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どんなパーティーだ!!


「……何でこんな事になってるんだ?」


 レベル3の異界【ガラン邸】。イズン帝国ではなく、隣国のアキテールにある異界。


【ガラン邸】は異形が蔓延り、コア復活も間近。とはいえ、途中で壊す事は不可能。完全修復を待つしかない。


 その間に異形を撃破するのもありだが、その分、コアの修復速度を速める事に。異界自体が異形を発生させると同時に、死体も吸収するからだ。


「今回も【道化師】様とご一緒出来るなんて」


「僕は聞いてないぞ!! 二人で戦力は十分なのに……って、【道化師】!? あの有名な……その声は……あの時、彼女と一緒にいたハンター!?」


「そうだよ。君は勝手について来ただけでしょ。私と【道化師】様の二人で大丈夫だから、ダーン君は」


「正式な依頼じゃないんだろ? 僕が参加しても問題はないはずだ。君もそれは同じだぞ。僕は単に……ダーンじゃなくて、ラーンだ!! わざと間違ってるだろ!?」


 言い争っているのはネスティスとラーン。


 ネスティスは数少ない勇者の一人であり、ラーンは魔法使いの少年。


 ネスティスは最短でランク2になり、ラーンもこの間ランク3になったばかりだ。彼女と彼の力関係はランクはラーンの方が上だが、ネスティスの方が実力はある。帝国のレベル3の異界全てが修復状態なだけ。


 二人はレベル3の異界に挑む事が出来るランクではあるんだが、依頼でもなく、頼んだわけでもない。


 ネスティスが勝手について来て、それをラーンがストーキングしてきたというか……


 修行するにしても、別の場所にして欲しいところだ。


「二人を置いて、先に行った方がいいんじゃないですか? 邪魔になるだけですよ。勇者とか関係ないです」


 俺に話し掛けるのは盗賊の少年。所長の部下だ。


【気配遮断】を使用しているわけではなく、本当に目立たないだけ。空気のような存在であり、盗賊が天職でもある。


 彼が側にいるのに、ネスティスとラーンの二人は気付いてない。


 とはいえ、彼も気付かれない事に傷ついている。ネスティスは目立つから余計に。


「はぁ……変に騒がれるよりかは、倒す方を選んだ方がいいかもな」


「分かりました。俺は先に行きます。勇者達が暴れた後、フレア様を悪党達から救出します」


 少年は【気配遮断】を使い、【ガラン邸】へ先に侵入していく。


「救出……というよりも、フレアが勝手に向かっただけな気がするんだが……面倒臭いなぁ」


 俺はアキテールに来た理由を思い出す。しかも、ネスティスとラーン、フレアというメンバーの訳の分からないメンバーと一緒になったのか。


 ……盗賊の少年も追加で。

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