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異世界に呼ばれたオタク女子 スキルが多すぎて使いこなせない件  作者: Melody


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6/11

おじいちゃんにこき使われる オタク女子

拠点に戻って来たサクラ、

何故か怒っているおじいちゃん…

凄い速さで戻って来たサクラと太郎君、

後ろの方では何かを叫びながら飛んで来るフィー、


サクラ達は走って来たとは思えない程、

涼しい顔で歩き出すと、

「あれ?おじいちゃんは何処だ?」

キョロキョロしていると、


草原のど真ん中に置いてある、

ベッドの上に座って居るおじいちゃんを見つける、

「あんな所に座ってるよ」


呆れたサクラはおじいちゃんの近くまで行くと、

太郎君を見て驚いたおじいちゃんは、

「何だその大きな人形は?」


「人形って言うな!

この子が今朝話した友達の太郎君だ!」


サクラはおじいちゃんに冷たく言い放ちながら、

ベッドからおじいちゃんをどかして、

「太郎君エルフのお兄さんをここに寝かせて」

太郎君は頷くと、優しくエルフを寝かせる。


おじいちゃんはそんなやり取りを気にも留めずに、

小さい声でささやいた、

「えっ?今朝話してた太郎君って…

人形だったの?」

おじいちゃんは可哀想な子を見る様に、

サクラと太郎君を交互に見てる。


サクラは両手を腰に当てながら、

「だから人形って言うな!

太郎君は家族で親友なんだよ、

ま〜感性の乏しい方には、

理解は難しいと思いますけどね〜」


おじいちゃんは、

サクラの嫌味にフンッと返すと、

「そんな事よりサクラ、

おぬし、火の魔法を使っただろ」


サクラは驚きながら、

「えっ?何で知ってるの?」


「知ってるも何も」

おじいちゃんは黙って山の中央の崖を指を差し。


その時フィーがヒーヒー言いながら戻って来た。

「サクラ、

置いて行くなんて酷いよ」


「あっごめん、ごめん、

太郎君の出現に驚いちゃって、

急いで帰って話がしたくって…」


フィーは呆れた顔で、

「もう良いよ、

エルフはまだ寝てるの?」


「そうだねあんなスピードで走って来ても、

目を覚まさなかったよ〜」


「え〜うそ〜」とフィーが驚いた後、

サクラとフィーは目を合わせながら笑っている、


そんな2人のやり取りを見て、

おじいちゃんはちょっと強めな口調で、

「だから!サクラあそこを見ろ!」


サクラは「え〜何を〜?」と言いながら、

おじいちゃんが指を差した方を見る。


「何も無いじゃん」


「よ〜く見てみろ、

穴が開いてるじゃろ!」


「え〜穴?」

おじいちゃんに言われて、

崖を見つめていると、


地面から100メートル当たりに小さい穴があった。

「う〜ん…あれの事か?

良くあんなの気が付いたね、

あれがどうしたのさ?」


おじいちゃんは真面目な顔でサクラを見つめると、

「わしがベッドの上に座っていたら…

突然火の柱の様な物が飛んで来て、

飛んで来た火の柱はあの崖にぶつかり、

深い穴を作った…おぬしじゃろ?」


「おおお〜

あんな遠くから放った火のバズーカーが、

ここまで届いただとぉ〜」


「おぬしは何を喜んでおる、

山を貫通したんだぞ」


「えええ〜嘘だ〜」


「嘘じゃ無い!

だから後でちゃんと直しておくんだぞ、

それと、こんな吹きっさらしに、

エルフを寝かせるのは気の毒じゃ、

何処かに家を作ってやれ」


サクラは

おじいちゃんの言葉に驚愕して、

「アタシはその吹きっさらしに、

一晩中置かれていたんだが?」


おじいちゃんは、

「何言ってるっじゃ、

おぬしとエルフじゃ作りが違うだろ、

大体このエルフこんなに痩せてるぞ」


「作りって何だ?

どう見てもアタシの方が弱いに決まってる、

身長も小さいし、女の子だぞ」


サクラの言葉に、

フィーが「ぷぅ〜」と吹き出し、

「弱い女の子は、

わざとギガントボアの突進に、

当たろうなんて考え無いと思うよ、ぷっ」


フィーの話を聞いて驚いたおじいちゃんは、

「何の話じゃフィー」


「おじいちゃんがサクラは死な無いって言ってたから、

それが本当かどうかギガントボアに当たって確かめようとしてた」


おじいちゃんは呆れた顔でサクラを見てから、

フィーを見て、

「フィーおぬしまでわしを、

おじいちゃんって呼ぶな、

それとサクラ…おぬしはバカなのか?

