↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれたオタク女子 スキルが多すぎて使いこなせない件  作者: Melody


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
45/49

わがまま精霊王と オタク女子

再び精霊王達との絡みです。

獣人国から拠点に戻って丸2日が過ぎていた。

拠点に帰る前にシャルモンに、

獣人の種類はこれだけなのかと尋ねると、


「いや、もっといる、

今日村に来たのは協力関係を結んだ種族だ、

クマ族も大きい種が今日来ていたが、

小さいクマ種族もいる、

後はウサギや鳥、後は確か…

キツネとタヌキもいると聞いた事がある、

獣人も一枚岩じゃ無いから、

私が知らない種族もいるかもな」


そう言っていた。

それからのサクラの思考は、

(小さいクマだって?

絶対会いたいじゃん、

後キツネとタヌキだと?

鳥ってどんなだ?顔が鳥で体が人間って事?

クッソ〜直ぐに探しに行きたいが)


そんな事を拠点で考えながら周りを見ると、

何かを言いたそうにしている精霊王達とノル達、


(アイツら絶対面倒なお願いをしようとしてる、

今はやりたい事があるから却下だ)


テラスの椅子に座っているサクラの横には、

「close-クローズ」の看板が立て掛けてある、

それの意味がよく分からない周りの人達は、

サクラに声を掛けられないでいた。


そこに料理太郎が現れて、

「マスター、ランチを持って来た、

今日はマスターの好きな焼きそばと、

シャインマスカットジュースだ」


「おお、太郎君ありがとう、

シャインマスカット美味しいよね」


太郎は嬉しそうにサクラを見つめてから、

サクラの前のテーブルに並んだ動物達を見て、

「マスター昨日から何をやっている?」


「あ〜これ?

太郎君覚えているかな?

アタシが子供だった頃、

ガラスの動物園が欲しいって親に言ったら、

値段が高いから自分で稼いで買いなさいって言われたの、

あの小さな動物園、

今なら作れるかなって思って作ってたんだけど、

ガラスじゃ無くってリアル動物園だけど、

獣人の国ではネコとクマとサルにしか会えなかったから、

ここまでしか召喚出来なかった」


そう説明しながら5センチのライオンの頭を撫でる、

ライオンの他にチーターやトラ、ネコなどがいて、

他にはゴリラやチンパンジー、日本猿もいたが、

何故かクマだけはぬいぐるみになっていた。



「マスター、クマは何故ぬいぐるみ?」


サクラはニヤニヤしながら、

「クマと言えばぬいぐるみかなって思って、

召喚してみたんだけど、

メッチャ可愛くない?

勿論リアルなクマやシロクマも後で召喚するけど、

この子達をどこに住まわせるかを考え中」


太郎も辺りを見渡して、

「クレアの心配をしている?」


サクラ頷きながら、

「そうそう、また鼻血とか勘弁だわ」


太郎が呆れた顔をして、

「精霊王達がマスターを見ている、

何か頼み事して来そう」


「太郎君も気が付いた?

あっちにいるノル達も何か言いたそうにしているんだよね、

大切な事なら直ぐに声かけて来るだろうから、

きっとしょうもないお願い事だと思うんだ」


「ノル達には私が声をかけて聞いてみる、

マスターはお昼食べてゆっくりして、

今までが忙し過ぎだから」


太郎はノル達に向かって、

「お前達、お昼は出来ている、

早く食堂に食べに行け」


そう太郎が声をかけながらキッチン食堂に戻って行った。

サクラはジュースを飲みながら精霊王達を睨みつけて、

クローズの看板を手で叩く、


精霊王達は諦めて食堂に向かって歩き出して行った、


サクラはため息をつきながら、

「はぁ〜取り敢えず今は召喚に集中できるか」


サクラはリアルなクマを何種類か召喚して、

ニヤニヤしながら召喚した動物達に声をかける、

「みんな、これから仲良くしてね、

何か要求があったら遠慮無く言って欲しい」


そこにライオンが、

「マスター、特に要求なんか無い」


「でも寝床は欲しいでしょ?

