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イマジナリー・ライク・ア・ジャスティス  作者: もちもちアゲイン
第一章 「デイ・アフター・デイ」
19/22

第十九話 日曜日、ハンターは目を覚ます。


───狼の遠吠えが鳴り響く。

その声は、俺たちに「死」という一文字を想起させた。

そして、見える。歩いてくる人影が。その目は赤黒く煌々と輝き、こちらを一点に見つめ続ける。


「やぁ、お会いできて光栄に思うよ。英雄たち。」

瞳の男は、軽く、全く緊張などしていない様子で言う。


「獣を狩る狩人、の狩人って、誰だか知っているかい?」

男は、杖を地面に打ちつけ。

「それは、紛れも無い、僕さ。」と言い放つ。

瞬間、辺りが肌を刺す寒さに満ちた。六十六番街の寒さなんて比でもない。丸裸で吹雪に晒されているようだ。


「さ、寒いっ……」

「凍っちまうぞこんなん…」

皆の髪が凍り始めるのが見える。

俺も、体が動かなくなってきた。姿を見ることすらできずに死ぬ、のか。

───いや、まだだ。


「クソガキ、やるよ。」と言い、エイヤは一瞬だけこちらを見て、傘を前に向ける。


「任せろ。」と言うと、俺は力を使う。拳を握ると同時、黄金の龍の牙が、男、『ハレミチ』の喉元へ。

同時、上下から対応するように赤い触腕が、同じ地点を穿つ。

辺りは土煙に満たされるから、どうなっているかはわからない。

が、召喚物、龍嶺と俺の感覚は繋がっている。から、分かる。

当たった。確実に攻撃が命中した。だが、一切の手応えがない。通用していない。そう、直感した。


煙が去った頃、先程まで路地、いや、ビル群があった場所には、なにもなかった。


あるのは、天を見上げるほど巨大な、いや、巨大と言う言葉では表しきれない大きさの、牙と肉と血で満たされた大顎を持つ、怪物が鎮座していた。


「───うわ。」

エイヤが、冷や汗を流す。まずい、その合図だ。


その足元、いや、顎元に、一人の男が立っている。灰色の髪に、赤い瞳、傷だらけの顔、手に持つ杖。

奴がハレミチ、の本体だ。だが、この怪物は?


「僕の頭上のこいつ、『フェンリル』だよ。名前くらいは聞いたことあるんじゃ無いかい。」


北欧神話の伝説の怪物。神を飲んだ、最強最悪の狼。

それが、彼の力だった。


「英雄、君たちと死合えること、誇りに思うよ。

どうか、この獣の腹の中で、安らかに眠ってくれ。」


血肉と牙だらけの口を目一杯に広げながら、怪物は、こちらをこの街ごと喰らおうとする。


「クソクソクソッ!どうにかなんねぇのかよ!」

そう叫びながら、キッドは口内に銃を乱射する。だが、血が少し滴り落ちるのみで、一切の効果はない。

「──テレポートは使えない。奴の大きさは、テレポートの限界距離を超えている。」

「万事休す…とはこのことでしょう。」

「逃げきれないよ。もう、間に合わない。」


その時、今まで無言でいた男が、立ち上がった。

カチ。

カチ。

カチ。

時計の針が、前へ進み続ける。それは、決して止まることはない。人の歩みが、そうであるように。

「…どうやら、私の出番、そうだろう?」

黄金の鎧が擦れる音と共に、ベンジャミンさんが立ち上がる。

彼は頭の時計をぽんと叩く。

同時、地面に金色の魔法陣が現れる。

そして、彼は指を鳴らした。


──パチン。


カチ。

カチ。

カ───────。

世界から、色が失われた。

怪物の大顎は空中で静止。キッドが放った弾丸、俺の龍嶺、エイヤのクラゲ、レヴェルの飛剣、俺たちを除く、ありとあらゆる物が、動きを止めた。


「───多少の時間稼ぎにはなる、だろう。

君たちは、私の能力の影響から除外してある。」


「…さて、どうしたものか。このデカブツを、どうやって仕留める?」

ヴラドが上を向き、顔をしかめる。

こんな大きさの怪物を相手取ったことなんて誰もない。

どう出る?どう行動する?ベンジャミンさんが稼いでくれる時間は、無限じゃないんだ。なにか、有効打はないのか?