エルフを助けられて良かったが…

反省して、家を作りなさい」


「反省してって意味わから無い、

どうなっても知らないって言ったら、

大丈夫ってジジイが言ってたんじゃん、

後さ〜簡単に家を作れって…

少しは休ませろ」


その時太郎君も「そうだ、ジジイ」と加勢してくれた、

おじいちゃんは太郎君を見て、

「何だおぬし喋れるのか?」


太郎君は頷いて、

「マスター、天才、バカって言うな、

少し休ませろ」


「太郎君…ありがとう」


おじいちゃんは呆れて、

「凄い忠誠心だの、

でも、ほれ、エルフだって家に住むのだろ?

わしには良く分からないんだから、

サクラが気を利かせてくれないとのぉ〜」


サクラはおじいちゃんを睨みながら、

「家を作れって言ってもね、

何魔法を使うの?」


「おぬし…普通に温泉とか作ってただろ」


「チッやれば良いんでしょ!やれば」

サクラは手で顔を覆うと目を閉じて、

「将来住んでみたいと思った家は…

海外ドラマで観たテラスのある大きな一軒家…

こんな感じか?

ハウス出て来い、

ハウス、ハウス、ハウス」


手を顔から離して前を見ると何も無い、

「アレ〜また出ない」


フィーがサクラの顔の前に飛んで来て、

黙って後ろを指差すと、

後ろには二階建て位の高さの犬小屋が3つ並んでいた。


「はぁ〜?どうゆう事?

犬小屋って…あ〜ハウスって、

言ってたな犬に、だからって…

あと、魔法が後ろに出たり、前に出たり、

出なかったり、出たり…

検証が必要だな!」

サクラは何も無かった様に腰に手をやり遠くを見つめた。


「サクラ…人が住む家とはこれか?

おぬしはこれに住んでいたのか?」


おじいちゃんの質問に

「そんな事あるわけ無いじゃん、

アタシのイメージが乏しかったんでしょ」

はぁ〜っとため息をつきながら、

犬小屋を良く観察して見ると、

「あああああ〜これって、

アタシが初めて貰ったバイト代で買った犬小屋だ」


そう言って犬小屋マジマジ見て、

「ほらあそこにイチロウって書いてある、

中にはフカフカシートも敷いてあるし、

でもこれは…

2年しか使ってもらえなかったんだよね…」


サクラが寂しそうな顔をしたのでフィーが、

「何で?」と声をかけると、


「買った時はもうおじいちゃん犬だったからさ、

2年後に虹の橋を渡っちゃったんだ〜

懐かしいなぁ〜」


そんなサクラを見ておじいちゃんは

デリカシーの無い事を言い放つ、

「これは犬小屋だったんじゃな、

そんな過ぎた事より、

目の前のエルフの事を考えろ、

大体3つも出してどうするつもりだ」


サクラは「チッ」と舌打ちしてから、

「ハウスを3回言ったからじゃ無い?

まだ魔法が分かって無いのに、

無茶振りし過ぎでしょ、

これでも雨風は防げるんだから、

取り敢えず中に運んであげなよ、

おじいちゃん!」


そう言いながらサクラは肩を落として、

フラフラと森の方へ歩いて行くと、

サクラが作った道の奥から何かがやって来るのが見えた。

良く見るとさっき会ったホーリーウルフの群れ、

「何か来るよ、

さっき会ったホーリーウルフだよね?」


サクラがフィーに声をかけると、

「えええ〜本当だ、

ルーアどうしちゃったんだ?

こんなに無防備に姿見せちゃって、

しかも群れでだよ、子供もいるのに」


おじいちゃんも慌ててホーリーウルフ達を見て、

「どうしたルーア、

何か有ったのか?」


ルーアはおじいちゃんの事などガン無視で、

真っ直ぐサクラに向かって行く、

サクラの前まで行くと、

何かを伝える、

「え?手を出せば良いの?」


ルーアは頷いて、

サクラが両手をルーアに向けると、


ルーアは口に咥えていた赤い大きな魔石を、

サクラの手の上に乗せた。

「うおおおお〜何じゃこれ〜、めっちゃ綺麗」


サクラは嬉しそうに太陽に向かってかざして見る、

「凄く綺麗だよ、

これをアタシにくれるの?」


ルーアはサクラを真っ直ぐ見て、

何かサクラに伝えている。

「ああ、あのギガントボアの、

魔石なんだ、凄く大きいね、

これ何に使うの?」


ルーアは軽く首を傾げるだけで…


「そっかウルフ君にもわから無いんだね、アハハ、

じゃあ遠慮無くもらっておくね、

所で…さっきは気が付かなかったけど、

ウルフ君スッゴク大きいんだね、

地球の馬位の大きさあるんじゃ無い?」


そう言いながらサクラは、

ルーアの体を観察してると、

おじいちゃんとフィーが、

「ルーア、わしを無視するな、

サクラとは会話してるのか?

