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Please speak!  作者: 長野原春
26/113

修学旅行です

 いろいろ考えていたらあっという間に修学旅行当日になってしまった。

 俺たちの高校は旅行先は沖縄だ。

 中学の時は京都だったし、一度行ってみたかった。

『まだ暑そう。』

「たしかに。」

 いつもよりだいぶ早く起きた俺たちは、羽田空港に向かっていた。

「多分、すげー平和学習の量が多いんだろうな。」

『分かる。』

 長ったらしいのは嫌いだけど、平和学習は多分これから必要だろうし、聞いてて損はないと思う。

「海とか行けるのかな。」

『水着はあるけど・・・。』

「ほう、ミー子の水着ですか。中学のスク水以来だね。」

『セパレートのやつだから期待すんな。』

「なんて・・・!無慈悲なんだ・・・ッ!」

 せっかくならビキニとかでもいいじゃないですか!!!

 そもそも肌をさらすこと自体かなり珍しいんだから!!

『どこかのアイドルよろしくマフラーもつけてやろうか。』

「やめろ。」

 7○5プロじゃないんだから。

『くっ。』

「ミー子72もあったっけ。」

『ぶっ殺すぞ貴様。』

「こわい。」

 最近ミー子がそういう話に敏感になってきた気がする。

 まあ気にする人多いし、あんまりネタにするのもよくないよな。

「あと、やっぱりその服なのか。」

『当たり前。』

 今日もいつものNSシリーズだった。

 ミー子お気に入りの、NS18のTシャツ。

「そういえば、あの服は持ってきてないのか?」

「・・・?」

 首を傾げられた。

「いや、ほら、あの青いサマーセーターとかフレアスカート。」

『持ってきてないよ。』

「えっ、なんだー、あれ見れるかと思ったのに。」

『楽しみだったの?』

「ん、まあ、すげー似合ってたし。」

 あと、かわいかったし。

『そっかー、似合ってたかー。』

「ああ、良く似合ってたよ。」

『見たいならいつでも見せてあげるよ。でもなっちといるときだけね。』

「・・・なんか優越感。」

『でしょ?』

 ミー子が笑った。

 やべえ、かわいい。


「おっす夏央!」

「かがみんおはよー!」

「おう、京介。」

『陽花、おはよう。』

 いつものメンバーで集まった。

 もうなんか、学校とかではこの4人でいることが当たり前になってきた。

 嫌とかそういうんじゃなくて。

「海とか絶対水着でボインな人とかいるって!」

「最初からおっぱい星人全開だな。」

「ヘンタイだわ、なーみん。」

『私は胸ないから狙われる心配なし。』

 自分から言っておいてなんだかミー子ががっくりしている。

 自虐ネタはやめなさいよ。

「冬華さんとか、ビキニ着てほしいよな。」

「冬姉に何求めてるんだお前は。」

「おっぱいに決まってるだろ!」

 女子がいても全くお構いなしの京介。

 どんだけおっぱい好きなんですかねえ。

「んまあおっぱいはともかく、行動班、一緒でよかったね!」

「ああ、男女混合を許してくれた茎野先生に感謝だよな。」

『いろいろまわりたいね。』

 クラスの人たちが集まってきたところで、点呼が終わり、ついに飛行機搭乗だ。

「・・・あ、祈木、ミー子のフォロー宜しく。」

「なにが?」

「あいつ、飛行機超弱いから。」

「アヤが隣にいてあげればいいのに。」

「できたらそうしてるわ。」

 男女で隣に座るのは許してもらえなかった。

「さ、行こうぜ!夏央!俺飛行機初めてだからわくわくしてる!」

「子どもか。」

 まさかこんな短期間で2度も飛行機に乗るとは。

