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41/143

行ってきます!③

一部、重複箇所があったため削除いたしました。

ご指摘くださった読者様、ありがとうございます。

※本文が短くなってしまいましたが、ここからの調整が難しいのでEP41は短いままになります。大変申し訳ございません。

「サラ、ただいま。」

「お帰りなさい、あなた。」

家に戻ってきたパパを、ママが笑顔で迎える。

二人は今日もラブラブだ。

夫婦仲が良くて、娘としては何よりである。


三人揃ったところで、夕食の準備を始める。

ママはあらかじめ切ってあったサラダを綺麗に盛り付けていく。

いつもの葉野菜だけではなく、今日はコーンまで乗っている。

それだけでも、今日が特別な日なのだと感じられた。

パパが持って帰ってきた鶏肉も大皿に盛り付け、甘辛いテリヤキのようなソースをたっぷりとかける。

鶏肉も、このソースに使われている調味料も、平民からすれば高級品だ。

我が家だって、お祝いの日くらいしか口にできない。


そこに私が温かいスープを三人分用意する。

もちろん、いつものジャガイモだけのスープじゃない。

今日は玉ねぎや人参といった野菜もたっぷり入っている。

そして最後に、パパが持って帰ってきた小さな箱を開けた。

中から出てきたのは、一口サイズの小さなケーキが三つ。

サラダに鶏肉、具沢山のスープ。

それにケーキまで。

今日の夕食だけでサジタリウスの宿に一カ月泊まれるほど豪勢だった。


「凄いご馳走だね。」

思わず頬が緩む。

「可愛い娘のためだからな。」

パパが少し得意げに胸を張った。

「さあ、冷めないうちに食べましょう。」

「は~い。」

「ああ。」

完成した料理を三人でテーブルへ運ぶと、私は今までずっと使ってきた席に腰を下ろした。


「「「いただきます。」」」

三人の声が綺麗に重なった。


「あ、これ美味しい!」

鶏肉を一口食べると、思わず声が漏れる。

甘辛いソースがよく絡んでいて、噛むたびに肉汁が口いっぱいに広がった。

「この鶏肉は、仲間と一緒にパパが獲ってきたんだぞ~。」

「野菜は市場で買ったんですよ。」

パパは自慢げに胸を張り、ママは楽しそうに笑っている。

それからも料理の感想や今日あったことを話しながら、三人で賑やかに食事を楽しんだ。

食事中は静かに、なんてお行儀の良い家庭ではない。

少し行儀が悪いかもしれないけど、これが我が家の食卓。

ずっと変わらない、いつもの光景なのだ。

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― 新着の感想 ―
はじめから「そう思うと少しだけ歩く速度を落としたくなった」までの内容が前話の後半と被っています。
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