ならわしとも話をしよう」


フィーはおじいちゃんを押し退けて、

「おじいちゃんの事はどうでもいいよ、

ルーア、もしかしてサクラはさ…」


ルーアはおじいちゃんを横目で見て、

フッと鼻を鳴らしてから、

フィーを見て軽く頷く。

フィーは嬉しそうに高く飛び上がると、

「やっぱりそうだったかぁ〜

いや〜あまりにもおバカに見えたから、

違うのかと…

気高いホーリーウルフが、

こんな無防備なんだもんね」


喜んでいるフィーを見て、

おじいちゃんは何が何だか理解出来ず、

「だから説明をしろ、サクラ〜」


ルーアをマジマジと観察してたサクラは、

おじいちゃんの無茶振りに、

「はぁ〜?何でアタシ?

アタシは何も知らんがな、

それよりウルフ君…体を少し触っていい?」


ルーアは頷いてサクラの頭に鼻を付けて、

クンクンすると、

「えっ?いいの?

じゃあこれからはアタシもルーアって呼ぶね」

サクラはだらし無い顔で返事をした後、

ルーアをモフモフし始める。


それを羨ましそうに眺めていたおじいちゃんが、

「何か凄く不愉快な光景なんじゃが、

わし達の方が懐かれて当然じゃろ?

あの無愛想なホーリーウルフが…」


フィーがフワフワと飛びながら、

「まー仕方ないんじゃ無い、

今までがね…」


「何の事じゃ?」


「私の口からは言え無いよ、

いつかおじいちゃんも気がつく日が…それは無いか」


サクラはおじいちゃんに、

「おじいちゃん、

犬小屋はルーア達が使いたいって言うから、

エルフのは待ってて〜、

そうそうルーア、

犬小屋一つはアタシが使うから、

後2個は自由に使って、

狭い様ならもっと作るからね」

ニコニコ笑いながらルーアを眺めて、

何か忘れてる様な気がしたサクラ、

「後…何か言われた様な…

あ〜穴か、あんな小さい穴、

ほっといても大丈夫だと思うけどね」


「駄目じゃ!ちゃんと元に戻せ」

おじいちゃんは、

サクラに八つ当たりの様に命令する。


それを見てた太郎君が、

「黙れジジイ、

お前がやれ、マスターに命令するな!」


サクラは太郎君がおじいちゃんに、

言い返している姿に感動して、

「太郎君、ありがと〜

あのおじいちゃんはね、

地の精霊王様なんだって、

でもあんな小さい穴も埋められ無いらしいから、

アタシがやるしか無いんだよ」

そう言いながら太郎君の背中に手を当てて、

ウンウンと頷いているサクラに、

おじいちゃんは悔しそうな顔をしている、

そんなおじいちゃんを見ていたルーアが、

冷たい顔でおじいちゃんを見て鼻を鳴らした。


サクラは崖の下まで走って行き、

上を見上げながら、

「ね〜フィー、

ちょっと穴どんなか見てもらえる?

貫通したなんて絶対嘘だと思うから」


「良いけど、

サクラもジャンプすれば良いのに」


「あそこ迄は無理っしょ」


「風の魔法を纏ってジャンプすれば、

そのまま上に飛ぶイメージで行けるんじゃ無い?」


「なるほど!

フィーちゃんありがとう!

おじいちゃんより全然役に立つ」

泣き真似ををしながらフィーにお礼を言う、


サクラは風を纏いジャンプすると、

20メートル程上がり、

上に飛んで行くイメージをするが、

ゆっくりと下に落ちてしまう。


「飛ぶイメージ、ムズイな」

近くで見ていた太郎君が、

「マスターが、やってたゲーム、

靴に、羽があったやつ」


サクラは目を見開いて、

「あ〜あれね〜

太郎君良く覚えてたね!

