表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/47

21話 輪廻転生の輪

だけど、ゲームの世界に戻ることはなく、もの凄く聖也に会いたいという気持ちだ膨れ上がっていくのだけれど、それだけ。

ただゲーム機を前にゲームプレイすることしか出来なかった。

そうしてまた年月が過ぎ、人生を凄し、死んだ。


そしてまた生まれ変わり、


また死ぬ。


を繰り返したのだけれど、


私は取り敢えず何とか人生を終え、また繰り返す。

のだが、


前世の記憶を引き継いでしまうという事が分かった。

時には胎児でお腹の中にいたときからの記憶だったり、」


幼児期には前世の記憶は忘れているのだけれど、


あの乙女ゲームをプレイしたときにフラッシュバックして、今までの記憶が戻ってきてしまう。


そして、また会いたいと強く願ってしまう。


何回も人生を繰り返したが、

それほど、やりたいことが出来る人生ばかりではなく、むしろやりたくない事をやらねばならない事の方が多く、


意味を感じない人生も


辛く苦しい人生もあり、


親が虐待まがいのときもあり、


結婚しても夫と上手くいかないときもあり、


中には恋人も出来ず、ということもあり


病にふせっただけで終わることもあった。


たまたま前世を思い出さずそれなりに楽しく過ごした時があっても


次の人生でまた思い出してしまったり


虐待の時はゲーム機もなく

食べ物もなく


そのまま死んでしまった。


そのときはとても辛かったのだけれど、普通なら死んだら忘れると思うのだが


次の人生の時に覚えていた。


こんなのが続いてまともでいられるわけもなく

私の魂は消耗し衰弱していった。


ついに死んでも死んでも生まれても生まれても


幸せになれず、ただただ苦しいと思ってしまうようになってしまっていた。


これが輪廻転生の輪。


なのか。


輪の中からはみ出すこともなく

ただグルグルと回っているだけで


物凄く会いたい人に会える周回が無い。


会いたいのに。

とても。


凄く。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