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寧々のご飯は本当に美味しい。
食べると暖かい気持ちにさせてくれる。
美味しすぎておかわりをしてしまった。
今日は頑張っている寧々の為にエステティシャンを呼んでいる。
気持ちよかったみたいで中々出てこなかったので、寂しくて…。いや、心配で見に言った。
本部長から業務連絡のメールが来ていたので返事を返したりしていたら、寧々が上がってきた。
今日のネグリジェは薄いピンクの膝まであるワンピースだが、胸元がリボンで包まれていてまるで俺に贈られたプレゼントの様だった。
頬はピンク色でまるで妖精のようだった。
熱が一点に集中してるのが分かる。
二人で寝室で映画館にいるような雰囲気を味わいため、スクリーンがある。
凄いまったりした映画を選択していた。
疲れていたのか可愛い口を開けてあくびをしている。
癖なのか口をふにふにしている。
俺の大好きな口が…ふにふにしている。
触りたい……。触って口付けをしたい……。
気がついたらキスをしていた。
寧々も俺の背中に腕を回してくれている。
これは…してもいいって事だよね?
この間、バックから激しく突いて涙目になっていた寧々本当に可愛かった。
痛めつけるのは好きではないが、情事の歳中に「だめだめ」と寧々に言わさながら意地悪するのは好きだ♡
俺の気持ちを見透かしていたのか「今日は優しくして欲しい」と言われてしまった。
仕方ない……。優しくする。
スローペースでゆっくり進めていく。
蜜の量がいつもの倍だった。
次から舐める時はゆっくりにしようと思った。蜜の量が増えれば寧々の快感が増して寧々の気持ちよさが上がるはずだ。
奥さんとしての報酬の話をした、佐川家は代々、旦那から奥様に報酬と言う名の感謝のプレゼントを贈る習わしがある。
おじい様も未だにおばあ様におくっている。
寧々からはお金じゃなく、思い出が欲しいと言われた。
寧々みたいな心が綺麗な子は考える事も素敵だった。
さすが俺が20年間も愛した女なだけある。
テーマパークがいいとの事だったからまた計画を立てよう。
しかも!
寧々から俺の唯一の人にして欲しいと言われた。
これは…ひょっとしたら。寧々も俺の事好きだったりするかも…。
俺の勘違いじゃなければ、寧々も俺の事を大好き♡なはずだ。
情事の歳中にもよく言ってくれるし、寝ぼけた時も紫苑くん、大好き♡とよく言ってるから間違い無いはずだ!!
でも…俺は念を押して言った。
俺も寧々の唯一の男だと!
了承してくれた。もう訂正は受付ない。
寧々が言ったんだからな。
忘れないよ!
嬉しかったのか寧々は目に涙をいっぱい溜めて泣いていた。
女の涙なんてネチネチして大嫌いだったが、寧々の涙は美しく綺麗だった。
寧々は寝てる時によく寝言を言う。
「紫苑くん…かっこいい」
「紫苑くん、おいしい?」
「明日のご飯のおかずは……」
など、様々な言葉を発している。
口をむにむにしだした。
寝言を言う合図だ。
何を言う?ワクワクしていた。
「しずくちゃん」
誰の事だろう?
寧々の友達かな?
俺も寧々の交友関係を全て把握してないが、寧々から聞いた事のない名前だった。
その後の言葉に最高の気分になった。
「パパとママの宝物だよ。ママはパパと同じ位愛してるよ」
笑顔でまた規則的に寝息をたてる。
思わず寧々の頬にさわりキスを落としていた。
「俺達の子供かぁ。寧々に似た可愛い子なら男でも女でもどちらでも構わないよ♡」
俺は幸せな気持ちで寧々を抱きしめて眠った。
昨日余程疲れてたのか、まだ寧々は寝ていた。
身なりを整えて下に降りると朝ご飯は出来ていた。
「坊ちゃん。昨日無体を働きましたね?」
「違う!!マッサージをして疲れてるんだよ。」
「でも…されたんですよね?」
「ぁあ。」
「またですか?奥様は疲れてたんなら1回ですよね?」
俺は森山さんの顔が見れなかった。
「3回…」
「は?とうとう私も耳が遠くなりました」
「3回しました」
「大旦那さまと大奥様にご報告させていただきます。お2人からお叱り受けて頂きましょう。」
俺は慌てて森山さんに言う。
「我慢できないんだよ……。森山さん、俺は20年間寧々が好きだったんだ。」
「それでも…。3回はやり過ぎです。」
この5年間位は体の関係だけの女が途切れる事は無かった。
そこで発散していたつもりだったが、最低だか、好きじゃない女とすると男も淡白になるんだということだ。好きな女相手だと無限にしたくなるものなんだ。
「奥さまは坊ちゃんがプレーボールだった事、ご存知なんですか?」
「多分知らないと思う……。」
森山さんはため息をつき。少し残念そうな、顔でいう。
「バレて嫌われないように気をつけてくださいね。後で泣きついてきても私では対処できませんからね?」
長い説教がおわり、要がやって来た。
「寧々に体の関係の女がいた事言った方がいいだろうか?」
「噂になってる、華蓮とは体だけの関係だった事は伝えた方がいいんじゃないか?」
「そうだな。なんで俺の初恋が華蓮になっているんだ?」
「家族ぐるみで付き合いがあったらからだろ。」
「寧々ちゃんが不安に感じないようにしてやれ。あんなにいい子はこの先いないぞ。後悔しないようにな。」
「ありがとう。要。」
会社に着いて颯にも相談してみる。
「わざわざこっちから言わず、寧々ちゃんが聞いてきたら誠実に答えたらどうだ?」
「そうだな。今はコンテストの準備で忙しそうだしな」
「いっぱい甘やかして大事にしていたらお前の気持ちも伝わると思うぞ。」
「了解。」
会議が始まる。
ブライダル部門の担当から
「宇月グループが売り出してるYNMTのNnブランドシリーズのジュエリーを今後ブライダルで起用できないか交渉出来ないでしょうか?」
宇月グループの春川優真社長と湊本部長は曲者だと聞くが、今後、佐川グループが独占できたら凄い利益になる。
「よし、まず、本部長の方にアポを取って交渉してみてくれ!」
「承知しました。」
YNMTのジュエリーデザイナーは素性を伏せている。
分かっているのは名前はNnである事だけか。
かなり人気が出ているし早めに抑えておきたい物だな。
昼すぎに要から寧々が熱が出ているので病院で点滴を打ってもらったと連絡が入る。
医師からは疲れが溜まっているとの事だった。
仕事はしないといけない決裁のみ終わらせて帰りに食べやすい物や栄養価の高いものを購入し急いで家に返った。
森山さんに激しく睨まれる。
「だから申しあげたじゃないですか!!」
返す言葉もなかった。
「以後気をつける」
寝室に入るとまだ真っ赤の顔をした寧々が眠っていた。
「ごめんな。無理させて」
「無理してないよ。大丈夫だから熱治ったらまた愛し合いたい。」
いつでも優しい寧々…。
「だいすきだよ。ゆっくり休んでね。」
「ありがとう。私も大好きだよ。」
「元気になったら旅行行こう」
「うん。」
寝る時に頬を触ったら熱は下がっていたが、寧々に今日は別の部屋で寝るように言われて仕方なくゲストルームで寝ることにした。
次の日には元気な寧々が見れて良かった。