よし、そのイメージでやってみるよ」


サクラはスニーカーから羽が生えるイメージをすると、

本当に羽が生えて来て、

「うひょ〜羽が生えた、

でもなんかフィーの羽と一緒?

ま〜良いか、イメージしやすい」


サクラは風を纏い、

羽がパタパタと羽ばたき、

体が浮いてゆっくりと浮き上がって行く。

「行けた〜行けたよ、

フィー、太郎君、ありがとう〜」


そう叫びながら上がって行くと、

先に穴を覗いていたフィーが、

「貫通なんかして無いじゃん」

そう言ってサクラを見ると、

サクラは飛べた感動でそれどころでは無かった、

右や左に上に下にと飛んでいる、


「サクラ〜何遊んでるの?

おじいちゃんが言ってた事は嘘だよ、

貫通なんかしてない」


「やっぱりな、

フィーありがとう、

取り敢えず元に戻すイメージするから、

穴が塞がるか見てて〜

嫌がらせにフルパワーで直してやるぜ」

そう言ってサクラは地面に戻り、

崖を抱きしめると、

「崖よ元に戻れ〜」そう叫んだ。


次の瞬間、

山の鼓動が聞こえた様な「ドックン」と音がして、

山が一瞬金色の光に包まれた。


突然何が起こったのかわからないおじいちゃんは、

「何だこの鼓動は?

山から?山なのか?」


おじいちゃんは山を見上げて、

さっき迄とは違うエネルギーを発している山を見て、

「何じゃこれ〜」

驚き過ぎてそのまま尻餅をついてしまった。


次の瞬間、

空から白い光がおじいちゃんの前に降りて来て、

光の中から、星神が現れる。

「テール!何があった?

山に凄いエネルギーが」


星神の凄い剣幕に、

ビックリして固まっていると、

色々な方向から光が飛んで来て、

おじいちゃんの周りに集まって来る。

「何事だ!」

「今の光はどこから来た?」

「ちょっと〜ビックリしちゃった」

飛んで来たのは精霊王達、

さすがの精霊王達は、

異常なエネルギーの放出を感じて飛んで来たのだ。

着いて早々おじいちゃんに詰め寄る精霊王達、

おじいちゃんも状況が理解出来て無いので、

オロオロするだけだった。

そんなおじいちゃんに対して星神が、

「テール、まずは落ち着いて、

今のエネルギーはこの山から放出されましたよね?

何があったか分かりますか?」


おじいちゃんは、

目をパチパチして星神を見上げると、

何とか落ち着きを取り戻して、

ゆっくり立ち上がり、

崖の方を指差して、

「多分、あそこにいるおバカな子のせいかと」


みんなが揃って、

おじいちゃんが指を差した方を見ると、

サクラとフィーが笑いながら飛び回っていた。

「あれはサクラさん、

もう飛ぶ魔法を使いこなしているんですね、

それで、サクラさんが何をしたのですか?」


「それは本人に聞かないと分かりません」


そんなやり取りを遠くからほくそ笑んで見ているルーア、

そしてもう1人星神達の話を聞いている者が、

そうノルである、

ノルは山の鼓動に驚き目を覚ましていた。

自分がピンク色のベッドで寝かされている事に驚き、

暫く様子を見ようとしてたら、

凄い光と共に星神と呼ばれる者が降りて来た。

星神が声を掛けたのはテール?

確か精霊王の名前にその名前の者が居たはず、

そんな事を考えていると、

今度は9人現れ、

様子から見て、多分精霊王達、

ノルは望みが叶うかもしれ無いと興奮気味に、

様子を伺っていると、

ある者が混ざり話が変な方向に向かって行った。


遠目で様子を伺っていたルーアが、

ゆっくりと星神達に近付き、

「星神久しぶりだな、

良くこの場所に降りて来たもんだ、

我らに合わせる顔が有るのか?」


声を掛けられた星神は振り向いて、

「ルーア…良かった無事だったんだね」


ルーアは歯を剥き出して、

「何が無事なものか、

我らがこの森の変化を、

何とかして欲しいと頼んだのが20年前、

お前らは何も出来無いと言った、

それから仲間を30匹程ギガントの奴らにやられた。

そんな中寄り添ってくれたのが精霊達だ、

精霊達は毎日森を見回りギガントの場所を連絡して来た。

それでも被害が出た我らは、

毎日全能神様に願いを送った。

全能神様は我らに応えてくれて、

ある者を星神に託すと言って来た、

その方が来れば全てがいい方向に行くと仰った。

それから2年誰も来なかった。

我らの仲間が2年の間に10匹以上、

ギガント達にやられたのだ、

多分あのマスターはお前が呼んだ者、

そうだろ?」


ルーアの話に星神達は言い訳も出来ずに俯くだけ、

星神は悔しそうに拳を握って、

「申し訳ない事をした…精霊達がそんな事を…」

精霊王達も何も言えずに星神を見ていたが、

テールもといおじいちゃんが、

「ルーア、ちゃんと話が出来るでは無いか?