干し草が良いとか、

綿で作ったベッドが良いとか、

色々あるでしょ?」


みんな首を傾げて、

「どれも寝た事無いから分からん」


「そっか〜

じゃあ色々作ってみるから、

そこから選ぶ様にしよう」


そんな風に和気あいあいと会話をしていると、


サクラが作った海から、

海の精霊王メールと水の精霊王オールが向かって来る、

サクラは焼きそばを食べながら、

看板を手で叩いてみるが、

メールとオールは構わず向かって来て、


「サクラ、魚人達を保護してくれてありがとうな、

無事に子供も産まれた、

想像してた家とは違ったが、

本人達は住みやすいと言っている」


サクラは魚人の夫婦を保護した時に、

崖側に洞窟を作って魚人の住まいとした、


メールの話を焼きそばを食べながら頷いてから、

再度クローズの看板を手で叩く、


メールとオールは目を細めて、

「それはどんな意味があるのだ?」


サクラは焼きそばを飲み込んで、

「今はクローズ、サクラ商店はお休み、

アタシは休暇中なので、

何のお願い事は聞きませんって事」


メールとオールは目を合わせてから、

ため息をついて、

「サクラ…お前は海を渡る準備が必要だろ?

それには俺達の協力があった方が良いと思うのだが」


サクラは食事を終えてナフキンで口を拭いてから、

「確かに協力してもらえると嬉しいが…、

今は休暇中なので、

海を渡る時に話せば良いでしょ?

今では無い」


メールとオールは口一文字にしてサクラを見つめて、

ただ黙って立っていた、


そこにテーブルの上で動き回っていた動物達が、

「マスター、食事終わったら寝床作ってくれる?」


話出した動物達に気が付いたメール達は、

「また新しい動物を召喚してたのか?」


サクラは得意げに、

「フッフ〜ン、

この前獣人族の所に行ってたからね、

初めて会った動物がいたから召喚した、

新しい動物の家族が増えた、フフ」


メールとオールは呆れた顔をしながら、

「クレアがまた喜ぶだろうな…

それでサクラ…俺は思うんだ、

クレアだけ良い思いをしてるってな、

だから俺達の属性の神獣も召喚して欲しい」


サクラは目を細めてメールとオールを見つめて、

「別にクレアのオッサンの為に召喚して無いし、

他の属性の神獣を召喚する必要性が感じられない」


オールがサクラの顔に自分の顔を近付けて、

「必要性ね?

我ら精霊にとって同じ属性の神獣と会える事は、

とても神聖で属性の能力が上がるんだ、

テールに会ったか?

あの神獣に会ってからアイツは生き生きとしている、

今はオマエが建てた体育館とやらで、

ピエールとボール遊びしているぞ、

あのテールがだ」


サクラはオールの顔を手で押し退けてから、

「テールってだれ?」


オールは驚いてまたサクラの顔に近付き、

「オマエがおじいちゃんと呼んでいるやつだ、

精霊王の見た目は性格が出ている、

テールは何をするにも面倒だと言って、

体を動かすのが苦手だから、

あんな老人の様な見た目だ、

大地はドッシリと構えている方が好ましいから、

テールの性格は仕方無いものだったが…

そんなテールが運動して楽しんでいる、

それは神獣と出会ってエネルギー全開だからだ、

この星の為に全ての属性の神獣を召喚すべきだ」


サクラはオールの顔を両手で挟んで、

「何故、アタシに、頼み事してるのに、

上から目線で話す?」


そこにメールが割って入って来て、

サクラとオールを離すと、


「まあ〜まあ〜落ち着いて、

オールも頭を下げてお願いしなくてはいけない、

たとえサクラに蔑ろにされていてもだ」


サクラは立ち上がり、

「はぁ〜?蔑ろだと〜?

