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第二章プロロローグ♪


一体誰に向かって言ってるんだ。

(ん〜〜?

……世界かな!

ぷろ、ぷろ、ぷろろーぐ♪物語のはじまり♪恥のかきすて♪羽交い締め♪ぷろろろーぐ♪)

この娘は、適当な事しか言わない。

……しかも、よくもそんな、雑音しかない歌を歌えるな。


(もっとこう、良い感じの感想ないの!?僕泣いちゃう)


……ロをもう一つ足す意味がわからない。


(え〜、たくさんあったほうが素敵じゃ〜ん!)

……たくさんのものを求めると自滅する話知ってる?

(え。)


例えばマリー・アントワネット。


(あー!知ってるよ僕!お芋がなければ野菜を食べれば良くってよの人だよね!)

二度とその口を開くな。少なくとも自分の知識に自信を持つなこのへっぽこたぬき。

(なんともひどい言い草だなーー、イライラしてるならカルシウム取りなよ〜)

…ちっ……その知識は正しい。


ふざけたたぬきの髪飾りをつけた黒髪ポニーテール、ライムグリーンの瞳、バカっぽい顔の少女が、私の頭の中で、あぐらをかいて座っている。ミニスカだというのに。はしたない。


私は来羽だ。木隠 来羽。高校一年生。もうすぐ二年生。なんでかは忘れたが制服だ。そろそろ美容院に行きたいと思うほどに長くなった黒髪は見事なもので、そう、見事にくしが入っていない。ブラシもかけてない。風呂には入ってる。……入った、はずだ。


目の前の少女の髪の毛はつやつやとしていて、いかにも手入れしてる感を醸し出している。絶対手入れなんてしなさそうなのに。


私は少しばかり…この馬鹿な少女が


(僕が?)

そうだったダダ漏れなんだった。

馬鹿だなって思ったんだよ。

(えー……やっぱりのんたぬきヒドイ……)

のんたぬきってなんだ、のんたぬきって。

(ノットたぬきでのんたぬき。)

私の名前は来羽だ。

(僕だってらいうだよ〜?)

お前はたぬきだ。

(たぬきかあ……確かにサンクにはそう呼ばれてたし……)

え?ああ……。


……まあいいや。

こいつの世界を……世界の続きを、見なければならない。


たとえそれが…どんなに受け入れがたいものでも。


1000PV突破!ありがとうございますᴗˬᴗ)⁾⁾

5月になりましたので、第二章を投稿いたします。

よければ★など、お願いします


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