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「紫苑くん。だめ…」
寧々から名前を呼ばれるたびに胸がじーんと温かくなっていく。
好きな子に呼ばれると自分の名前が凄い価値のある物に感じてくる。
「おーい!紫苑…紫苑…」
颯が呼んでいた。
俺の幼なじみでもあり秘書でもある友人に昨日寧々が名前で呼んでくれた事を話す。
「お前…。良かったな」
呆れた様に言っていた。
でも本当になんであんなに可愛いんだろか♡
祖父の秘書から電話が入る。
「紫苑様、会長から来週の金曜日に本邸で夕食を、食べるために寧々様を連れて来るようにとの事です。」
「分かったと会長に伝えてくれ」
俺が代表取締役になっているが最終決定権は会長である祖父が握っている。
祖父母には3人の息子と娘がいる。
俺の父親は3番目だった、本来は息子の誰かがなる予定だったが残念ながら素質がある人間が居なかった。
なので祖父は孫の代で探すことになった。
俺は孫の中で1番上になる。
俺は小さい頃から賢く何でもそつなくこなしていた。
5歳から当主になるための英才教育を受ける為に親元を離れて祖父母と暮らしていた。
祖父は昔から厳しい人だったが、教育が終われば優しかった。
週に2回は休みを設けてもらい、その日は好きなように過ごせた。
祖父と釣りに行ったり、山登りに行ったりもした。
田植え体験、時には芋掘りなども子供時代してきた。
そこでかけがえのない親友の颯にも出会った。
色々な体験をさせてくれた祖父には感謝している。
祖父母はとても厳しい人達だから寧々を連れていって寧々に厳しい事を言ったらどうしようかと思っていた。
寧々が部屋から出てきた時に目に涙の跡があった。
「大丈夫か?」
と言ったが笑顔で答えてくれた。
俺の家族が寧々をバカにしている事は前から要からの報告で知っていた。
弟妹達にはキツく言っていたが寧々の前では横暴だった。
親族が揃う場で言った。
寧々が傷つかない様に守っていく。
帰りに祖父に呼ばれた。
「紫苑、分かっていると思うがしっかり寧々ちゃんを守ってやりなさい。あの子はとっても優しい子だ。あの子のおじいさんには凄い助けて貰った。今の佐川グループがここまで大きく慣れたのもあの子のおじいさんのお陰だ。傷つける様な事があったらワシがゆるさんからな!!」
「承知しました。」
「お待たせ!」
「うん。紫苑くん。」
手を握ってくる。
小さい手で今にも折れてしまいそうだ。
「早く帰りたい」
「帰ろう!俺達の家に…」
********
家に着いてすぐに風呂にはいる。
寧々の好きなローズの香りの湯にはいる。
後ろから抱きしめる。
「こんなに細くてちゃんと食べてるのか?」
「食べてるよ。ここに来て太った位だよ。」
「もっと太ってもいい位だ」
寧々が俺の顔を見つめてくる。
口付けしてきた。
「今日は私がしてもいい?」
「もちろん」
寧々の柔らかい唇が俺の唇に触れる。
はむはむと俺のを食べていく。
激しくしたい衝動を抑えて寧々のしたいように待つ。
舌が挿入されてお互いの舌が絡み合う。
俺が激しくした時に唇が離れて寧々の人差し指が当たる。
「紫苑くん。今日は私がするって言ったでしょ?」
「ごめん…。」
首筋を這うように舐めていく。
ぶちゅーじゅーと吸われる。
「ついた♡」
かなり大きく濃いキスマークがついた。
顔が花が綻びそうな位の笑顔だった。
吸い込まれそう…。
次に俺のを、舐めていく。
チロチロ、ちゅーと、吸ったりしていく。
寧々の小さい口には俺のは大きくて入りきらなかったがそれでも頑張って奥までいれて頑張ってくれた。
ジュボジュボと言う音と俺の息遣いが静かな風呂場に鳴り響いた。
普通ならいかないと思うが、寧々か…この世で1番愛する女が俺の為に頑張ってしてくれていると思うだけで果ててしまった。
かなり大量に出てしまった。
寧々の口からも溢れてごぶっと出てしまった。
「ごめん…」
寧々が涙目で謝ってくる。
強く抱きしめる。
「大丈夫?苦しくない?」