アタシはここに精霊王達の介護の為に召喚されたのか?」


メールが慌てて、

「いやいや、違う、

俺の言い間違いだ、

ただサクラが動物好きって事で、

クレアが良い思いをしているのは確かだ、

でもオマエが全ての属性のゴーレムを召喚してくれたお陰で、

俺達のエネルギーも安定したんだが、

あの神獣を見てから、

俺達も欲が出てしまっただけだ、

でもサクラにとっても新しい生き物を召喚出来るんだぜ、

良い話だろ?」


サクラは椅子に座り直して腕を組んで考える、

「なんかなぁ〜騙されている感じ?

全属性って言ってもさ…

神の姿なんて思い付かないし…

じゃあさ、

それらを召喚したら精霊王達は何をしてくれる?」


メールとオールは目を合わせて困った様に、

「何も考えて無かったが、

サクラの方で何かして欲しい事あるか?」


「ええ〜そんな事は自分で考えなよ」


メールとオールは突然土下座して、

「お願いだ!神獣を召喚してくれ〜」


サクラはテーブルの上から覗き込んで、

「最初から素直にお願いすれば良いのに、

色々理由を付けるからこっちも素直になれないんだよ、

でもさ…海の神は想像つくけど、

水って分からないよ」


メールとオールがガバと顔を上げて、

「それは大丈夫だ、

海と水は同じ神獣でエネルギー補給は出来るはず」


「へぇ〜そうなの?

じゃあアタシが思いつくのは…、

ポセイドン、ネプチューンか?

ああ…ゲームに良く出て来るリバイアサン?

あれは海の怪物か…」


「何だドンドン名前が出て来るな、

その中で1番神聖なやつを召喚してくれ」


「まぁ〜アタシも興味あるから召喚してみるけど、

召喚出来るかどうか分かんないよ、

ユニペガちゃんは馬に会ったからだし、

ポセイドンって人型?考えてみるか」


サクラは目を閉じてイメージしてみると、

何故か「プッ」と吹き出してから召喚する、


テーブルの上に20センチの高さのポセイドンが召喚されるが、

手に三叉の槍を持ち、

何故か足元には波が寄せている、

見た目は肌が水色の筋肉隆々な姿に、

薄い布を腰に巻いただけの姿だった、


サクラは目を開けてポセイドンを眺めて、

「あ〜やばかった〜

最初アニメで見たネプチューンみたいに、

デブのオッサンを想像しちゃったけど、

ちゃんと修正出来たわ」


メールとオールは召喚されたのかポセイドンを見て、

涙を流しながら、

「何と…神々しいお姿」


「本当にそうだな、魂が洗われる」


「要求は飲んだんだから、

一旦、貸ね、

今後何かあったら協力を宜しく」


メールとオールはポセイドンに夢中で、

サクラの話に頷くだけだったが、

オールが「あっ」と何か気が付いた様に、


「そうだサクラ、

海の生き物は召喚しているが、

何故淡水魚は召喚しない?」


「え?淡水魚?

忙し過ぎて考えても無かった、

川や湖があるから良いかなとも思ってたし、

食べれる物優先にしてたしな…

ああ、金魚とかいたら見た目に癒されるよね」


オールはサクラが話に食い付いた事に、

思わずニヤけてしまった、


それに気付いたサクラは、

「なに?してやったりみたいな顔をして、

何を考えているのか知らないけど、

良い事思い付いたから作ってみるよ」


そう言ってサクラは飛び上がりテラスの前に出て、

人が泳げそうな位の大きな金魚鉢を出した、


その中に入ってアイテムボックスから、

色とりどりのクリスタルを出して、

粉々に潰して金魚鉢の下に敷いてから、

水魔法で水を出して、


「水草が欲しいから、

水の精霊王のオッサン湖から取って来てよ」


オールは口を開けて金魚鉢を眺めていたが、

サクラに言われて「はっ」として、


「水草とは?

ここに何を入れるつもりだ?」


「金魚だけど、

錦鯉とかも入れられるか?」


「金魚だと?何だ?」


「えっ?この星は金魚いないの?マジ?

