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ラムネ  作者: しろちゃんまま


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5

今日は炊き込み、ハンバーグ、サラダ、スープを作った。

炊き込みご飯の具材は先に煮込んでから米と一緒に炊きあげた。

ハンバーグは玉ねぎ、人参、ブロッコリーの芯、キノコをみじん切りにしてから、電子レンジの蒸し焼き機能で、サラダ油を小さじ1杯20分間蒸す。

昔、ママからお麩を砕いた物を入れるとふっくらすると教えて貰ったのでフードプロセッサーで細かくした物をお肉にサクッと混ぜる。

繋ぎの卵とパン粉もいれてから塩コショウもいれる。


ブロッコリーの実の部分をさっと湯掻く。

人参をハートにくり抜いた物をきび砂糖、薄口醤油、みりんと人参が浸かるくらいの水をいれて30分煮込んでいく。

くり抜いた残りを細かく切った物とキノコの残りとレタスを軽く炒めてからスープをつくる。


蒸し焼きにした野菜を水切りし、野菜の汁はスープにいれ、蒸した野菜はお肉に入れていく。


軽く捏ねて成形した物をホットプレートで焼いていく。


フライ返しでひっくり返してまた蒸し焼きしていく。

予め作っていたトマトベースのソース上からかけてからハンバーグの上にチーズをかけてまた蒸し焼きにする。


スープに水溶き片栗粉をいれて解いた卵をいれる。

ふわふわの卵スープが出来た。


炊き込みご飯も炊き上がった。


紫苑くんが帰ってきた。

結婚指輪以外で初めてのプレゼントを買ってきたくれた。

YNMTで私がデザインしている、Nnコレクションで私が1番好きなブレスレットだった。

ピンクのチャームにムラサキ色の花をモチーフにした宝石があしらっている。


可愛い花束も買ってきてくれた。

私をイメージして作って貰ったらしい。


「ありがとう♡紫苑くん。凄く嬉しい。このブレスレット、私の1番お気に入りのコレクションなの!大切にするね♡」

「気に入ってくれて良かったよ。てか凄いいい匂いだな」

ダイニングにいくと盛り付けの終わった料理が並んでいた。

「うわぁ。全部、寧々が作ってくれたの?」

「はい。お口に合えばいいですが……。」

「いただきます!」

いつも、上品な紫苑くんが大きな口を開けて美味しそうに食べていた。

「うまっおいしいよ。寧々♡」

「良かった。おかわりあるからね」

「炊き込みご飯貰ってもいいかな?」

使用人がいれてくれる。

その後も炊き込みご飯とハンバーグもおかわりしてくれました。


お風呂に入った時に今日は角質ケアとアロマオイルでマッサージをして貰った。

マッサージ専門の使用人さんとの事で結婚が決まった時に紫苑くんが雇ってくれたそうだ。

「私どもは普段は佐川グループが提携しているホテルで施術をしておりますが、奥様から呼んで頂きましたらすぐに参りますので、気にせずお呼び下さい。」

「ありがとうございます。」

首から肩にかけてを念入りにマッサージしてもらう。

自分でも分かる位ゴリゴリいっていた。

老廃物がどんどん流れていくような不思議な感覚だった。

足まで終わった後はヘッドスパもしてくれた。

美容師の免許もある方だったので、美容室でしてもらうような気持ちよさだった。

眠気が…。

「奥様、奥様、終わりました」

「すみません。どれ位寝てましたか?」

「1時間程眠られてました。旦那様が心配して何回か声をかけてこられました。」

「すみません。」

「いえいえ。私共は奥様をリラックスをお与えするのが仕事ですので気になさらないで下さい。」


寝ている間に暖かいシートに包まれていたので、体はむしろ温泉に入った様にポカポカだった。

肌もモチモチとしてきめ細かくなっているし、顔も小顔になった様な気がした。、

ヘッドスパの後で髪も乾かしてくれていたので、髪もとってもサラサラになっていた。

頭のてっぺんかり足のつま先までツルツルで輝いていた。

ネグリジェに着替えて寝室へいくと紫苑くんがソファに腰掛けてタブレットを見ていた。

携帯で何か指示を出している。


私はベットに入り、映画館の様に大きなスクリーンに観たいDVDを選んでいく。

今日はまったりしたい気分だったので、ほのぼの映画にした。

いつの間にか紫苑くんもベットに入っていた。

紫苑くんの肩に頭を寄せて腕枕をしてもらった。

私が顔を見つめているので「うん?」とおでこをくっつけてきた。

「待たせてごめんね」

「リラックス出来てよかったよ。」

「プレゼントもありがとう。凄く嬉しかった。」

「欲しいものもしあったら気にせず言ってね。寧々の報酬だから」

顔がひきつるのを必死で抑える。

そうだ…

私は契約妻だ。

紫苑くんは優しいから契約妻でも良くしてくれてるからもしかして愛されてるのかもと錯覚していたが、私の本来の役割は本妻が帰ってくるまでの繋ぎだった。

紫苑くんは健全な男性だ、契約でも法律上は夫婦なんだから夜の営みがあるのは当然だし、何も可笑しくない。

ただ……私が、紫苑くんを愛しすぎているだけの事……。

気を引き締める。

5年間だ。

自分の役割を忘れてはダメよ!!寧々。


「ありがとう。紫苑くん。でも報酬はお金じゃなくて紫苑くんとデートとか旅行とか思い出作りがいいんだけど…だめかな?」

「分かった!今度旅行に行こうか?行きたい所ある?」

「テーマパークとかかな。」

「了解!」

チュっとキスされた。

情事が始まる前の合図でもある。

背中に腕を回して抱きしめた。

「今日は少しつかれてて優しくして欲しい」

「分かった。」

ゆっくりな情事だった。

全てがスローペースだったけど、凄く気持ちよかった。

気がついたら3回もしていた。

寝る時も紫苑くんにしっかり抱きついていた。

「紫苑くんの匂いに包まれて寝たいから」

「わかった。お休み♡」

紫苑くんの匂いは本当に癒される。

5年のタイムリミットが少なくなっていく。

悲しくなってした。

「どうした?」

「何か悲しくなってきて」

「大丈夫だよ!俺がいるからね。ずっと守ったあげる」

「ありがとう。」

嘘つき…本当は華蓮さんが好きなくせに……私のこと好きなふりして……本当に酷い人

でも…私の大好きな人。

期限が来るまでは私だけの紫苑くんでいて欲しい。

「紫苑くん。」

「うん?どうした?」

凄い優しい笑顔だった。

全てを包み込んでくれるような優しさだった。

「私を…私を…紫苑くんの唯一の人にして欲しい。私だけにして欲しい。」

契約が終了するまでの間でいいから。

1度でいいから紫苑くんの唯一の(ひと)にして欲しかった。

契約なのはわかってる。

でも……言わずにはいられなかった。

こんなわがままな女でごめんなさい。

「分かった。今日から寧々は俺の唯一だし、俺も寧々の唯一の男だよ。」

「うん。」

涙が溢れてきた。

紫苑くんの顔も見えない。

でも優しい紫苑くんの大きな手が私の頬に触れる。

優しくキスしてくれた。

「もう寝よっか?」

「うん」

大好き♡紫苑くん。

このまま時が止まればいいのに……

残り4年と半年になっていた。

夢の中で紫苑くんと私と子供の3人でたのしく過ごす夢を見た。

「しずくちゃん。パパとママの宝物」

幸せな夢だった。

その時、紫苑くんは私の頬を撫でながら幸せそうに笑っていた。

紫苑くん大好きだよ。


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