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DREAMERS WORLD 〜たぬきはせかいをすくえるか?〜   作者: からかさたぬき
第4章 ミファスム編・ドリーマー戦線前半戦
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7月-2


 初夏。

 セミは鳴いていない。



 やはり、だ。

 今日もまた、午前6時に起床と、なかなかに規則正しい生活を私は送っているみたいだ。

 午前中のせいか、それともアスファルトが濡れているせいか、窓には少し結露ができている。

 いつも通り朝の支度をして、家を出た。

 傘を広げる。

 水の粒が規則正しいリズムで落ちる。

 少し気分が上がる。


 雨の日は髪の毛が絡みやすい。髪の毛一本一本が湿気を吸い、膨張するから、というのを聞いたことがあったような気がする。

 早足で学校へ行く。実は今日から期末テストである。一学期の。四日間の。

 当然提出物は終わっているし、毎日勉強もしていたが、いかんせん六時に寝て六時に起きる日が何回かあったためか、全くもって自信がない…普段もないけど。



 ……校門が開いていない。

 ちょっと早く家を出過ぎたか?

 しまったな。歩くのは良いが立ち止まるのはこの天気じゃあまり望ましくない。何が面白くないって、立ち止まっていると途端に全身がジメジメしてくるのだ。これは良くない。そして、じゃあテスト勉強を…とノートやプリントを広げたら広げたでぐっしょりコースだろう。


 かと言ってもう一回この距離を往復するのも、もっと言えば歩くのも嫌だ。



 天気よ、もう7月だぞ?

 雨が降るのもいい加減にしたまえ、と愚痴ってみる。



 テストを受ける。


 三時間に及ぶテストをクリアし、あと七時間…七教科だとカウントダウンを始める。


 頭がぼーっとしている。暗記の数々がするりするりと無くなっていく。

 帰り道。

 雨の音が心地よいリズムを刻んでいる。

 明日のテスト勉強。寝る支度。

 家に帰り、ベッドに寝転び、

 とりあえず……眠って……。



 起きて、寝て、起きて……

 なんともない日というのは本当に記憶に残らないものだ。


 ……それが愛おしいと、思えたら。




 何回目かに寝た日……私はあの夢をまた、みた。


 見たかったのか、見たくなかったのか。


 ……もしくは、それは夢……なのだろうか?




 テストの点数は……赤点と追試は免れた、とだけ言っておこう。ギリッギリ。


 さすが、七夕に祈っておいた甲斐があった……ってとこだな。私にそうする様に言った恵に感謝だ。



木隠の日常

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