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23,Qそれはなんですか?A置き手紙のようです。

 朝、いつも通り起きて、陽の光に呻き、コガネちゃんを突っついて起こしてちょっと威嚇されてから制服に着替えて1階に降りる。

 リビングの机には2人分の朝ご飯。

 ヒエンさんはいない。

 もう作業部屋に行ったのか、庭にいるのか。


「とりあえず、食べよっか」

「うん」


 コガネちゃんと頷き合ってイスに座る。

 そこで、食器の横に畳まれたメモが置いてあることに気が付いた。

 開いてみると、


【おはよう、アオイちゃん、コガネちゃん。


 突然だけど、1週間ほど留守にするわ。

 お留守番よろしくね♡

 お店はいつも通り開けてちょうだい。

 ハイポーションとメガポーションは大量に作っておいたわ。

 ポーションはアオイちゃんが頑張って。

 1週間分の食費はカウンターの上に置いてあるから、初めての店主不在での店番、楽しんでね☆


  ヒエン】


 ……ワッツ?

 あれ?まって?ヒエンさんいないの?

 軽〜いノリで1週間ほど消えたよ?


「……主、本当にいないみたい」

「……マジっすか?」

「マジっす」


 ヒエンさん捜索で魔力波を飛ばしていたコガネちゃんによると、少なくともこの国の中にはヒエンさんはいないらしい。


「どないします?」

「どないしましょ」


 ノリを合わせてくれるコガネちゃんと一緒に頭を悩ませ、出た結論は、

 もう9時だし、とりあえず店、開けよっか。

 だった。


 お店に行ってみると、メモにあった通り2人分、1週間の食費が置いてあった。

 それを奥の、安全と思われる場所に移したらいつも通り開店準備に取り掛かる。

 数ヶ月間ほぼ毎日行なっていた作業だ。

 何も考えなくても次にすべき事がスルスルと脳裏に浮かんでくる。

 流れるように準備を終わらせ、看板を出してカウンターに座る。


 そして無意識に耳にくっつけた飾りをいじる。

 試験のときにヒエンさんに貰った物だ。

 試験の日、帰ってきて空腹を満たしてから形を確認してみたら、


 耳につける部品のくっついたところは少し大きめの星で、その星は1番上以外の突起部分から細いチェーンが垂れていて、その先には小さな星がそれぞれついている。少し大きめの星にはその他に夜の闇を思わせる深い青の紐が付いていて、その紐にはしずく型の鳥かご(言い方が悪い気がするが、これが1番伝わりやすい)のような物がぶら下がっている。ちなみにその中には澄んだ水色の球体が浮いている。(不思議。)そしてその鳥かご(の、ようなもの)の下にも上と同じ色の紐が付いており、その先にはかごの中と同じ色の小さな球が付いている。


 ……という、文にして説明するとかなり長くてめんどくさい、凝ったデザインをしていた。

 そりゃ触ってもわかんないわ。

 その後、ヒエンさんがかけたという魔法について聞いてみたら、


「アオイちゃん、形が気になって緊張しなかったでしょ?そういう魔法よ」


 と、笑顔で言われた。

 確かにイヤリングを貰ってからは意識がそっちを向いていて緊張しなかった。



 そんな回想に浸っていると、お客さんが入ってきた。


「いらっしゃいませ〜」


 反射的に言いながら、

 このイヤリングは緊張は消してくれても、不安は消せないのか。

 という、どうでもいい事を考えた。

イヤリングの形の説明、書けて良かったです。

いつ書こうかとずっと悩んでました。

それにしても長いですね。

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