表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

250/259

苦手な相手

「【影】!? ジェフじゃないの!! アイツが協会の支部長に……納得だわ。貴方が手を貸すのも頷ける。メンバー以外で、まともに相手してたのってジェフぐらいじゃないの?」


「そんな事は……ないと思うぞ。俺の中ではメンバー以外で一番付き合いが長いと思うけどな」


【無法者】メンバーと行動を共にする物好きな奴は限られている。ソロで行動時となれば別かもしれないが、俺の中では【影】、所長が一番だろうな。


 そうじゃなかったら、イズン支部の臨時職員にさせて貰えなかったと思う。利害の一致の面も勿論ある。


「私はアイツが苦手だったけどね。盗賊のくせに真面目で曲がった事が嫌い。その相方も目の敵みたいに見てくるし」


 所長の相方……右腕の【黒猫】の事だな。確かに相性は悪そうだ。所長も【妖艶】みたいなタイプは苦手な気がする。


「カサンドラはその相方が調べる事になってる。あちらも本部は警戒してるかは分からないが……」


 そこは美人秘書じゃなく、【黒猫】呼びで言いだろう。多分、間違ってはないはず。相方を向かわせる程、重要な場所だと【妖艶】も思うだろう。


 ただ、アキテール行きの警戒網に【十字軍】がいたのが気になる。それだけで優先度が変動する。


 カサンドラ行きの方が【十字軍】の数が多ければ別だが。


「ふ〜ん……私ならハンターの証を奪ったなら、売るなんて事はしないけどね? 契約を結んだ相手の元に戻ったら話にもならないでしょ。研究素材として使うわ」


「……だな。【殺戮】や【死天使】なら、そうする。普通のハンターも安易に売らないだろうな。貴族達が欲しがったとしても」


 そんな馬鹿をするハンターは余程金に困ってる奴ぐらいだ。特定されたら、本部に目を付けられる。目先だけ良くても、後の祭になるだけだ。


 ハンター消失事件の犯人も金のためにしたとも思えない。それだけの能力があれば、金集めも楽に出来るはず。


「でしょ。誰かに渡すとしても、オークションはないわ。密会にするんじゃないの?」


「だとしても、協会としては動かないわけにもいかないだろ」


 本当にあった場合、犯人を見つける手掛かりを失う事になる。協会はやらないよりも、やる事を選んだ。


 もしくは、所長が動いた事でかもしれないが。


 その邪魔をするためか。それとも動く事自体で怪しく思わせるためか?


【妖艶】が言うように、密会がバレないように。アキテールでもなく、カサンドラでもない。


 オークションという大々的に行われる場所に行くという噂を流す事で、別の場所を手薄にする。


 だが、本部が【十字軍】を使ってまでするかどうかは怪しいところではあるんだよな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