わしらに対して憤慨していたのだな…

でもフィーは違ったのだろ?

何故言葉を交わすのを拒んだのだ?」


ルーアは怒りをあらわにし、

「ジジイだったか?

お前なんかとは目も合わせたく無い、

フィー達はお前らと直結の仲、

こちらの事は何も知られたく無かったからな」


そんなルーアに星神は、

「ルーア…取り返しのつか無い事になってしまい、

申し訳無いが…

私も皆を守る為、星を守る為、

他所からの異物を入れて良いのか…

2年も悩んでしまい…

仲間がとんでも無い事になってしまって、

言葉も無いよ」


図太いおじいちゃんはルーアに、

「ルーア、

お前はサクラが頼りになると感じているのだな?

サクラはエルフを助けに行ったのに、

ギガントボアにぶつかって、

死ぬかどうかを試そうとするアホだぞ」


おじいちゃんの話に星神達はビックリしてサクラを見ると、

相変わらず楽しそうに飛んで遊んでいる。


ルーアは呆れた顔でおじいちゃんを見て、

「だからお前らはバカなんだよ、

何も分かって無い、

大体ジジイはフィーの話を聞いただけ、

その場を見てなかっただろ、

我は見ていた、

マスターは、ギガントボアも殺したく無かったんだ、

何とか殺さずに遠くに追いやってしまおうとしてた。

下手したらこの草原まで飛ばされ続けようと思ったかもな、

マスターにはモンスター達に魂が無い事を知らない、

ただ殺りくだけを繰り返すモンスター、

それさえも殺すのを躊躇していた。

お前らがちゃんと説明しなかったからだ。

フィーが可哀想になり、

殺してしまったがな、

その時小さい声で、ごめんなさい、って言ってたよ」


「何故そんな事が分かる?

サクラは何も言って無かったぞ」


ルーアは顔を横に振ると、

「お前らいつからそうなった?

見た目じゃ無いマスターの魂を覗いたか?

マスターのオーラを観察したか?

あんな純粋な魂を見た事が無い、

マスターはどんな時でも周りの空気を柔らかくする、

あそこで遊んでいるフィー、

あんな姿20年以上見た事ない」

ルーアは言い終わるとサクラ達の方へ走って行った。


その後ろ姿を眺めながら精霊王達は深い溜息をついて、

鉱物の精霊王ピエールが、

「あの子の個性的な発言とかに惑わされていたのかもね、

でも精霊達がそんな事してたなんて…

私達も何か出来る事をもっと探していれば、

被害も少なかったのかしら…」


話を聞いていたおじいちゃんが、

「今更悔やんでも仕方ない、

さっきサクラに言われたんだが、

わしは感性が乏しいらしい、

何が出来るか?何て想像もしなかった、

ただの言い訳じゃがの、

確かにルーアの言ってる事も何と無く分かる、

まだ数時間しか過ごして無いが、

ずっと前からの知り合いの様な感じになるんじゃよ、

フィーもそうだったの、直ぐに打ち解けていた、

不思議な娘だ、

星神様、ルーア達の怒りは仕方ない、

これから我々も努力して向き合って行きましょう」


星神は頷いて、

「全能神様がサクラさんをお選びになったのも、

きっと理由があったのでしょう、

私達には無いもの、

もしくは忘れてしまったものを、

サクラさんが思い出させてくれるのかも知れませんね」


全てを聞いていたノル、

精霊王様達が使い物になら無い?

星神様も?

期待外れだった事に動揺しているノル、

そこにサクラが星神様達の所にやって来て、

「なになに〜みんな集まって暗い顔して、

あっそれと、エルフのお兄さん目が覚めたみたいだね、

お兄さんは何故山に来たの?

この山は相当な覚悟が無いと登ら無いんでしょ?」


サクラに声を掛けられて、

思わず飛び起きてしまったノル、

(この女の子が何とかしてくれるのか?)

ノルの様子をニコニコ笑いながら見ているサクラであった。






















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