴブリンエンペラーの魔石ですね。巣の状況も知りたいので他の魔石も出してもらえますか」


 とりあえず一番大きくてきれいな魔石を出すと受付の人がすぐに鑑定してくれた


「えっと、このテーブルに収まりきらない気がするんですが」


「そんなに多いのですか。ゴブリンエンペラーの巣ですもんね。ちょっと待っていてください」


 受付の人が奥からかなり大きな箱を持ってきて、テーブルに乗せる


「この中にお入れください」


 言われた通りに魔石を箱の中に入れる。不思議なことに箱に入れた魔石はどんどん消えていく


「お兄ちゃん、魔道具だよ!これ!」


 ニューが大はしゃぎしている。魔道具と言っても2種類の定義があり、広義で言えば魔石を使った道具であり、身近なところで言えば電灯などが一応魔道具に分類される。が一般的に魔道具と言えば、魔石に魔法を纏わせた高度な道具であり、希少性が高く高価なものが一般的である


「この箱には集計機能が付いていてですね、同じようなモノを複数入れると入れた個数が分かるんですよ」


 自慢げに受付の人が答える


「これで全部ですね」


「ありがとうございます。ゴブリンキングが30体にゴブリンロードが70体、ゴブリンナイトが200体・・・ゴブリンが500体ですか。分かってはいましたけど、とんでもない規模でしたね」


 この世界では魔物の名前にある程度法則性があり、上位種から順にエンペラー、キング、ロード、ナイト、通常名のみ、となっているらしい。でもゴブリンエンペラー以外、レインバレットに貫通されていたような・・・気にしたら負けなんだろう


「はい、確認できました。依頼達成です。ありがとうございました。こちら報酬の金貨5枚です。ところで魔石は売っていかれますか」


 魔石は色々なことに利用できるらしいが、自分で扱うより専門職が作ったモノを買う方が安いし長持ちするらしい。結果、売る人が大半を占めているらしい


「じゃあ、ゴブリンナイトの魔石100個以外は全部売ります。100個だけもらえますか」


「はい、分かりました」


 受付の人が箱に何か操作をすると、箱の中に魔石が100個だけ現れた


「お兄ちゃん、全部売っちゃえば良かったのに」


「魔道具を作ってみたいと思ってな。中品質の魔石を少しだけもらっておくことにした」


「ふーん」


 ニューはそれ以上は突っ込まなかった


「こちらが魔石の買取金額となります。ゴブリンエンペラーの魔石が金貨10枚かける1、ゴブリンキングの魔石が金貨1枚かける30、ゴブリンロードの魔石が銀貨10枚かける70、ゴブリンナイトの魔石が銀貨1枚かける100、ゴブリンの魔石が銅貨5枚かける500で合計金貨48枚と銀貨25枚です。ご確認ください」


 受付で金貨48枚と銀貨25枚が渡される


「ありがとうございました。『ストレージ』じゃあ帰ろうか」


「お兄ちゃん、ところでなんだけど・・・チャーティー先生ってどこにいるの」


「・・・どこだ?」


 完全に忘れてた




 チャーティー先生は冒険者ランクがゴールドらしく、プラチナランクの依頼についていくと危ないためギルドで一人寂しく食べて待っていた。お酒は我慢したらしい


「「チャーティー先生、置いていってしまってすみませんでした」」


「え、ああ。それは大丈夫ですよ。・・・強いのは知っていましたが、プラチナって強すぎじゃないですか」


 思ったよりあっさり許してくれたが、その後、小声で愚痴っていた。ゴールドとプラチナには結構な差があるらしく、70%くらいはゴールドランク以下で冒険者を終えるらしい


 今日知ったことだが、チャーティー先生は結構引きずる性格らしい。帰り道の間、ずっと僕たちよりもランクが低いことを小声で僻んでいた


[ちょっとだけ補足]通常名を持つ通常種にも個体差があり、一部の通常種は上位のナイト種よりも強いことがある。しかし魔石の価値はナイト種の方が高いため強い通常種に当たるとかなり不運である


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