その時だった。

時間が止まっているはずのハレミチの目が、微かに動いた。

俺の視力は相当いい方だ。確かに、動いた。見えた。


「─────いい能力だ。この範囲、この強さでの停止、さすがは時の番人、ベンジャミン。」

俺たちではない声が聞こえた。

まさか。そんなはずはない。目を一瞬閉じて、声の方を見る。


「───やはり、効かぬか。」


「いや、効きはしたよ。だけど、打ち破った。それだけさ。」

ハレミチは、杖を地面に打ち付ける。


世界に、色が戻った。


「停止すら効果なし、ですか…」

「詰みだね。楽に死ねることを祈ろ。」

「どうにか、ならないの…?」


牙は、刻一刻と俺たちに迫り来る。ゆっくりと、死への恐怖を煽る。本当に、詰みなのか。

なにかできないのか。俺の力は、この程度なのか。

何故だろう。素早い足音が聞こえる気がする。

そして、心から、安心感が溢れる。


「悪いみんな、遅れてしまった。」

白髪、碧眼、手に持つ大剣。この全てに該当する男を、俺たちは知っている。


「この方が、ヒーローっぽくないかい?」


「ぽいぽくないの問題じゃねぇよ!」


「フッ。我らがリーダー、待たせた分しっかり仕事をしてもらいますよ。」


「あぁ。任せてくれ。」

我らがリーダー、『白銀の太陽』ソルは、大剣の鞘に手を掛ける。

────────────────────────────────

僕は戦う時、ほとんど鞘から剣を抜かない。抜く必要がない、というより、抜いたらいけない。

これは、僕の『全力』を封印しているからだ。

だけど、こいつが相手なら、使わざるを得ない。

鞘に手をかけ、柄に装備された、指紋認証ロックを外す。

カチ、という音と共に、鞘を引く。

青い炎に輝く、剣の全体が顕になる。剣本来の色は白銀。でも、僕の力に満たされた剣は、フレアのように燃え続ける。

柄を両手で握り、構える。

さぁ。

白の黎明(ホワイト・サンライズ)

