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秘密事

「嬢ちゃんは属性剣の素材全てを自分の力で揃えたいらしい。必要な素材は俺が全て教えている。どの属性から行くかは嬢ちゃん次第だが」


 ネスティスは素材を自分で見つけて、魔法剣を作成したいのか。【殺戮】も鍛冶は爺さんに任せたわけだが、素材は自身で取ってきたからな。


 そうなると、【無法者】メンバーを目指すなら、自力で採取する必要があると思ってもおかしくないか。


 多分だが、ネスティスは自身の属性である水、氷系を最初に選びそうではある。


 とはいえ、素材集めのためには様々なスキルが必要。ソロで行くなら尚更だ。


 盗賊スキルの【鍵開け】だけじゃなく、【罠探知】や【罠解除】、宝探し系のスキルが欲しいところだ。


 その他に別の職業のスキルで【観察眼】や【鑑定眼】か。【閲覧】や【開眼】と少し似ているかもしれないが、素材や道具の価値、本物か偽物等を見分けるスキル。


 欲しい素材と思いきや、毒だったりとか、似た物や紛い物の時があったりもする。


「隠す必要はないと思うんだが……」


 相談されたとしても、魔法剣の作成を反対するつもりもない。素材がある異界次第で危険だと言うかもしれないが……


「嬢ちゃんも秘密の一つや二つぐらいあるだろ。お前も【道化師】という事を隠しているのと同じだ」


「それを言われると……」


 何を隠したいかは人によるか。今も爺さんは何か隠している感じはする。ネスティス関連なのか、それとは別なのか。


 機嫌の良さを見ると、悪い方ではないはず。


「分かった。ネスティス本人が言ってくるまで、俺は何も言わない」


「その方が良い。お前から聞くのは野暮だからな。それはそうと、何の用だ? 単に会いに来たなんて事は一度もないからな。大体が面倒……嬢ちゃんに関しては別だぞ」


 爺さんの態度からして、ラーンはすぐに会いに来なかったのか?


「誰もネスティスに告げ口をしようとは思ってないから。俺やネスティス以外で、爺さんを訪ねてきた奴はいるか? 今日の間でだ」


「……客としてではなさそうだな。今日か? ……いつもと対して変わらなかったぞ。こっちをチラチラ見てくる奴が、ジッと覗いていると思いはしたが……俺が出ていくと、結局は何処かへ行ったからな」


 ああ……多分ラーンだな。爺さんも奴の存在を把握してるんだな。それも悪いイメージな気がする。


 彼自身も爺さんを恐怖の対象として見てたからな。


 俺としてはラーンがこれで諦めてくれたら楽なんだが、そのせいでもう一度相談に来られるの……


 一度はチャンスを与えてやるか。とはいえ、ラーンが爺さんに対面出来るか次第ではある。

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