「おおついに飛ぶか!?飛んじゃうのか!?」

「うっさいぞ京介。」

「ちょ、待って!かがみん痛い!痛い!」

「・・・っ!・・・っ!」

 後ろを見ると、ミー子がものすごい力で祈木に抱きついている。

 飛行機が飛び立った。

「う、うおお・・・。こりゃなかなかの衝撃ですな・・・。」

「ん、まあ、こんなもんだろ。」

「うおお、夏央さん平気ですか。」

「まあな。」

「ちょ、かがみん寝るの早っ!?」

「すー・・・。」

 飛行機が初めての人も多かったのだろう。

 飛行機の中は興奮したみんなでうるさかった。

「うおお!高い!高いぞ夏央!」

「うっさいわ!どんだけ興奮してんだよ!」

「いやだって飛行機だぜ!?初めてだぜ!?」

「いや分かってるけども!そんなに興奮する!?」

「二人ともうるさいよー?」

 後ろから祈木が話しかけてくる。

「沖縄楽しみだよなー。」

「半分は平和学習だけどな。」

「それでもいいじゃん?」

「あたしは聞いてて寝そう・・・。」

「俺は夏央に話しかけてようかな。」

「フリーダムだなお前ら。」

 これでは夏央の突っ込みがいつか追いつかなくなる。

「そうそう、あたしの水着はビキニだよ?」

「ほうほう、それはかなり楽しみですな。」

「なーみんに襲われそう!アヤ助けて!」

「俺なんもしてないよ!?」

「ははは・・・。」

 もはや何も言うまい。

 この二人、ずっと話させておけばいいんじゃないか。


「・・・(ふらふら)。」

「ミー子大丈夫か?」

「来たぜ沖縄!」

「イエーイ!」

 沖縄は非常に暑かった。

 半袖でもかなり暑い。

「こりゃ日焼けしそうだ・・・。」

「そんなの気にしてらんねえぜ夏央!」

「日焼けばっちこーい!」

『絶対焼かねえ。』

 なんだかテンションに差がある4人だった。


「ホテール!こりゃすげえぜ!このホテル貸切だってよ!?」

「二人で一部屋とか、かなり優遇されてんなうちの高校。」

 海が望める部屋に、大きなベッド。

 とても学生には泊まれないような部屋だった。

「まさか、俺たちの部屋が最上階とはな。」

「この俺、鈴波京介のくじ運だな!感謝するがよいぞ!」

「へーへー。」

「あーひどいなー。」

 とりあえずベッドでぼっふぼっふして遊んだ。


 一日目は平和学習。

『沖縄戦では、軍人、一般人合わせて20万人以上が亡くなりました・・・。』

 周りを見ると、寝ている人が多い。

 こら、修学旅行だぞ。

 ただの遊びじゃないんだぞ。

「・・・(こくり)。」

 隣でミー子が船を漕いでいる。

「寝るなって。」

「・・・。」

 ミー子が頭を上げた。

「聞いてて損はないやつだし、寝ないほうがいいぞ。」

「・・・(こくり)。」

 ミー子がちゃんと聞き始めた。

『地上戦では火炎放射器なども使われ・・・。』

 などと、平和学習は非常に長かったが、俺は寝ずに聞いた。


『なっち、よく寝ないでいけたね。』

「寝ちゃいけないんじゃないかな・・・。多分、ああいうの聴けるのって本当に貴重だと思うし。」

『そこだけ優等生。』

「うっせ。」

 ミー子にはバカにされたけど、やっぱり聞くべきだと思っている俺は間違っていないと思う。

「午後は自由だってさ~。」

 祈木が京介と一緒に歩いてきた。

 京介のやつ、なんかラムネ持ってる。

「一気飲み大会ー!」

 京介がアホなことを言い出した。

「俺嫌だけど。」

「あたしはやるよ!」

『私もやるよ!』

 何で2人はノリノリなんだ。

「夏央、や・る・よ・ね?」

「・・・分かったよ。」

 みんなでラムネを開けて、準備完了。

「いくぞー!せーの!」

