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DREAMERS WORLD 〜たぬきはせかいをすくえるか?〜   作者: からかさたぬき
第2章 自由な旅のはじまり編
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原因の除去?


フューに着いて行って、お城の奥に入っていく。

しばらくすると、開けたところに出た。

部屋はひどい有様で、何がひどいかっていうと、泥だらけだった。


「あ……あれ?アリオールさん達が…居ませんね……。」

「ひどいなこりゃ。」

「ううーん……汚いわね……水の魔法で綺麗にしましょうか?」

サンクがその髪に似つかわない杖を振り回しながら言った。色がなー……違うんだよね。僕の感性的に。


「そうですね……お願いしま」

フューは黙った。そして言った。

「なんでいるんですかああ!?」


ついてこないでって言ったのに!と叫ぶフュー。まるめこ……なだめるサンク。


そして、壁に近づいたり、一部壁を壊したりして、どう見ても泥棒にしか見えないジュン。


壊すのはダメでしょ……。


部屋の真ん中にはこんもりと泥があって、目玉?のようなものが付いていた。

その泥を見ていると、なんだか切なくなってきた。


僕は泥に触れた。あ。冷たい。気持ちい〜。あの、いわゆる泥パック的ないい泥だ〜。


「……て。…とって…」


目玉が喋った。

「泥を?」

目玉が目を閉じて、また開けた。

「いいよ〜」

僕は泥をすくって取り始めた。

んんん……埒があかなーい。


「ねーフュー!」

「なんですか?」

「この泥きれいにできない?あのシミみたいにさー」

ジュンが噴き出したコーヒー、綺麗にしてたよね?

「仕方がありませんね。スキルスイッチ。[クリーン]!」



フューのスキルで泥がなくなっていくと、だんだん白い肌?のようなものが見え始めた。

そしてそれからそれは……巨大化した。


「フハハハハハハ!オロカナニンゲンメ!オロカニモフウインヲトクトハ!マッタクオロカダ!」

「は!?なにやってんだよらいう!この馬鹿アホ!間抜け!ポンコツ!」

僕はなんだか心が悲しくなってきた。そ、それにスキル使ったのはフューだしい!?いやまあ僕が言いだしっぺですけども!ですけどもね!

……はあい。僕が悪かったです。


しょんぼりしていると、サンクが言い出した。

「うわあ。いーけないのよいけないの。らいうちゃんをいじめたらいけないのよ〜。そんなに体が大きいくせに〜」


サンクがジュンのことは棚に上げて白い粉で出来たモンスターを指したものだから、モンスターはたじろいだ。サンクう……やっぱり君は良い人だあっ!


「エー……」

「なんとか言ったらどうなの?ちなみに、こういう時は謝るのよ?」

「ウウウルサイ!モンスターハ、アヤマラナイノダ!!」


しょんぼりしていた僕はすぐに立ち直った。なぜかというと、そのモンスターがそこまで悪い奴な感じがしなかったからだ。


「んー……なんで泥まみれだったの?」

「ウッウッ……ナンカイキナリ、ヘンナヒトタチキテ……ドロカケテキタ……」

かわいそう……

「騙されるならいう。多分それ嘘泣きだぞ」

随分な言い方だなあ。

「嘘泣きって、そんな言い方はないと思う。ジュンヒドイ。」

「べエエエッダ。ダマサレルホウガワルイノダ!マッタクモッテヒトハオロカダナ!フハハハハハハ!」

白いモンスターが言った。ん?ん?あれ?嘘泣きだったの?


「とりあえず斬るか。時間ないし。マジックオープン、[冷剣装着]。」

ジュンの

「エエ〜ン!ヒドイヨオ〜!」

「泣いてるよ?」

「嘘だろう。」


マジックが発動する前にまた、そのモンスターは泣きはじめた。

「ハハンフハハン!オロカナルニンゲンメ!ヨクモワレノスゴイエンギヲミヤブッタナ!」


ブチっという音がしてジュンが斬りかかった。あっ…さすがザ・短気……。


ところが、モンスターには当たらない。

すご〜い!さらさらさらっと砂?みたいなのが動いて、全然攻撃が当たらない!


「うんうん頷いて感心してる場合じゃないだろう!」

僕はポカリと頭を叩かれた。えっ!?今のって、あれじゃん!

「やつあたりじゃん!」

「うるさい!元はと言えばお前がこんなん解放したから!」

あーはっはっはなんてごじょーだん……


僕が知らんぷりするとジュンが剣をすっと構えた。

「ごっめんごめんごめんってば!わかった悪かった!僕がんばるからそれでチャラで!」

「チャラって……久しぶりに聞いたわね……」


ミッション時間切れです。


軽口を叩き合っていると、そんな声がして僕らは外に出された。かなり強く。


「ぽーいっと、城から。これが体言止め。」

「いいえ…体言止めは体言で止めるから体言止めなのよ……それは倒置法よらいうちゃん………」

「お前らよくノリツッコミ、する余裕、あるな……」

「……へう〜……」


外の砂嵐が収まった砂漠に打ち付けられた僕らは、ものすごく体力が持ってかれて、枯れた気がした。


今なら水を吸い上げられすぎたサボテンの気持ちが、分かる気がする。



サンクはとりあえず、ブルームステッキを使っています。

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