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DREAMERS WORLD 〜たぬきはせかいをすくえるか?〜   作者: からかさたぬき
第4章 ミファスム編・ドリーマー戦線前半戦
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7月


 ハッと目が覚めた。


 何だかお腹が空いた。

 悲しい音を奏でるお腹をさすりながら、()は冷蔵庫を開けて食べ物を取り出した。

 食パン、バター、牛乳、ミニトマト。

 朝ごはんには十分すぎるラインナップだ。


 ()はバターをパンに塗って、美味しく頂いた。

 ……珍しすぎて、胃もたれしそうだ。

 朝の支度をして、学校へ向かう。



 放課後。

 私はベッドに倒れ込んでいた。

 ひどく疲れている。なぜだかは分からない。昨日は特に疲れることはしていないと思うんだけど……体育もなかったし。

 というか、今日の記憶が、ほぼない。浮かんでくるのは、毒々しい色の山。それだけ。

 ……。

 嫌な気持ちのまま、寝た。


 起きた。スッキリとしない。

 定時通りの毎日。日常。変わらない。

 何も覚えてない。

 テレビを付ける。

 やっているのは、夏休みにおすすめなレジャースポット特集だ。


 ……そういえば、昏睡事件のニュースはさっぱり見なくなったな。

 軽く調べてみると、「狸寝入り現象」なる名前が付けられた事がわかった。

 なんだ、狸に失礼じゃないか?

 ……遅刻してしまう。急がなければ。




 何日後か。だろうか。

 眠るとき、

 そのまま、意識が沈んでいくような感覚がした。寝たくないって心は悲鳴を上げているのに。


 どうしても脳が聞かなかった。



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