金魚って確かフナの仲間だったはず」


「フナか、それなら分かる、

では水草を取って来よう」


サクラは金魚鉢の中で色々な金魚を召喚していく、

赤デメキン、黒デメキン、リュウキンなどが泳ぎ出すと、

水の中でボコボコ言わせながらサクラが「カワイイ」と叫んでいる、


メールも金魚鉢に気が付いて、

「何だこの魚は、

赤い体なんだな…綺麗だ、

それでオマエは何故そこにいる?」


サクラは自分を指さしてから、

金魚鉢から出て来て、

「いや〜驚いちゃったんだけど、

アタシ呼吸しなくても大丈夫だったんだね」


「知らなかったのか?

誰か教えて無かったか?」


「さぁ?今身をもって知る事が出来たよ、

海を渡るのも歩いて行けるって事か?」


メールは呆れた顔で、

「そんな事したら何年かかると思う?」


「そんなに遠いの?」


「ああ、遠いなぁ、

船で渡る事が出来ても日数はかかるな」


「渡る事が出来てもって…

渡る事が出来ない理由は何さ?」


「海にもモンスターがいるって言っただろ、

船なんか1発で壊されるだろう」


「なるほどね、

じゃあアタシが海を渡るとなったら

船作っても無駄って事か…

何か考え無いと、

あれ?あのポセイドンの背中の乗って行けば良いのでは?」


「何だと?

神獣の背中に乗るだと、

何と罰当たりな事を考えている、

自分の力で渡れ」


「何か勘違いして無いかな?

アタシが召喚したって事は?

主従関係はアタシが主人って事なんですが」


メールは「あっ」と言ったまま固まる、

そこへ水草を抱えたオールが嬉しそうにやって来て、

「ほらサクラ、

たくさん取って来たぞ」


「ありがとう、

ついでに金魚鉢の中にセットしてくれる?」


「喜んで」そう言いながら金魚鉢の中に入って、

金魚達を見て驚き喜んでいたが、

嬉しそうに水草をセットしていく。


そこに火と雷と風の精霊王がやって来て、

「今度は何を作ったんだ?、

見た事無い魚が泳いでいるが、

オールも中で楽しそうだな」


風の精霊王ルヴォンが、

テーブルの上のポセイドンに気が付き、

「アアアアア、あれは何だ?

水属性の神獣か?」


ルヴァンの叫びに、

他の精霊王達もポセイドンに気が付き、

「何と見た目もエネルギーも素晴らしい」


「何で水の神獣を召喚したんだ?

ついでに全属性の神獣を召喚してくれよ」

少し拗ねた様に火の精霊王フゥー呟く、


サクラは肩を落として、

「そうなると思っていたよ、

でも、それぞれの属性の召喚獣を思い出したから、

それは召喚しても良いかな、

動物園エリアと神獣エリアを作って…

見て楽しむか…フフフ、

ただ〜し、1つ貸だからな」


フゥーは呆れた顔でサクラを見つめてから、

「貸か…まぁ〜神獣を召喚してもらえるなら、

何でも願いを聞いてやるよ」


「良いね、火のオッサンは理解が早くて、

じゃあ火の召喚獣と言えば、イフリートだが…

ゲームでしか知らないから、

見た目は火を纏った人型で…」


サクラは目を閉じてイフリートを召喚した、

見た目は筋肉隆々の男性で火を纏って浮いている、

大きくするとエネルギー過多になるので、

また20センチ位の大きさにしたが、


フゥーは震えながらイフリートに近付き、

「おお、クレアとテールは大袈裟だと思っていたが、

これは…何と…神々しい」


フゥーはイフリートの前で跪き、

両手を合わせて祈りを捧げる様なポーズになる、

そこに固まっていたメールもやって来て、

ポセイドンの前でフゥーと同じポーズを取る、


その後も他の精霊王達にうるさく催促されて、

(雷はラムウ雷の爺さん、

氷はシバの女王、本当はインドの神らしいが、

植物はドライアド植物の女性の妖精、

風はガルーダ羽がある女性の神獣、

鉱石はタイタン詳しい事は分からないが、

岩系と言えばタイタンのイメージ、

ついでに足の部分が魚のネプチューンも召喚した、

全て20センチ、

参考にしたのは全てゲームとアニメから)