上方向に向け、剣を大きく、『全力』で振るう。

白色の水平線が、縦に伸びる。

そして、あらゆる音が凪がれる。

血肉に溢れた怪物の口は、轟音と共に真っ二つに裂かれる。


「ヒーローは技名を言う。だろ?」


しかし、怪物の、胃袋につながるだろう喉の奥までで切断は止まった。

…どころか、グツグツと音を立て、黒い肉が繋がり合う。

切断した骨も、筋肉も、脂肪も、まるで、なにもなかったかのようにくっつき合う。

でも、全部再生するには、ある程度の時間がかかりそうだ。


「効いた効いた。凄い一撃じゃないか。」

ハレミチは一切の煽りや皮肉などこめず、心の底から褒めるような仕草を見せる。


「けど、完璧に倒すには、一味…いや二味足りないな。」


怪物の大顎は空中で静止。口内から、『雪』を吐き出す。

まさに吹雪。サラサラと、粉のように舞うその吐息は、僕たちを凍てつかせる。


「フッ、ハハハハ!」

いきなり、アンサーが笑い出す。


「ちょっと、どうしちゃったのさ!寒さでぶっ壊れでもした!?」


「年末、私が言っていたのを覚えてますか。

あの、『凍らない雪』の事ですよ。あれの正体が、今わかったんですッ!それはッ!フェンリルの吐息!能力で生成した物だったなら、ルールが通用しなくて当然でしょうね!」


アンサーは立て続けに、心底楽しそうな声色で叫び続ける。


「そしてッ!私は性質を研究していた!言いたいことはわかりますねッ!」


「攻略法が、ある。」

僕が、凍りそうな口を働かせる。


「正解ッ!100点満点をあげましょう!」


アンサーは、手に持つ改造銃を、その場で『改造』。彼の能力だ。

新しく、大きなファン、いや『扇風機』を作ってみせる。

ファンを上に向け、スイッチを入れると、『吐息』が、反対に向き飛んでゆく。

アンサーの立つ場所には、その雪は降ることはなかった。


「この雪は、非常に軽量。このくらいの扇風機でも、飛んで行ってしまうほどにッ!」


「─でも、その扇風機一個じゃ、一人守れるかどうか。アタシらは守られないよ。」


瞬間、キッドが口を開く。

「スティーブのドリル!あれにでっけぇファンをつけりゃ、みんな守れるんじゃねぇか!?」


アンサーはレヴェルに目を合わせる。両者は、一瞬でふっと頷きあう。


「エイヤ!あそこのガードレール、取って!」

レヴェルは付近の駐車場のガードレールを指差す。

「はぁ?」

「いいから!早く!」

エイヤは何言ってんだといった様子で、触腕を使ってガードレールを地面から引き抜き、レヴェルの前へ落とす。


レヴェルがガードレールに触れると、その形はまっすぐ、平たく『加工』され、大きなファンの姿になった。

「スティーブ、ドリルを!」

アンサーはスティーブの腕のドリルとファンに触れ、改造。

ドリルに、二つの刃が取り付けられる。


「スティーブ、回せ!」

ヘンリーの声と共に、スティーブが方向。爆音を鳴らしながら、ドリルとファンは回転。降り注ぐ大雪を、打ち返し始める。

凍りそうだった肺に、熱が戻って来た。


「考えたな。」

ハレミチはニヤッと不気味に笑う。


だが、何故だろう。スティーブのファン以外に、轟音が鳴るのが聞こえる。

そして、前、ハレミチの背後から、やけに見覚えのあるピンク色の光が、目を差した。


「ははっ、主役は遅れて登場するってとこか。」


流星の様にこちらへ突き進んできた光は、地面に突き刺さる。

そして、そこから一機のメカ恐竜と、一人の少女が飛び出した。


「いい加減死んでくれよ。」


「それは、こっちの台詞よ。」

両者共に重症、どちらが先に死んでもおかしくはない。

僕はエリの肩を掴み、無言で彼女の顔を見る。

「フッ、怒ると周りが見えなくなる癖は直した方が良さそうね。」