 みんなが一斉に上を向き、ラムネを飲み始める。

 炭酸が喉を駆け抜け、爽快感が―――

「げっふぉぁっ!!!」

 ・・・炭酸には勝てなかったよ。

「ぶふっ。・・・けほっ。」

 ミー子もアウト。

「大丈夫か?」

「・・・(こくり)。」

 残りは祈木と京介だけ。

 あ、京介の顔が赤い。

「ぶふぁあっ!!げっほげっほ!!」

 京介も噴き出してアウト。

「ぷはー!あたしの勝ち!」

 優勝は祈木だった。

「君たち弱いね!特にアヤ!」

「うっせ。」

『なっちよわーい。』

 お前俺の次に噴き出しただろ。

「夏央よわーい。」

「そこまで言うならもう一回やってやろうじゃねえか!!!次は噴き出さないからな!!!」

 ラムネをもう一本もらい、一気飲みを始める。

 うん、やっぱり暑い時のラムネはうま―――

「ごふっ!!ぶっふぉっ!!」

 やっぱりダメだった。


「自由、って言ってもあんまりやることないよなあ。」

 京介がそう漏らした。

「いや、やることといえば海で遊ぶことでしょー。」

「そうなんだけどさ。ほら、水族館とか首里城は旅行の日程に入ってるからさー。」

『お土産買うにはまだ早いもんね。』

「せめて車の免許があればなあ。」

「なんかあんの?」

「海中道路をドライブしたい。」

『いいねそれ。』

 明日は首里城、明後日は水族館。

 今日は何をしよう。

『ホテルって何時までに行けばいいんだっけ。』

「えーと、夕飯の時間までだから・・・7時くらいか。」

「ほんっと自由だよなうちの学校は。」

 現在1時。

『行きたいところある。』

「お、かがみん行きたいとこ?どこどこ?」

『斎場御嶽。パワースポット的な。』

「へー!パワースポット!」

 祈木がパワースポットと聞いてテンションが上がった。

 ここらへん、ミー子も女の子だよな。

「どんくらい時間かかるんだ?」

『バスで片道50分だって。』

「よしじゃあ間に合うように今から行くか。」

「・・・(こくり)。」

 4人で那覇バスターミナルへ向かう。

 結構予定的には厳しいけど、まあ間に合うだろう。

「お、ちょうどバス来てる。」

『ラッキー。』

 斎場御嶽へ向かうバスに乗る。

「席はこっちの方が夢があるよな?」

 と言って京介がミー子の隣に座った。

 というわけで俺は祈木の隣。

「あら?アヤが隣?」

「ああなんか京介がミー子の隣に座った。」

「どう?愛しのかがみんと引きはがされて。」

「いや、たまにはこういうのもいいんじゃない?京介がミー子の隣に座るってことは理由があるときだし。」

「なあ美衣ちゃん聞いてくれよ・・・。あ、はいじゃがりこ。」

「・・・(さくさく)。」

 京介がミー子に愚痴りだした。

 そうだよな、ミー子の隣に座るのはそういうときだよな。

 でも何も修学旅行中じゃなくてもいいんじゃないかな。

「修学旅行なのでバイト休ませてくださいって言ったら社員が嫌な顔するんだぜ?修学旅行行くなってか?ひどくね?」

「・・・(こくり)。」

「しかもさー、その社員口だけで仕事とか全然できないんだぜ!?んで俺がちゃんとすると機嫌悪くするしさー、もうなんなんだよ・・・。」

「・・・(こくり)。」

 あれちゃんと聞いてるんだろうか。

『やめようとかは思わないの?』

「時給いいしさー。店長がそろそろその社員を飛ばそうとか言ってるからさー、もしかすると耐えればいけそうな気がしなくもないというか。」

『いなくなればいいね、その人。』

「もうマジで祈ってるよ・・・。しかもその人イラつくと他の人に当たるから迷惑だし。」

『私だったら辞めてるなー。』

「でも店長はいい人なんだよ・・・。」

