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第2章 寄付の抜け穴と追放された経営顧問
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応接室には、ローデンとアルフレッドが残った。
ローデンは椅子に座り込み、羽根ペンをまだ握っていた。
インクに染まった指先を見つめている。
少しばかり震えていた。
「……私は、どうなります?」
「どうも。任期を全うしてください。
ただしこれからはあらゆる契約書への署名は、私が目を通してからにして頂きます。
それだけは守ってもらう」
「解任は……しないと?」
「あなたを解任しても次が来る。次が同じ人間でない保証はない」
ローデンは何も答えなかった。
ただ、目を閉じて、長く、細く、息を吐いた。
アルフレッドは机の上の、結局署名されなかった契約書を取り、二つに折った。
まずは端緒を開いた。2度目の搾取は防いだ。
次は取られたものを取り返す番だ!