エリは口角を少し上げた後、こちらにパチリとウインク。いつもの調子に戻った様だ。


「──英雄勢揃いの様だね。」

メカ恐竜ことリベリオスは、地面から立ち上がる。

そして、上を見上げる。

「────これは…」

瞬間、エリが飛び出した。


「ダンスバトル中に、油断は禁物よッ!」

見事なサマーソルト。勢いよくリベリオスは吹き飛ばされる。怪物の大顎の中へ。金属の擦れる音が聞こえる。

牙と肉の中に飲み込まれ、奴の姿は見えなくなった。

多分、ミンチになって死んでるだろう。敵とはいえ、残酷だ。


「……彼はどうしようもない屑だったけど、こんな最期は流石に同情するわ。」

エリは息一つせず、ただまっすぐ、上を見続けた。

ほぼ君のせいだろ、と思いつつ、僕は剣を強く握る。


「──アンサー、攻略法は思いついたか?」


「……はい、と言いたいですよ。」

アンサーはぶっきらぼうに言う。俗に言う天才の彼であっても、対抗策が思いつかない。思いつけない。


「…逃げるっきゃなくない?」


「──逃げられる可能性があるのならとっくに提案していますよ。」

「─────どう、すればいいのでしょうか…?」

その時だった。

爆発音が鳴り響く。怪物の、ちょうど腹の所だった。

怪物は煙と血を吐き出し苦しそうな唸り声を出す。


「ゴホッゴホッ…腹の中で、暴れる輩がいるな。」

ハレミチ本体も、苦痛と共に咳き込む。


アンサーの口角が、一瞬にして上がった。

「ソル、先ほどの答え、訂正させて頂きます。

─────はい。見つけましたよ。攻略法をッ!」


「口頭で説明する時間はありません。

エリ、テレパシーの接続は可能ですか。」


「えっ?出来はするけど…」


「今すぐに。」

アンサーの声と共に、エリが指を鳴らす。

頭の中に、少しノイズが走る。

瞬間、一気に頭に情報が流れてくる。立ちくらみで、少し膝をつくが、立ち上がって、深呼吸をする。

手順は、全部わかった。皆、同じな様だ。


「…作戦、開始だぜッ!」

今回の合図は、キッド。これってリーダーの僕がやる流れじゃないか?


声と共に、視界から色が消える。ベンジャミンが、時を止めた。

僕は、再び体に力を込める。蒼と白銀のエネルギーが、体から溢れる。

フレアが、再び閃いた。

色が戻る。ハレミチが停止を解除した。

同時、斬撃が動き出す。

肉と牙を再び両断し、体内への『道』を露わにする。

が、黒い肉がそれを阻止する様に盛り上がる。

「エイヤッ!」


「任せな。」

赤黒い四本の触腕が、次々に盛り上がる肉を強く砕き続ける。

『道』を、作り続けるんだ。

「スティーブ君、今。」


「ギューゥゥーン!!!」

スティーブはキッド、ヴラド、シャムル、皇楓の4人を力の限り、思い切りぶん投げる。

だが、100m近く上空に位置する怪物の元へは、流石に届かない。

「レヴェル!道を!」

ヘンリーが、叫ぶ様な声で発する。


「私が作るッ!」

周囲のビルが崩れると同時、大きく形を変え、天国へ続くような『階段』へと加工される。

その道を、4人が走る。

「ヴラド!今!」


「さぁ、新たな舞台に立つ時だ!」

ヴラドは3人に触れ、怪物の喉元へテレポート。もう、入り口は目と鼻の先だ。

「荒龍卿ッ!」


「分かっている!」

黄金の龍が現れ、4人はそれに捕まり、鯉のぼりの様に、『食道』へ入り込んでいった。


「──内部は彼らに任せましょ。

外からは、あたしたちが叩くわよ!」


エリは指鉄砲を怪物へ向ける。

彼女の能力、『スターパワー』。星々の力を扱える、と本人は抜かしているが、端的に言えば、『超能力詰め合わせセット』。テレパシー、サイコキネシス、テレキネシス。SFでありがちな能力のバラエティパックだ。だいぶめちゃくちゃだけど、これだけはわかる。この能力は、ベンジャミンと並ぶ。『最強』だ。

