表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DREAMERS WORLD 〜たぬきはせかいをすくえるか?〜   作者: からかさたぬき
第4章 ミファスム編・ドリーマー戦線前半戦
PR
69/85

本戦1―弱肉強食の肉になるたぬき


 「どうなることかと思ったけれど…」

 「良かったあ〜!」


 今日配られたメールの中に、本戦出場券があるのを発見したサンクとルイは、ほっと息を吐いた。

 もちろん、僕ももらえていた。


 「メダルを集めるよりも、戦うほうが楽そうだものね!」


 サンクがにっこりと笑う。こわい。

 本戦は皆と戦わなきゃいけないのか……そうだったかも。


 「本戦に出れた〜ってことは、上位百組は確定だから〜残りのドリーマーは500人くらい~…百位以内に入るには~あとは本戦で大体四百人くらいを蹴落とさないといけない〜……」


 け、おっ!?


 「とりあえず、ドリーマーカルスに行きましょう。」


本戦出場券に書いてあった集合場所は、やっぱりドリーマーカルスだった。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ドリーマーカルスは相も変わらずごった返していた。


 ただ、人数が少なくなっているのは事実なようで、僕はたぬきじゃなくて人でいることができた。

 ところで……ごった返すってなんでごった返すって言うんだろうね!?

 ごった…返す…ごったさんっていう人が…返す……?

「ほら!ごっただお!恩を返しに来たお!」

「わー!ごったさんお帰りー!」

で人がいっぱい来た…とか?多分違うな……。



 「らいうちゃん!」


 サンクに肩を揺さぶられてハッとなった。

予選の日みたいに、事務的な女の人がキラキラしながらちょっと高いところに立っていた。


 〈みなさーん!ドリーマーズワールド、楽しんでますかー!?〉

 「はーい!」

 とそこにいた冒険者達がノリよく言った。


 良い!素敵!ノリって大事!


 〈本日は本戦でーす。ここまで勝ち残ってきた皆さん、頑張ってくださいねー!〉


 うぇーい!


 〈本戦はフリー戦!ソロ対ソロとなります。本戦出場権を与えられた皆様は、イベント期間中、パーティーを組むことができなくなります。各フィールドに飛ばされ、時間経過でどのドリーマーがどのフィールドにいるかを記した一覧表が配られます。時間はお送りした説明メールをご覧ください!尚、交通費やアイテム費などは一切保証いたしません!そこの財力を見せるのもこのイベントの見どころです!〉


 「えっと…つまり…?」

 「例えば、らいうちゃんがキングビーストに送られて私がミファスムに送られたなら、三十分ごとに私がミファスムにいること、らいうちゃんがキングビーストにいることが全ドリーマーに通知されるのよ。」

「それで〜例えば私が~たぬきさんを倒そうと思ったら〜キングビーストに行って探しに行くんだよ〜」


 探すの!?めんどくさ!そしてルイとたたかうの!?やだ!ハープ痛いじゃん!殴られるのヤダー!暴力反対!

 えーっとメールメール。

 何何……よくわからないけど。


 とりあえず、死んだらアウト!なるべく多くの人倒せ!ってことだよね!


 〈準備はできましたかー!?できてなくても転送いたしまーす。〉


 サンクも、ルイも、僕も、体が薄く光り始めた。

 あたりを見回すと、みんな光っている。

 アリオールは、ワープゥとジュンとメイドさんと一緒にいる。あれ?アリオールなら5人でパーティしてそうなのに。


 ジュンと一瞬目があった。


 気まずそうにジュンが目をそらすが、サンクに早く謝ったほうがいいと思う。何で怒っているのかは僕も知らないけどねー!


 やがて意識がホワイトアウトした。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 ぱっと、目を開けた。


 ここは……?


 そこは、まだ、僕が来たことがない場所だった。


 ただ、誰も見たことがないはずなのによく知られている場所ってあるもんだ。


 ここは……地獄だ。


らいうが飛ばされたのは、熱泉の街、デスヘルです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