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帰ってから紫苑くんに謝った。
「ごめんね」
「…。」
紫苑くんが全然話してくれない。
どうしたらいいのかな?
私は困ってしまった。
「紫苑くん?」
「…。」
今度は目も合わせてくれない。
「本当にごめん。今度はちゃんと携帯持っていくから」
「…。」
え?
無視するにしても長すぎじゃない?
もう目も合わせてくれない。
仕方ない…。
お風呂に入ろう。
綺麗に全部流そうと思って部屋のお風呂にはいる。
シャワーで頭を洗いながらどうしたら紫苑くんと仲直り出来るか考えていた。
だから入ってくる音聞こえてなかった。
後ろから低い怒った声が耳元で響く。
「なんで携帯と時計を置いていったの?俺が悪くてもそれはダメじゃないの?」
振り向くとかなり怒った顔が…。
「ごめんなさい」
紫苑くんの眉が上がる。
「ごめんなさいね…。」
「どうしたら許してくれる?」
「次からはあんな事しないで欲しい。」
「分かった」
「俺も寧々の意見も聞かずに謝罪させようとしてゴメンな」
「ううん。いいの!紫苑くんと仲直りしたい。」
「分かった」
紫苑くんの手が私の頬を撫ぜる。
私達はキスをした。
激しくなく、ゆっくりで甘いキスだった。
紫苑くんの手が私の胸を揉んでいく。
とにかく今日は優しかった。
気持ちいい。
結婚してこんなに離れた事ってなかったかも…。
紫苑くんのアレは凄く立って大きくなっていた。
私は口に含んで舐めていく。
紫苑くんは気持ちよさそうな声を出していた。
私は嬉しくて仕方なかった。
「寧々の顔に出したい」
たまに紫苑くんこういう事言うよね…。
嫌ではないけど…。
「分かった。」
紫苑くんが出そうな声を出した。
男の人だけど、紫苑くんが出す声は色っぽい。
久しぶりだったから私の顔にでた白い液は凄い量だった。
一瞬目の前が真っ黒?真白になった。
「あはっ寧々の顔パックみたい笑」
お湯で優しく流してくれた。
髪にもかかっていたので。髪も紫苑くんが優しく洗ってくれた。
私とは違った少し強めの気持ちいいマッサージで頭のコリがほぐれていく。
「紫苑くん気持ちいい~」
「良かった」
紫苑くんから笑顔が見えた。
少しは機嫌が直ってきたのかなと嬉しくなった。
マッサージは首から肩にむけてしてくれた。
「そこそこ!気持ちいい」
「良かった。」
うつ伏せになって背中と腰もしてくれた。
ぐっぐっと指でツボを押してくれる。
指はお尻をおしていく。
はぁ、きもち
「いたーい!なんで?痛い。痛いよ!紫苑くん」
「痛い?ここが痛いって事はふくらはぎも」
「いたーい」
下半身が痛い。
「いたい!いたい」
涙が出てくる。
でも紫苑くんは止めてくれない。
「お風呂の時とかマッサージしてる?むくんでるよ。ちゃんとケアしないとだめだよ。」
「ごめんなさい」
何で謝ってるの?
別にマッサージしてなくてもしててもいいじゃん!
心の中で毒を吐く。
マッサージが終わった。
「どう?おーい寧々?大丈夫?」
「ありがとう」
屍の様に横になっている。
あんなにマッサージがいたいなんて知らなかった。
「痛かった分、浮腫もとれたでしょう?」
確かに、一回りは言い過ぎだけど……
足が細くなったような気がする。
でも足が痛い。
どこもかしこも痛い。
お尻も心なしか痛い
お尻もマッサージが必要とは…
知らなかった。
「じゃあ始めるよ♡」
「え?」
ずずずず
ぢゅるぢゅる
ぐぼぐぼ
指と舌でいじめてくる。
「あふぅだめ…」
「だめじゃないだろ?」
「蜜が溢れてくるよ」
「あーんはん」
「入れるね」
ズボ、パンパン、ぐちゅぐちゅ
出し入れされる。
本当に気持ちいい。
朝になる。
「おはよ♡寧々?」
「おはよう」
体が痛い。
「体が痛い」
「ごめんね♡久しぶりだったから」
悪びれてないよね?
