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4話 ヒュドラさんに修行をつけてもらいます

「これで今は我慢して」


そういうと俺から離れるエリス様

 

「、、、今、何しました?」


「見えてなかったの?じゃ、もういっか、、、」


「いいです、すごく遠慮します」


どうやら俺はエリス様にキスをされたらしい

にしても、唐突すぎないか


「言ったじゃない、ご褒美だって」


「それにしても突然すぎませんか」


「気にしたら負けよ」


「えぇ、そんなもんですか」


「そうよ、そんなものよ」


キスのことよりもやるべきことがあった


「今からすることってありますか」


「そうねぇ、せっかく人族をやめたんだから熟練度上げとちょっと毒牙の九頭竜(ヒュドラ)ちゃんに会ってみましょうか」


「熟練度上げるのはわかるんですけど、ヒュドラってマジですか」


「いいじゃない、ちょっとぐらい」


「ちょっとの範疇に収まらないから言ってるんですよ」


「仕方ないわね、取り合えず調合師の熟練度999まで上げましょうか」


「、、、高くないですか?しかも元の十倍以上になってるし」


「驚きすぎよ、そもそも神族なんだからそれぐらい普通よ」


「そ、そうですか」


「そんなことは置いといて修行を始めるわ!ひたすら調合しなさい!」


「分かりましたよ、作りますから」


「早くしなさい~!」


「はいはい、急かさないでください」











神界之間にて ヘリネオス視点


「やはりあんな堕女神何ぞ、天罰で討ち滅ぼしてくれるわ!!」


「そうです!あの戦争を作り出した女神なんて消滅させればいいでしょう!!」


(どいつもこいつも古臭い考えしか持っていないな)

私はよく思う

堕女神(エリス)のことで一々、神議会を開いてつくづく頭の沸いている連中だと分かる

というか2500年程度前のことを掘り出しても仕方がないだろう

エリスだけではなくこちら側の不手際によるものでもあるのだがな

そんなことを思考しているうちに議会は無駄に白熱する


「だからこそ、あ奴を殺さねばならんのだ!!」


先程から過激な発言をするのは神界でもそこそこ力を持った神 クラートスだったか


「そうです、あの女神などいても邪魔にしかならないでしょう!」


それに加勢するのは最近頭角を現してきている若い神 ポルノス

若いのはよいことだがもう少し俯瞰してみるということを知るべきだろう


「ですが、エリス様は以前の星間戦争でもさらに巨大な銀河大戦争でもご活躍されたのはお忘れですか」


「それに加え、神議会や神界之間、さらには階級制度もエリス様が考案され、現在も運用していますよ」


それに反論する女神達 アーテルとキルパス 

内心、女神たちの方を応援したいが口に出せんのはつらいことだ


さてそろそろ神議会も終わらせに入ろうか


「さて、君たち意見は纏まったかい」


べつに興味はないが序列一位をしての仕事をしなければな


各々が意見を言い出す

収集がつかない

(こんな時にあいつ(エリス)がいれば楽なんだがな)

基本的に序列制度は高い神が多くの発言力を持っているもの

あいつ(エリス)は序列二位であったからすぐに終ったのだがな


「総意は堕女神エリス及び序列二位は保留とす」


一斉に神達が戻る、意味のモノだったと私は思いながら仕事をするのだった









「意外とすぐに終ったわね」


「おかげで俺はグロッキーですけどね」


あれから5時間、拾っては調合してをくり返し何とか999まで上げることができた


「目的も終わったし、会いに行きましょうか」


「やっぱり行くんですか?」


正直会いたくもないがどのみち会うことになるのだろう

今行くべきだろうか


「じゃ、出発するわよ!」


「どうやって上に行くんですか」


「階段じゃないの?」


「あるんですか」


「知らないわ」


「、、、無計画ですね」


「大丈夫よ、ここそんなに広くないし」


「探すところからですね」


正直ここは暗すぎて見えない

なので調合したポーションを使う


視力強化のポーション

レシピ

獅子鷲(グリフォン)のコア

秘神の回復薬(エリクサー)


「エリス様は大丈夫ですか?」


「喉乾いたから頂戴~」


俺は見えるか という意味で聞いたのだが如何やら飲み物替わりらしい


「キンッキンに冷えてるわね!!」


どこかで聞いたことがある気がする

が、思い出せないので頭の隅に寄せておく

そもそも冷えてるのか?


「探しますね」


「死なないように気をつけなさいよ~」


なんとも気の抜ける返事だ



周りを見る、一切の生物の気配を感じない

(私の気配を感じて近寄ってこないのよ)

急にエリス様の声が聞こえた気がする

(気のせいじゃないわよ!)

まただ、疲れてるんだな俺

(違うって言ってるでしょ!!)

如何やら本物らしい

(これどうなってるんですか)

(念話よ、一応あなたも神族なんだから使えるんじゃない?)

(使えると使いこなせるは違いますけどね)

雑談しながら進む

やがて寂れた階段を見つけた

(それが999階層への階段ね)

(上っていいですか)

(大丈夫よ、そこだったら私も瞬間移動(テレポート)できるから)

これない理由があったらしい

階段を上っていると


「やっほー会いに来てあげたわよー」


さっと現れたエリス様が告げる


「さっきヒュドラちゃんに連絡したから大丈夫よ」


「分かりたくありませんが分かりました」


階段を重い足取りで上ると広い場所に出た


「其方か」


ズンと音がしそうなほど大きい体に九つの頭

口から覗き見える歯は恐ろしいほどに尖っている


「エリス殿から話は承っている」


「あ、ありがとうございます」


「さて、我を倒したいのだったな」


「いいんですか」


「別に構わん、我が真の意味で消えることなどないからな」


「す、すごいですね」


「我を倒すことは、、、今の其方では無理だ」


「やっぱりですか」


「悔しくないのか?」


「慣れてますから」


自分の勝てない相手なんていくらでもいた

これぐらいどうってことないさ


「良いのか?エリス殿を救うのではないのか」


「エリス様に修行をつけてもらうつもりなので」


「そうだったか、しかし耐えられんと思うが」


「え?」


「そもそも、調合の力すらまともに操れておらんだろう」


「そうですか、、、?」


「こう、何というか、力を出したことがない、といえばよいか」


「それってどうにかなりませんか?」


「我は最近暇で仕方ないのでな、良ければ我が修行をつけてやろう」


「それってエリス様大丈夫ですか」


先程から声がしないと思いふりかえる


「エリスさ、、ま?」


いなくなっていた


「すまんな、もうすでに修行自体は始まっておる、エリス殿から言われておる故、鍛えよう」


「お、お願いします」


如何やらエリス様の前にヒュドラさんに鍛えてもらうようです

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