5月3日 操作ミスしちゃったっ!
今日もいつも通りでソファーの上で寝転がってゲームをしていた。そこまでは普通だ。だけど、そこには1つの問題点があった。
怖いんだ。何がって………顔が………顔が怖いんだ………。
原因は聞かないでも分かっている。
昨日のことをまだ怒ってるんだ。
ソラは自分のことには優しい癖に人のこと(俺限定のこと)になると厳しくなる。いわゆる、自分に優しく他人に厳しいタイプだ。
友達と遊ぶ時は日時、場所、人、遊ぶ内容、帰宅時間を言わないといけない。もし、報告をしなかったら大変なことになる。いや、なったと言った方が正しいので、次も絶対になると思う。でも、自分のこととなると俺に何も言わずに遊びに行くことが殆ど。
自分がやらないのに何で俺がやらないだけで怒られるんだよ。器が小さいな。
実はこれはマシな方で、これ以上面倒な事が沢山ある。妹の性格変わらないかなって思ったときだってあった。流石は人生で一回は殴りたいやつ第二位の成績をもつ俺の妹だ!日頃の恨みを込めて………
「全部聞こえてますけど!!!!」
「え?何が!?ゲームの音が?」
「いや、お兄ちゃんの心の声がだよ」
「ちょっと待って?何で聞こえるの?これは俺しか聞こえないんじゃないのかよ?」
ごめんっ!操作間違えちゃった!
「可愛く言っても許しません!!」
間違えたのは悪いと思ってるけど思ってることは思ってるんだろ?そうやって?
「い、いや………………それは………その………」
「どうなの?お兄ちゃん?私のことを他人には厳しいタイプで、器が小さくて、面倒で、バカで、性格が最悪で、お兄ちゃんに比べるとチビで、気を抜くと太りそうで、貧乳で、いなくなって欲しい妹だって思ってるんでしょ?」
「そこまで言ってねぇよ!でも、そこまで言えるってことは自覚して………」
「は?」
人は地雷を踏まれると何するか分からない生き物である。
怖いよ。怖いよソラ。ソラはいつからそんなに汚れたんだい?
「へぇ~。いい度胸だね」
「今のはナレーションが………」
「聞く気はない!」
ぐはっと声が出てしまい、痛いところを押さえて倒れこむ。そして目の前が段々白くなっていく。
脇腹ってこんなに痛いもの何だね、初めて知ったよソラ。
そっから明日まで目覚めることはなかった。




