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はこべらとかたばみ
はこべらとかたばみ咲いて友が来る
2023年抒情文芸夏季号本欄掲載坪内稔典187
子供の頃覚えた花の名前、はこべとかたばみです。はこべは庭と言っても藪の側の小さな小さな空き地でしたが、そこに生えていたのです。飼っていた文鳥が食べるので、よく採っていました。かたばみは、触ると種を弾き飛ばすのが面白く、毎日道の下の方を見て歩いて、見つけては種を飛ばしていました。友が来るは直接には花とは関係ないのですが、なぜか友と言う言葉を思い浮かべ書いた句です。2つとも春の花なので新学期、友達と連想したのかもしれません。意味がないようなものも、心の奥底でつながっているような現象は案外あるものですね。




