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幕間 正式受理

これまでのアイラちゃんの冒険は!

魔導都市レオに行って昼食を食べていると、街の人たちに囲まれてさぁ大変。

いきなり大勢の人に囲まれた時は何事かと思ったけど、ほとんどは以前復興支援をしていた時の知り合いだったよ。

久しぶりに会った人たちから次々と声をかけられて、せっかくなので一緒にいたドライアドも紹介したんだ。


皆美人になったシルフ、初めて見るドライアドに興味津々。

二人に結婚を申し込む人までいて大変だったんだから。

もちろん二人ともお断り。

『アイラが良い』って言った時はキュンとしちゃった。


興味はそれだけで終わらず、今度は私の格好について質問が飛んできた。

まあ、以前と全然違う格好をしているんだから当然だよね。

そこでハイサモナーになったことを話すとそれはもう大変な大騒ぎになっちゃった☆

まさかあそこまで騒がれるなんて思わないじゃん。


あっという間に人が集まってきて、気付けば騎士団まで出動する事態に発展。

そんな大騒ぎの中、無事にクレスにも見つかっちゃった。

そのまま簡単な事情聴取まで受けることになっちゃったけど、別に悪いことをしたわけでもないので物々しい雰囲気にはならず、終始和気あいあいとしたまま終わることができた。

うん、事情聴取そのものはね。


「告白しろヘタレ金髪!」

シルフが小声で言ってたの、聞こえてるからね?

しかもドライアドに向かって親指を立てながら、

「あいつ、アイラのこれよ。」


みたいなことまで言ってたでしょ。

全部聞こえてるよ。

聞こえてないふりしてただけだからね。

あそこで反応したら絶対もっと弄られると思ったから黙ってたけど、本当に勘弁して。


そんなこともありつつ、事情聴取からは無事に解放された。

外に出ればまだ人が集まっていたので、クレスに案内されるまま騎士団の裏口からこっそり脱出。

別れ際、クレスは、

「また会おうアイラ。その時には私もグランドナイトになっておく。」


なんて言っていた。

いやいやいや、私なんてGM権限を使ってスタートダッシュしたのに、クレスは自力でこれでしょ?

本当に才能ある人が本気で努力したら誰も勝てないじゃんね。

私の自尊心が傷つくから、もう少しゆっくりで良いよ。


クレスと別れた後は、また人混みを避けながらこっそり移動する。

次の目的地はネネさんのところ。

街中で無事にネネさんと会うことができて、私がハイサモナーになったことや、ドライアドと一緒に冒険できるようになったことを報告した。

もちろんネネさんは自分のことみたいに喜んでくれた。


特にドライアドのことはかなり気に入ったみたい。

初対面なのに何かと世話を焼いていて、ドライアドも満更でもなさそうだった。

そのままネネさんに案内されて宿まで行ってみると、驚いたことに建物はもうほとんど再建できていた。

しかも前より立派になってる。


残っているのは主に内装で、せっかく建て直すなら細かいところまで拘りたいんだって。完成するのが楽しみだね。

ハイサモナーになったお祝いも兼ねて今日は泊まっていって欲しいとお願いされたので、ありがたくお言葉に甘えることにした。

寝る場所も決まったところで、一度ネネさんとはお別れ。

次はルカさんに会いに行く。


ルカさんも私がハイサモナーになったことや、ドライアドと出会えたことを祝福してくれた。

それどころか、まだ仕事も完全には軌道に乗ってないのに、お祝いだと言ってドライアドに木製のネックレスまでプレゼントしてくれた。

「無茶しなくて良いのに。」

そう思ったけど、その気持ちが嬉しかったなぁ。


ドライアドも貰ったネックレスを嬉しそうに眺めていたし、大切な思い出の品がまた一つ増えたね。


そして最後は、本来の目的だったウィザードギルド。

ハイサモナーになったことを申告して、それで終わり。

……とは、残念ながらいかなかった。


正式に受理されるまでにかかること数日。

何でそんなに時間がかかったのかって?

どうやらハイサモナーなんて、数百年以上も確認されていない伝説上の存在だったらしい。

そりゃあ簡単には信じてもらえないよね。


分かるけど、色んな取り調べを受けるこっちは大変だったんだから。

最終的にはアールヴヘイムへ使者まで送られたんだって。

そして確認へ向かった使者に対して、ティターニアが、

「我が認めた者を愚弄するのか?」


と圧をかけたところ、それまで色々と確認していた人たちも静かになったそうだ。

もちろん私はその場にいたわけじゃない。

後からシルフに聞いた情報だけどね。

でも、あのティターニアに直接睨まれたんでしょ?


確認に行った使者は生きた心地がしなかっただろうなぁ。合掌。

そんなこんなで申告も無事に受理され、私が正式にハイサモナーになったことも認めてもらえた。

知り合いに囲まれ、騎士団が出動し、クレスに弄られそうになり、ネネさんやルカさんにお祝いしてもらい、最後にはティターニアまで出てくる始末。

ただ報告してご飯を食べて帰るくらいのつもりだったのに、どうしてこうなった。


まあ、色々あったけど楽しかったから良し!

以上が魔導都市レオでの出来事でした。


結局最初の振りは何だったのって?

ニチアサのあらすじがやりたかっただけだよ。

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