『なんだろう鈴波くん社畜臭が。』

「やめてくれ美衣ちゃん・・・。あとそろそろ俺の事京介って呼んでくれてもいいんだぜ?」

『分かった京介。』

「呼び捨てだった・・・。」

 まさかのミー子が京介のこと下の名前で呼び始めた。

 しかしあれだな。

 なんか付き合ってるみたいでやだな。

『どうしたどうした。まさか京介くんと呼んでほしかったのかー!?』

「うん。」

『まさかの即答だよ鈴波くん。』

「もどった・・・。」

「かがみん、完全に遊んでるよね・・・。」

「絶対に遊んでるな・・・。」

 愚痴聞くんじゃなかったのか。

「まあそれはいいとしてさ、俺の方が売り上げあるってのに威張られるのって腹立つんだよなー。」

『まあそこはほら、社員とバイトだし、仕方ないじゃない。』

「この前ケンカ売っちまったんだよ・・・。『社員のくせにバイトに売上負けてていいんですか?』ってさ・・・。」

『いったね鈴波くん。』

「でも、相手は悔しそうに何も言い返してこなかったんだよ・・・。これ、言い続ければ俺のストレス解消になるかなあ・・・?」

『最悪店長から何か言われるかもしれないし鈴波くんが変な性癖に目覚めることになるかもしれないしほどほどにしておいたほうがいいと思うな。』

「せ、性癖って・・・。美衣ちゃんのエッチ・・・。」

『ねえなっち鈴波くんが気持ち悪いんだけどどうしたらいい?』

「大丈夫俺が京介をぶん殴るから。」

「アヤ早まらないで!?」

 ミー子に何てこと言いやがるこの野郎。


「なんというか・・・自然。」

「自然・・・だな。」

『彩玉じゃあ絶対に見られないね。』

「あれね、心が洗われるって、こういうことをいうのかな。」

 男女の感じ方が違った。

 場内に入って、目を閉じてみた。

 聞こえてくるのは、鳥の声。

 頬を撫でる風と、葉が擦れる音が聞こえる。

 大きく深呼吸をしてみると、なんだか自分が世界の一部になったかのような感覚に陥った。

「・・・はっ。」

 現実感が戻ってくる。

 移動して、見えてきたのは大きな2つの鍾乳石。

 滴る水を、ツボがそれぞれ受け止めている。

 それぞれ、右と左、男と女、光と影を表しているらしい。

『いつからあるんだろうねこれ。』

「見当もつかねえよなあ・・・。」

 そしてその先にあるのは、大きな2つの岩。

 互いが互いを支え合い、とても安定している。

 なんとなく、人という字に見えなくもない。

『陽花、写真撮ってほしい。』

「あたし?」

『そう。おねがい。』

「ん、いいよ。」

『じゃあ、なっちこっち来て。』

 大きな岩のトンネルの前に、ミー子と二人で並ぶ。

「んじゃ、写真撮るよー。」

 とその時、

「・・・(ぎゅ)。」

 ミー子が俺の手を握り、寄り添ってきた。

 なんとなく照れた顔。

 思わずミー子の方をじっと見てしまった。

「おーいアヤ、ちゃんとこっち見なさいよ。」

「あ、ああ。ごめん。もっかい頼む。」

「しっかたないなー。」

 今度こそ、カメラを向いて写真を撮る。

 岩が寄り添うトンネルの下、同じく寄り添っている男女。

 なんだか、いい写真になったんじゃないか、そんな気がした。


 ホテルの食事は、まあそれなりにおいしかった。

 修学旅行なんてそんなもんですからね・・・。

「やー、歩き回るの疲れたな。」

「そうか?俺は結構楽しかったけどな。」

「この写真、なんか絵になってるもんな。」

「へへっそうかな。」

「ああ二人でくっついてるのに照れちゃってさー。君たちなんだか初々しいですね。」

 京介がにやにやと笑う。

「んで実際さー、夏央って美衣ちゃんのことどう思ってるの?」

「好きじゃなきゃ今まで一緒になんかいられねーよ。」

