表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

テクニックって何?


「結構暗くなってきたねー……」

「夕焼けが綺麗ね〜」

「いたぞ!」

ジュンがモンスター…らしきものを指差した。たぶん、きっと、あれもモンスターに違いない、はず。

のっそりのっそり、そのキノコは歩いている。

……キノコがなんで歩いてるの?

「ねえ、なんで」

「モンスターだからだ。」

「……よく聞きたいことがわかったね?」

「声に出てたからな。」

うそお!?

僕は口を押さえた。うーむ。……独り言を聞かれるのってなかなか恥ずかしい。


「行くぞ!」

ジュンが茂みから飛び出して、ボロボロのロングソードをキノコに突き立てた。


ひいいっ!?まだキノコ生きてんじゃん!僕だったら死ぬ。

え、ちょっとまって、普段フォークに刺して食べてるキノコも、もし生きてたらどうしよう……?フォークで刺すことで、死んでたとしたら……?


「よーし、私も!」

サンクが、どう見ても枝にしか見えない杖を振った。

なんとも言えない光がキノコに当たって、キノコが倒れた。

で、消えた。


……うわわわわああ!消えた!


…そーいえば、あの狼も消えたよなー……。あの会話全く覚えてないんだけど、でもあの美少年が持っていたのは、ジュンが持っているロングソードとは全く違う……すごく高級そうなロングソードだったなあ……。

「さすがに一匹じゃ毒系統のスキルもテクニックも来ないか。」

「うーん……」


そういえば、さっきからテクニック、テクニック、って少年が言うけど。テクニックってモンスターを倒して手に入るものなのかなあ?


「ねえ。テクニックって何?」

「ん?あー……スキルとはまた別に、毒耐性とか、火傷回復とか、攻撃力アップとか、常時発動している……」

「オーラ?」

「うーん?なんか違うけどそんな感じだ。」

「ふーん……」


あ。なんか、毒々しい色のキノコが向こうにもいる。

僕もサンクやジュンみたいに倒してみようかな……

枝……枝……

あった。良さそう!尖ってるし。


「あれ?らいうちゃんは?」

「そういえばいつの間に。」


「びゃあああああーー!」


「ら、らいうちゃん!?」


「だずけてーーーーーー!」


枝で刺したら怒って襲ってきた!だから逃げる!でもキノコ速い!

「ビチァャアアア!」

「やー!とけるー!」

なんか紫色の液体かけられた!明らかすぎる毒!!

「ベチャァアアア!」

「びゃあーーーーー!」


《テクニック 毒耐性 小 を獲得しました。》


なんか流れたけど全然聞こえないーーー!

「ビチャベチャアアア!」


《スキル 挑発 を獲得しました。》


わっ!?スキル!?

よーし……

僕はスマホを開いて……

「すきるう!挑発!」

なんかこれ押したらきっとこの状況を切り抜けることが……

「発動不可能です発動不可能です発動不可能です……」

鳴り止まない甲高い音。


「グワガルルルル!」


増えたー!?

追いかけてくるモンスターがふえたあああ!?


なんでえええ!?


僕は走る。そーだ!僕、狸になれるんだったっけ!?

よし、狸になって、そこらへんの茂みに隠れて、やり過ごそう……!



……狸になるってどうするの?


「マジックオープン![冷剣装着]!」

「スキルスイッチ![コールドソードI]!」

「びゃあああああ!」

ジュンの声がしたような気がするが、止まるわけにはいかないよ!だって毒キノコが追いかけて……僕の世界最速(大ウソ)の脚で逃げ切れるか否か!あのキノコ速くない!?


「らいうちゃん、もうキノコはいないわよ?」

「というかお前足おっっっっそ!」

サンクとジュンが歩いてやってきた。

「あああありがとう……」

うー……夢に出そうなくらい怖かったよ〜……。

さっきのスキルと、ジュンとサンクに言われて気づいた、テクニックとやらを僕は確認することにした。


(スキル「挑発」

効果…ランダムに近くにいる敵10体をおびき寄せる。(ボスモンスター・ドリーマー除く)

SP…5

取得条件…ダメージを与えずにモンスターから注目されること。)


(テクニック 「毒耐性 小」

効果…弱い毒を無効化する。

取得条件…毒を浴び続ける。)


だからモンスターがいっぱいいっぱい僕のところに来たんだね……なるほど……確かに、なんか言われた気がするけど…これがこのスキルの効果なのかな。この袖についている紫色のネバネバを触っても無害なのは、"テクニック"のおかげ……?


「なるほど。これを使うとお前は囮になるんだな……」

囮って。僕、もろ捕食される側じゃない!?

そういえば、なんでさっきたぬきになれなかったんだろう?

「というかお前ガチで足遅かったぞ。大丈夫か、そんなんで生きていけんのか。」

「ところでサンク。」

「ん?どうしたの、らいうちゃん?」

「マジックの発動の仕方が分からないんだけど……」


ジュンの言葉をシャットアウトし、僕らは話しながら目的地もなく歩き始めた。

「あら。」

「一般的に、マジックはマジックオープンと叫んだあと、マジックの名を叫びながら、マジックを使った後の自分を思い浮かべると発動できるぞ。」

へー……。無視されてもジュンはへこたれないんだな。


「というかお前どこ向かってんの?」

え?

僕は辺りを見回してみた。どうやらいつの間にか森を抜け、開けた場所に出たみたいだ。

足元の草が濡れてる……気持ち悪い。ちょっと背中がざわっとするよね……。


「ら…らいうちゃん……前……」

「前?」

先ほどのモンスターと違い、緑色の鱗の、とっても大きな……ガムみたいなトカゲ……。

「おっきなとかげだねえ〜?」

「蜥蜴じゃないわよ!」

とかげじゃないの?

(ドラゴン)よ……!」

どらごんっ!?



……どらごんって……なに?


初戦闘!……初戦闘?

まだらいうは反撃とかできない。泣

はやくドッタバッタと敵を倒しまくれるようになんないかな〜〜〜〜〜〜〜〜!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