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零


む

かし

むかし

あるとこ

ろにおひめ

さまがいまし

たおひめさまは

おひめさまだった

のであらゆることが

きんしされていました

どうねんだいのこどもた

ちとあそぶこともなくか

わりにおどりやおうたや

さほうをれんしゅうする

じかんになっていました

おひめさまはまいにちが

たのしくなくてときどき

なきましたいつかわたし

をここからつれだしてく

れるひとがいるにちがい

ないとなんねんもなん

ねんもおひめさまはこ

っそりいのりましたつ

いにそのひがやって

きましたおうさまは

いいましたこのこ

はきみのこんやく

しゃだと

おひめさ

まはがっかりしました

すきなひとさえもおう

さまにきめられてしま

うのかとでもそのひと

はおひめさまにとても

やさしかったそのひと

はおひめさまのおうじ

さまになったのでした

あるひおひめさまはお

うじさまのひみつをし

りましたおうじさまは




 歌を歌うように呟きながらスライスは、砥石を使いながら手元の物体を研いでいた。


 その顔はまるで、これからキャンプにでも行くかのような顔だった。


 この顔を見て、彼の…… "特殊な趣味" のことなんて、誰も思いつきはしないだろう。



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