全て召喚し終わって、

両手を広げて笑い出すサクラ、

「ア〜ハハハハ、どうよ、

文句無しの出来栄えだろうが、

文句は言わせねぇ〜ぞ、

精霊王達の要求は果たした、

アタシからの協力要請は惜しまない様に、

ハ〜ハハハハ」


高らかに笑っているサクラに、

星神が気が付いて、

「サクラさん、また何を召喚したのですか?」


「我儘な精霊王達の望みを叶えただけ、

なんか、神獣はエネルギーが凄いんだと、

これで星がより一層良くなるそうだ」


星神は召喚された神獣を眺め、

跪いている精霊王達を眺めてから、


「本当に素晴らしいエネルギーを放ってますね、

それで私の神獣は?」


サクラは何を言われているのか理解出来ず、

「フェッ?」と変な返事をしてしまう、


星神は真面目な顔で、

「だから、私の属性の神獣です」


「はぁ〜?星神は神じゃん、

神獣なんか必要無いでしょ、

神なんだから」


星神は悲しそうに、

「そうですけど…

私も皆さんみたいに凄いエネルギー欲しいです」


サクラは呆れた顔で、

「あのさ…

星神の神獣なんて見た事無いからイメージ出来無いよ、

アタシの知識はマンガとゲームだから」


「そんな事言わないで何か召喚して下さい」


「星神ってそんな我儘だったっけ?

無茶言い過ぎだよ、

星の神…そんなのいたか?

星の王子様って本があったけど読んで無いし、

星の…何だ…?

星の神…星のかみ?

星のカーミー?…クスッ

星のカー◯ーならやった事あるけど、

それで良いのか?」


「サクラさん何か思いついたのですか?」


「いや〜どうなっても知らないよ」


「何でも良いです」


「じゃあ…」


そう言ってサクラは目を閉じてイメージをする、

(ピンクの丸いカワイイ奴、

何でも吸い込んで攻撃をする、

それを神ぽくするには背中に後光を背負わせる…クスッ)


サクラが手をかざした所に、

クッション位の大きさの、

星のカーミーが召喚される、


召喚されたカーミーを見た星神は、

両手を震わせながらカーミーに手を伸ばして、

「なっ何と言うエネルギーを…」


「えっ?マジ?

神獣と同じエネルギー放ってる?」


星神がコクコクと頷きながら近寄った時、

いきなり星のカーミーが「キュウウウ〜ン」と星神を吸い込む、


カーミーを抱いていたサクラは、

一瞬何が起きたか理解出来ず、


神獣に跪いていた精霊王達は、

星神が吸い込まれる所を見て、


「サクラ〜何をやっている〜」


大騒ぎしながら精霊王達が駆け寄って来た、

サクラは慌ててカーミーに、

「何吸い込んでるのさ、

早く吐き出してよ」


そう言いながらカーミーを揺するが、

カーミーは吐き出すどころか、

口をモグモグさせ始めた、


「ゲ〜咀嚼するな、

ちゃんと元の姿で早く吐き出して」


カーミーは手でサクラの口を塞いでから、

地面に星神を「ペッ」と吐き出した。


吐き出された星神は、

全ての欲求が満たされた様な表情で倒れている、

顔は高揚して悦に入っている様な表情だった。


その顔を見てサクラは思わず、

「キモ」と呟く、


周りの精霊王達も星神の様子を見て引いていた。


そこにクレアが走って来て、

「サクラ〜オマエはまた何を召喚した?」


倒れている星神に気付いたクレアは、

「とうとう星神様まで被害に」


サクラはクレアを睨んで、

「被害とは何だ?