普通ごめんの後に♡つけないよね?
「次からは辞めてね!」
「はいはい♡」
絶対するな…。
でもこの顔に弱いんだよなぁ。
カッコよすぎ。
「今日、紫苑くんの仕事おわったらデートしない?」
「うん♡」
ウキウキした顔で紫苑くんは会社へ行った。
後藤華蓮が言った事は気にしないでおこう。
契約期間は4年あるんだからそこまでは大丈夫!
自分にいいきかせた。
LINEを送る。
お昼になるけど、体が痛いのでベットの上にいる。
【今日、何時に迎えに行ったらいい?】
【6時半で大丈夫だよ】
返信早い…。
ずっと目の前に置いてたのかな?
でも、笑顔の紫苑くんが思い浮かんだからいっか!
少しうとうとしてしまい。
目が覚めた。
時計を見ると6時半だった。
6時半…。
え?
6時半?!
会社に迎えに行く時間じゃん!!
やばい!
起き上がろうとしたけど無理だった。
ベルで使用人を呼ぶ。
「東雲さんを呼んで下さい」
「かしこまりました。奥さま」
東雲さんが慌ててやってきた。
「奥さま!どうされましたか?」
「紫苑くんと6時半に会う約束をしてたんですが、体が動かないんです。紫苑くんに今日は行けない事を連絡して貰えませんか?」
「承知しました。奥さまからご連絡は?」
「ごめんなさい。もう眠たくて……」
私の体はゆらゆら揺れていた。
東雲さんが出ていく時にはもう目をつむっていた。
その後、その後2時間ほど寝ていた。
周りがザワザワしていた。
うっすら目を開けると紫苑くんが慌てていた。
「全然起きないぞ!」
「あぁ。寧々…。」
頭を撫ぜたり、体をさすったりしている。
「宗方先生がいらっしゃいました」
何か大事になってない?
宗方先生っておばあ様の主治医の先生だよね?
そんな凄い方を呼んでも大丈夫なのかな?
「先生?妻はどうですか?」
「坊っちゃま、奥さまは病気ではありません。妊娠されてます。」
「妊娠ですか?本当に?聞いたか?要!俺が父親になるんだよ」
「良かったな!紫苑」
妊娠…。
本当に…。
でもあれだけ生で中だししててしない方がびっくりだよね。
でも良かった。
じゃあこれからどうなるんだろ?
契約は?更新していくのかな?
でも母親が必要だよね?
嬉しい…。
重たい瞼が開いた。
「寧々!」
紫苑くんが抱きしめてきた。
「妊娠してるんだよ!俺達の赤ちゃんだよ!」
紫苑くん嬉しそうだ。
「紫苑くん?嬉しい?」
「もちろん!嬉しいよ。だって寧々の赤ちゃんだから」
これはどういう意味だろ?
私が母親だから?
それとも契約妻が今私だから?
はっきりして欲しい。
紫苑くんにとって私はどういう存在なの?
聞きたいけど…
怖くて聞けない。
冷たい態度されたらたちなおれない。
だから私は笑顔で紫苑くんに抱きついた。
ぎゅーと強く抱き締めた。
紫苑くんのシトラスの香りがする。
ねえ。紫苑くん。
あなたが大事にしてくれるのは私の事が好きだから?
それともただ夫としての義務を契約中だからしてるだけ?
心の中で聞いたって答えれないのに……
私は一人で答え合わせをしていく。
それとも4年後に分かるのかな?
その時に後者だったら?
私は出て行かないといかないのかな?
こんなに好きなのに…大好きなのに…
離れられるのかな?
意気地無し…寧々。
勇気を出したらすぐに分かるのに…。
でも言えない…
赤ちゃん意気地無しのママを許してね。
私の赤ちゃん。
早く会いたい。