「おやおや?前まで一緒にいてあげることが償いとか言ってなかったっけ?」

「・・・まあそうなんだけど。」

 そのことで今まで逃げてきたからな。

「あれだよ、そのあとのことを考えちゃったんだよ。」

「そのあとって?」

「ミー子の声が出るようになったらって。」

 ミー子の声が出るようになったら。

 声が出るまで一緒にいてあげるという約束。

 なら、声が出るようになったら、その約束は役目を果たす。

 そしたら、一緒にいる理由もなくなってしまう。

「声が出て、約束がなくなったら、別にそばにいなくてもいいんだよ。でもさ、なんかあれなんだよな。一緒にいないとさ、さびしいんだ。だから、一緒にいたい。一緒にいる理由なんか、好きだからで充分だろ?」

「なかなか恥ずかしいことを言いますね、夏央さん。」

「茶化すなよ。」

「でも、なんかいいな、それ。」

 京介が笑った。

「好きだから一緒にいるってさ、当たり前のことかもしれないけどなかなか言い出しづらいよな。幼なじみならなおさらだよな。」

「まあ、俺は自分を抑えつけてたし。」

「ちゃんと伝えてやれよな、それ。」

「ああ。明後日には伝えるよ。」

「マジか・・・。修学旅行中にか。がんばれ。」

「おう、頑張るぜ。」

 2人の間に間が生まれる。

 でもそれは嫌な間じゃなくて、なんか、エールをもらえた気がする。

「はーあ俺も美衣ちゃん結構好きだったんだけどなー。」

「マジか。」

「マジだよ。よく話も聞いてくれるしさー。最近俺相手でも笑ってくれるんだぜー?夏央にはもったいねーな。」

「うっせー。」

「まあいいよ。俺には今彼女いるし。」

「・・・テメー彼女がいる身でミー子に好意を向けていたというのか。」

「・・・あれ、夏央俺に彼女がいるって知らなかった?」

「知らねーよ!!なんとなく想像つくけど!」

 最近・・・というか1か月前くらいからだろうか?

 京介が急に下の名前で呼びだした子がいる。

 その子の家にその子と一緒に向かう京介を見たこともある。

 じゃあやっぱり。

「じゃあ夏央くん、正解をどうぞ!」

「祈木だろ。」

「正解!」

 まあ結構仲良いしな。

 付き合っていたとしてもなんらおかしくはない。

「いやー、俺さ、自己紹介の時にきょーちゃんなりなんなり呼んで下さい!って言ったじゃん?」

「そういえば言ってたな。」

「でも実際呼ばれたことって一度もないんだよね。」

「いきなり言われても困るからな。」

「でも陽花だけは俺の事をあだ名で呼んでくれたんだ!・・・きょーちゃんではなかったけどな。」

 なーみんというあだ名。

 俺の後ろで一瞬で決められたあだ名だ。

 京介はそういう順応力のある子が好きだったのか。

「まあ話してて面白くてさ、俺の話にも笑ってくれて、んでまあ好きなんだと。」

「へーそうなのか。もうヤったの?」

「なんてことを聞くんだ夏央。」

 京介が仏頂面になる。

「まったくエロダルマだなあ夏央は。」

「付き合ったらヤるもんじゃないの?」

「すげー発想だなおい・・・。」

 京介がびっくりしている。

 てっきりそんなもんだと思っていた。

「じゃあなんだ、美衣ちゃんと付き合うことになったら、夏央も美衣ちゃんとヤると?」

「・・・それに関しては、声が出るようになってからで。」

「つまりそう急ぐ必要はないんだよな。まあ、エロダルマさんは理性とでも戦ってなさい。」

「誰がエロダルマだ誰が。」

 結局、話が下ネタ方向へとシフトしてしまい、かなり遅くまで話していた。

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