他の精霊王達は動物がいっぱい居るから、

オッサンを羨ましいって言ってたぞ、

被害だと思ってるならここから出て行け」


そんなサクラの話も耳に入っていないクレアは、

星のカーミーに釘付けになり、


カーミーはクレアに向かって、

「オッサン、マスターに失礼だぞ」


そう言ってクレアを「キュウウウ〜ン」と吸い込んで、

カーミーは家畜小屋まで飛んで行って、

小屋の前に「ペッ」とクレアを吐き出した。


吐き出されたクレアの上にニワトリ達が乗って寛ぎ出す。


妙な光景にサクラや精霊王達は呆気に取られていたが、

カーミーが戻って来て、

「マスター、変なゴミは捨てて来た」


カーミーの言葉に思わず「プッ」と吹き出してしまったが、

サクラは真面目な顔に戻して、

「カーミー、何でいきなり星神を吸い込んだの?」


カーミーは可愛く首を傾げてから、

「だって、その男の子疲れてた様に感じたから、

吸い込んで疲れを全部吸い取ってあげたの」


サクラは驚いて、

「マジか?

そんな事が出来るなんて…

星のカーミー凄い奴、ハハハハ」


そこにフゥーが、

「笑い事じゃ無いぞ、

サクラが召喚したのだから、

ちゃんと神獣のスキルを把握しろよ」


「ええ〜把握しろって、

魔法の練習をする時間も無く、

精霊王達の希望に応え、

病や怪我をしている方々を治療して、

星神の無茶振りに答えて召喚したカーミーの、

スキルを把握する暇も無かったんだが?

では他の神獣のスキルも把握して無いので、

一旦アタシの体に戻して、

スキルを把握する迄外には出さないよ」


精霊王達の時間が止まった、


その時星神の意識が戻り、


「サクラさん…私に一体なにが?」


サクラはカーミーを星神の前に差し出し、

「この星のカーミーが星神を吸い込んで、

星神の疲れを全部吸い取ってくれたんだって」


星神はふらふらと立ち上がって、

カーミーに向かって、


「そんな事をして頂けたんですか?

心も体も全て清められ、

全てが満足した様な感じがします」


サクラは鼻で笑いながら、

「フッ、そんな感じの顔してたよ」


「そうだったのですか?

なんか恥ずかしいです、

カーミー様本当にありがとうございました、

これからも宜しくお願いしますね」


フゥー達も慌てて、

「サクラさっきの事は謝る、

俺の勘違いで酷い事を言った、

だからこれからも宜しく頼む、

神獣様達はどうか戻さないでくれ」


サクラは考える様な仕草をしてから、

「どうしようかな…

まぁ〜戻さなくても良いけど、

神獣達の身の回りの世話は、

精霊王達にお願いしようかな」


「身の回りの世話だと?」


サクラは頷いて、

「神獣達の住まいのエリアを作るから、

そこの掃除とかをして欲しいかな、

その隣には動物エリアも作るから、

ついでにそこの掃除もお願いしますぅ〜」


精霊王達は唖然としていたが、

神獣に毎日会う為に条件を飲んだ、


サクラは嬉しそうに、

大きなジオラマを作って、

それぞれの属性のエリアを作り、

神獣を住まわせた。


動物エリアはあるゲームをまるパクリして、

動物達の可愛い家を建て、

果物の木をエリア中に植える、

エリアの中心には可愛いお店を建て、

いずれタヌキと出会った時に、

タヌキの店長を置くつもりだ、


「ナ〜ハハハハ!

理想の村が出来てきた」


そこに料理太郎がやって来て、

「マスター、そろそろ夕食の時間だ、

それは、どうぶつの村か?」


「そうそう、可愛いでしょ?」


太郎は首を傾げて、

「あのゲームの様にすると思っていたが、

リアルな動物にしたんだな?

直立する動物にして服とかも着せると思っていた」


サクラは、

「あっ、そうじゃん、

アアアアア〜間違えている〜」


太郎は「クスッ」と笑って、

「マスターはせっかち、

ガラスの動物園と、

どうぶつの◯が混ざってしまったな、

夕食の後、ゆっくりと動物園と、

どうぶつの村を作れば良い、

私も手伝おう」


サクラは太郎を涙目で見つめて、

「ありがとう太郎君」


「マスター気にするな、

子供の手伝いをするのが親の役目」


そう言ってニコニコしている太郎、


サクラは心の中で、

(その設定いつまで続く?)

と呟くのであった。






読んで頂きありがとうございました( ^ω^ )/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。