近くに置いてあった果実水を口移しで飲ませてあげる。
「もっと…もっと…」
と甘い時間に変わっていく。
「いれていい?」
耳元で可愛い声が言う。
耳の中まで熱くなるのを感じる。
ゴムをつけて、寧々が上から乗ってきた。
「おっきい…イクっ」
挿入しただけでいっていた。
俺は寧々のクリと胸を揉みながら言う。
「1人で楽しんでないで俺のも気持ちよくしてくれないと」
くすくす笑うと恥ずかしそうに「わかった♡」と言っていた。
拙い動きだったが、寧々も気持ちよかったのが腰が自然と動いて気持ちいいポイントを探していた。
ズボズボ、ぐちゅぐちゅ、いやらしい音が響いていく。
熱いものが込み上げていき。
俺も果てた。
次はバックで俺が攻めていく。
どうやら寧々はバックが1番お気に入りらしい。
凄い動いてくれる。
気がついたら5回はしていた。
体も冷えたので湯船に浸かる。
「どうして?」
「え?」
「そんなに元気なの?私もうヘトヘト…」
そういえば…過去、関係を持った女達との情事を思い出すがここまで回数をした事もなければ毎日したいと思ったことも無かった。
寧々と結婚する前にしていた女とが1番長かったがそれでも週に1回程度で多くても連続で2回だった。
付き合いたいと思ったのも、愛し愛されたいと思ったのも、こんなにしたいと思ったのも、気持ちよくさせたいと思ったのも俺の人生の中で寧々だけだった。
「紫苑くん…。だいすき♡」
「俺もだよ♡」
すうすうと規則正しい寝息が聞こえてきた。
今日は食事会もあったし、まだ5回しかしてないが疲れしまったみたいだ。
寧々をベットに寝かしてから俺はまだ果てないので自慰行為をする。
寧々を思い浮かべたら何回もしてしまう。
「って事があったんだよ。どう思う?」
「嬉しそうに話てんじゃねーぞ!!お前が呼び出すから何事かと思ったらただの嫁との惚気じゃねーか。」
颯と飯を食いながらこの間の事を話す。
「いや、お前にしか話せないだろ?」
「要に話せよ。」
要も幼なじみだ。
「あいつも結婚したし、休みの日に可哀想だろ?」
「俺も可哀想だろが!!ちっ、ていうか、お前の弟妹共、寧々ちゃんの事を孤児ってバカにしてたぞ、しかも未だにあのぶりっ子腹黒女とくっつけたがってるし何とかした方がいいんじゃないか?」
俺のセフレだった華蓮を両親達は気に入っていた。
なぜか俺の初恋の子が華蓮になっていたので驚いていた。
「そうだな?てかあいつ今、海外にいるんだろ?」
「そうだ。でも、寧々と結婚したから大丈夫だろ?もし寧々を害する事があれば潰すだけだ。」
「怖っっでも寧々ちゃん本当にいい子だな。この間、俺にまでお弁当届けてくれたぞ。」
「は?!なんでお前が食べてるんだよ」
「大丈夫だよ!手作りは夫だけなので買ったものですがって言ってたから手作りはお前だけだから安心しろ。」
肩をポンポン叩かれる。
心の中で息を吐く。
良かった…寧々の手作り弁当は夫の特権だよな。
寧々も同じ気持ちで安心した。
電話がかかってきた。
寧々からだった♡
「どうした?」
「何時に帰ってきますか?夕食はハンバーグにしようと思いますが大丈夫ですか?」
「5時までには帰るよ。寧々の手作りなら何でも好きだよ」
「はい。気を付けて帰ってきてください。」
「甘々ですなぁ。新婚さん〜」
「お前も結婚してみろ?最高だぞ?好きな女が家で待ってるのたまらんぞ♡」
「はいはい。またの機会にしてみるわ」
颯と別れてふと目に入ったジュエリーショップに入った。
佐川グループと同じ規模の宇月グループがしている店だった。
そこに季節ごとのシリーズのジュエリーがあった。
デザイナーNnが手がけた物だった。
最近人気が出てきた新人だった。
その中で寧々に似合いそうな物があったので買って帰った。
後、花屋に寄って花束も作ってもらった。
「ただいま」
「これ。花束とプレゼント」
「ありがとう!これは…」
「通りがかりにYNMTがあってそこで買ったんだ。寧々に似合いそうだったから」
「ありがとう!大切にするね♡これ私の1番好きなコレクションなの」
寧々の笑顔が見れて良かった。