はるか上空。地球近くを漂う隕石。その軌道が、捻じ曲げられた。

「ロマンチスト・スターズ♪」


地球、いや、ハレミチに向け、流星群が降り注ぐ。

何千万年前、恐竜を絶滅させた宇宙の星々を、彼女は手懐けてしまっているのだ。

天から降り注いだ隕石は、怪物に直撃。その衝撃波だけで頭部の大部分を一瞬にして吹き飛ばした。


「これのどこがロマンチックなんだ…」


「お星様が味方してくれるのよ?これ以上のロマンチックはないでしょ?」


怪物の頭部は大きく抉れ、黒色の肉塊が地面いっぱいに散乱する。再生は…していない。

ハレミチ本体は頭を押さえ、こちらを見つめる。

瞬間、奴の姿は消えた。

そして、僕の喉元に杖の先が迫る。刺されば、致命傷は免れない。

だけど。

僕は、杖の先を力一杯掴み、地面へハレミチごと投げ伏せる。

「全力でなら、お前は怖くない。」


「…やれやれ。どうやら、最近の若者は腕っぷしが強い様だな。

老いぼれ狼には、もう狩りは難しいみたいだ。」


────────────────────────────

「酷い臭いだ。」

怪物の体内は、肉の腐臭、血の腥さ、肌を刺す冷たい空気で満ちている。

薄暗い肉の道を進み続ける。足を地面につけるごとに、グチャリと、嫌な感覚と音が響く。早く、内部から攻撃しなくては。

すると、怪物の体が大きく揺れるのが分かった。

外部からの大きな攻撃だろう。

先ほど通って来た肉の道の上に、大きな穴が開き、そこから外の光が漏れ出している。

そして、再生はしていない。


「今だッ!手当たり次第攻撃しろ!」

俺は地面に槍を突き刺す。そして、抉るように薙ぎ払う。

キッドは銃撃、シャムルは思い切り壁に蹴りを叩き込む。

血肉が溢れ、服の裾が真っ赤に染まる。


「フッ、こういう時のために玩具を持って来ている。これを仕掛けて奥へ進むぞ!」

ヴラドは懐からグレネードの様な物を取り出し、近くは投げ捨てる。


「なんでそんな物持ってんのさ!」


「閉じ込められた時の脱出用に、常にいくつか持っているのだよ。威力は保証する。ガンマン卿、十分離れたら撃ち抜くんだ。」


「任せておけ!」

俺たちは奥は駆け出す。構造的に、そろそろ胃、だろうか。


「アディオス、クソ野郎!」

乾いた銃の音が鳴り響く。

それを掻き消す様に、轟音。爆炎が、怪物の食道内に満ちた。


5分ほど、爆弾を仕掛けては起爆、仕掛けては起爆を繰り返し、胃を目指して進んでいった。

そして、やけに広々とした場所にたどり着いた。

その奥で、何かが動く音が聞こえる。

「警戒を怠るな」と皆に警告し一気に突入した。


そこでは、ボロボロのメカ恐竜が、怪物の『臓器』目掛け攻撃を仕掛け続けていた。

側面のマーク、メカ社のものだ。

距離的に、明らかにこちらに気づいている。しかし、一切目もくれず、後脚の鉤爪を振い続けていた。


「何突っ立って見てるんだい?手伝っておくれよ。このデカブツをブッ壊す為に。トモダチとしてさ。」


メカ恐竜、リベリオスは敵意など一切見せず、ただ攻撃を続ける。気配からも、こちらを攻撃する意思が感じられない。

「何を言っている?お前は俺たちに牙を向けただろう。」


「あれは『仕事』だからさ。プライベートで、君たちと敵対する気は一切ない。僕の仕事は、ピンクのお嬢さんに蹴り飛ばされて、ここに落とされた時にもう終わっている。」


「──俺たちがそう簡単に信じると思っているか。」


「信じないなら構わないさ。ここから二度と出られなくても、僕の知ったことではないしね。」


俺は、3人と目を合わせる。

誰も、すぐには動かなかった。

敵対勢力の中でも上位、リーダークラスだ。

信じる理由なんて、一つもない。

それでも。


「……チッ、死ぬよりマシだろ。」


キッドが、吐き捨てるように言って引き金を引いた。

リベリオスが切り裂き続ける『臓器』に弾丸を撃ち込む。

それを見たリベリオスは、顔はわからないが、確かにニヤリと笑みを浮かべた。そんな気がした。


「主要な臓器、左右の肺と心臓。右肺は潰してある。左肺と心臓を一緒に壊そうか。」


「へっ。軍団長と共闘することになるなんてな。」


「僕も、英雄君たちをダンスパートナーにするなんて、思ってもなかったよ。」

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