↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡才剣士は死に戻りで最強に至る  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/33

第4話 後編①

 リチャードは周辺一帯に意識を向ける。

 隠れている者はいない。

 彼を狙った盗賊は全滅した。


(この程度なのか。いや、俺が強くなったんだな)


 自己分析をしつつ、リチャードは盗賊の死体を漁っていく。

 出てくるのは酒や保存食や僅かばかりの貨幣だった。

 リチャードはそれらを適当に鞄に詰め込む。

 装備は重たいので放置した。

 魔神の骨だけで彼は十分だった。


「ん? 何だこれ……」


 リチャードが手を止めたのは、盗賊ガニルの死体を調べていた時だった。

 懐から転がり出てきたのは、赤黒い宝石だった。

 夜空にかざして見つめていると、内部から声が響いてくる。


「クハハ、面白い魔力を感じるぞ……」


「誰だ?」


「我は魔神なり! かつて世界を闇に――」


 相手の言葉を最後まで聞かず、リチャードは宝石を投げた。

 そして短剣で真っ二つに切り裂く。

 分断された宝石の内部から赤い煙が噴き出した。

 煙は変幻自在に形を変えて高笑いを発する。


「クハハハハハハ! 馬鹿め! まさかこの忌々しい封印を解く者がいるとは! 騙す甲斐が省けたぞ!」


 煙が空中で終息し、次第に輪郭を帯びた人型へと変貌する。

 やがて煙は赤いドレスを着た美女になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。