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2話 堕女神様との契約

「アル、私を信仰してみない?」


「、、、どういう発想ですか」


「だって、純神(あいつら)信仰してないんでしょ」


「それは、まあ」


「しかも、私を信仰してくれたらいいことがあるわよ」


「何があるんですか」


「そうねぇ、太陽の女神(ヘリちゃん)みたいに職業(ジョブ)は変えれないけどスキルならあげれるわ」


「ホントですかっ!?」


「えぇ、できる、、、と言ってあげたいんだけど」


「何か問題が、、、?」


「このダンジョン元々私が地上で暴れないようにするためのモノだから、力がちょっとねえ」


「どうにかできませんか?」


毒牙の九頭竜(ヒュドラ)ちゃんを倒せたら出来るんだけど」


「それは、、、」


「だ・か・ら、私が修行に付き合うわ、ビシバシ鍛えてあげる☆」


「お、お手柔らかに、、」


何やかんやあって俺は堕女神様を信仰することになった


「まずは!」


エリス様がビシッと指を立て


「調合師の熟練度をカンストさせるわよ!」


「かんすとって何ですか」


「ま、限界まで鍛えるってことよ」


「なるほど、それで何したらいいですか?」


「そうね、まずはここら辺に転がってる素材を調合していきなさい」


「分かりました」







そのころ地上では


「これが新しいダンジョンか」   「話によると1000階まであるとか」

「潜りてぇ」   「冒険だぁ!!」 「ギルドから依頼は来てないのか?」



一目見ようと人であふれている

ここ、アダミスの町は最近寂れつつあったが活気を戻している

それの要因はやはり 初級ダンジョンであったダンジョンのが新たな階層が見つかったからであろう

また名目上新たなダンジョンということでこの国ヴィンザイア王都ダルダスから調査隊が派遣されている

派遣理由は調査もあるが聖女が神からの信託を受けたのが大きな理由だろう

また聖女の信託の一部

「あのダンジョンで古き神が醒めてしまった(おきてしまった)

しかし聖女自身は古き神が何かを分かってはいない






「まじでなんでこんな素材が落ちてるんですか」


足元を見てみると

聖鉱石(ミスリル)神鉄(オリハルコン)龍神の核(キングドラゴンコア)

これは、、秘神の回復薬(エリクサー)の泉?!

なんでこんなものがごろごろあるんだ?

全部、噂のモノじゃないか


「どう?できそう?」


「できますけど、、、なんでこんなものが落ちてるんですか」


「さあ?わかんないわ」


「さいですか、、、」


分からないそうなので仕方なく調合の準備をする

幸い落ちるまえにセットを持ってこれたのでそれを使う


「じゃ、頑張って、みてるわ~」


ぷかぷか浮いてるエリス様

どういう原理なのそれ?


「これ?風魔法の応用よ」


心読まれた!?なんで!?


「あなたが私の信者だからよ~」


はぁそうですか

それは置いといて


秘神の回復薬(エリクサー)をかき混ぜながら小さくした龍神の核(キングドラゴンコア)を入れて溶かす


通常なら溶けないものも調合師の特殊効果で溶けるんだよね


数分かき混ぜてから、魔力回復草(マジックヒールハーブ)の最上級のやつも入れる

普通にこれ齧ったほうがよくね?


混ぜ終わったものを瓶に詰める

瓶はどうしたって?

持ってきてたポーションの中身を飲み干した後エリクサーで洗ったものだ

許可はエリス様に取ってるから大丈夫なはず 大丈夫だよね?


「できましたよ、エリス様」


「どれ~」


「これどうで、、」


言い切る前に飲んだぞ、この人


「ぷっは、生き返るわぁ」


何歳だよこの人


「こら、女性の年齢は考えちゃだめだぞ☆」


「イテッ」


チョップを食らってしまった


「感想は」


「美味しいわね、これに神界の酒(ソーマ)が合うわよ」


「そ、そうですか」


「この調子なら熟練度の方は大丈夫ね」


「そうですか?」


「いやだって、今さっきのあなた、熟練度が43だったのに、これ作っただけで99になったから」


すごすぎないこれ?!


「99以上ってないんですか」


「基本的にないけど、、、」


歯切れが悪いけど、何かあるのだろうか


「うーん、あるにはあるんだけど」


「それって何ですか」


「お勧めしないのよねぇ」


「強くなれるんですよね?」


「それはそうね」


「教えてください」


「と、いっても簡単よ」


次の言葉は俺の予想の斜め上をいった


「人族をやめなさい」


「それって、、」


「今は多分禁術になってるんじゃないかしら」


「はい、どこの国でも禁止されてますよ」


「勧めたくないのは失敗したら消滅しちゃうのよね」


そーだったの?!

さらっと恐ろしいことをいうじゃないですか


「ほ、他の方法はないんですか」


「あるわ」


「へっ?」


あるんかい


「今言ったのは 理外れの魔法よ、方法自体はまだあるわ」


「じゃあそれを!」


「これもこれで問題はあるけど、、、でも別にいいかしら?ちょっと待ってて」


そういうとエリス様はぶつぶつと独り言を言いだした


「、、ちゃん、、、、てさ、、、、、、?、、、、、、りょ、、、、、はーい」


よく聞こえなかったが誰かと話してるのかな?


「アル」


「は、はい」


真剣な顔つきになるエリス様


「ホントに人族をやめるの?」


「強くなるためなら」


「覚悟は決まってるわね、今からあなたは年を取ることもなくなるし、今以上に強くなるわ」


「はい」


「でも、二度と戻ってこれない、それでもする?」


エリス様はにっこりと聞いてくる

最後の問いに揺れる

人をやめる、何になるのだろうか


「因みに何になるんですか」


「私の眷属、、、神属かしら」


「なるほど、それでもなります」


「そう、わかったわ」


その言葉を皮切りに詠唱が聞こえてくる


「数多の神々よ

 星々を願い

 銀河を駆けるものに

 絶対的なる力を

 戦神エリス・カーリーンの名のもとに

 アール・ユーティス

 貴方を私の神属に命じるわ」


初めて聞く詠唱だ

そう考えていると

エリス様がこっちを見てる


ㇸ・ん・じ 口パクでそう言っている


「は、はい」


慌てて応える

応えてから間もなくエリス様が俺の頬を触る

その瞬間、意識は闇へと堕ちていった


 





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