↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡才剣士は死に戻りで最強に至る  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/31

第6話 後編②

 魔神が血飛沫と肉片となって飛び散る。

 それら一つひとつが無色透明の蝙蝠となり、必殺の毒を牙に込めてリチャードへ襲いかかろうとする。

 しかしリチャードは冷静だった。

 何万回と己を死に至らしめた攻撃だったが、膨大な試行錯誤の果てに対処法を確立していたのだ。


 リチャードは短剣にすべての魔力を込める。

 そして、目にも留まらぬ速度で連撃を繰り出した。


 圧倒的な密度で放たれたそれは、もはや斬撃とも呼べない力の奔流だった。

 それらが岩壁を削りながら突き進み、無尽蔵に増えた蝙蝠を一掃する。

 透明化や毒も意味をなさなかった。


 魔神の死を確認したリチャードは膝から崩れ落ちる。

 乱れた呼吸で短剣を握った腕を見やる。

 腕は血だらけで所々が裂けていた。

 人体の限界を無視した高速斬撃の代償である。


 リチャードは悔しそうに唸る。


(くそ、失敗だ……完璧な振り方なら反動なんてないはずなのに……)


 その時、赤い煙が彼の腕を包み込んだ。

 裂傷が蠢きながら塞がり、ほどなくして出血も止まって痛みが鎮まる。

 リチャードが顔を上げると、そこには不敵に笑うルカの姿があった。


「合格だ。よく倒せたな」


 ルカは愉快そうに言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。