買い出し
合鍵でアパートの鍵をあける穂乃果ちゃん。
「あっ、あきました‼︎」
オレをみて喜ぶ穂乃果ちゃんがなんとも微
笑ましい。
それから少しアパートでのんびりしたあと、
そろそろお腹が空いたねってことでお昼を
食べようかってことになった。
「あ、せっかくなのでわたしがチャーハンを
作ってもいいですか?」
と穂乃果ちゃんが言ってくれた。
それはありがたい。
ということでチャーハンの材料を買いに出
だした。
ご飯と調味料はあるのでネギと卵が必要だ。
なのでネギと卵を購入してお会計をすまし
たんだけど…
「袋…どうしよっか?」
「あー、ネギと卵だけですのでこのまま持っ
て帰りましょう。はい、ネギをどうぞ」
…えっ。
むき出しのネギを一本渡された…
「あぁ、ありがとう」
何がありがとうなんだろうか。
オレよ…
ってか、このネギどうやって持つのが正解
なわけ⁉︎
逆さまにして持つ?
それとも緑の葉の方を鷲掴み?
なんなら大切に両手で持つ?
…よくわからないけど、とりあえずお花み
たいに緑の方を逆さまにして持って帰った。
穂乃果ちゃんは、
「わたしは、たまごを落とさないように大事
に抱えてもちますね」
と、本当に大事に抱えていた。
パッと見、お腹が痛い人かのようにもみえ
る…。
そして怪しい二人は無事にアパートに到着
したのでありました。
穂乃果ちゃんの手料理♡
オレも少しお手伝いしながら仲良く調理。
た、楽しい。
「穂乃果ちゃん手際がいいね」
「はいです。オムライスとチャーハンは、得
意げなんですの」
…得意げって。
それからも穂乃果ちゃんは、チャーハンを
得意げに作りあっという間に完成した。
仲良くテーブルに向かい合い
「「いただきます」」
「うん‼︎すっーごく美味しいよ。穂乃果ちゃ
ん」
「わぁ、ありがとです」
あぁ、こうやってオレたちはどんどん距離
が縮まっていくんだなぁ。
新婚さんみたいだわぁ。
そんな幸せいっぱいだった空だが、穂乃果
ちゃんが大学に入学してきてすぐ心配事が
起きてしまった。
…やっぱり穂乃果ちゃんは、にゃ〜んサー
クルに入ったのだ。
犬も好きだけど猫も好きな穂乃果ちゃん。
…あー、やっぱりかー…
空は頭を抱えた。
そしてやっぱりな事が起きたのである。
お昼食堂でなんかわやわやしていた。
?と思いわやわやしている所に見学に。
すると
‼︎あ、あれは…
はぁ…
やっぱり…
穂乃果ちゃんがかわいい猫の格好をして歩
いているじゃないか。
「穂乃果ちゃん」
「あ、空先生ニャン」
…ニャンだよ。
穂乃果ちゃん…かわいすぎだろ。
そんな格好他の男の前でしないでよ。
って言いたかったけど、オレはそんなこと
制限できるわけない。
そしてオレの口から出た言葉は…
「穂乃果ちゃん、今度オレのアパートでその
格好して」
だった。
…オレ。
…
穂乃果ちゃんは、
「ニャン♡」
と言ってお友達としっぽをふりふりしなが
ら、猫部屋へと帰っていった…。
穂乃果ちゃん…
かわいいよ。
オレ、穂乃果ちゃん用の首輪買おっかな。
ハハッ…
もうなんなら穂乃果ちゃんずっと猫ならい
いのに。
野良猫に転生してオレの側にずっといれば
いいのに。
そしたら安心じゃん⁉︎
って。
…オレヤバいやつじゃん。
んもー…。
やっぱりこうなるってわかってたけどさ…
まさかこんなに早くこんなことになるなん
てさー…。
心の準備できてねーっつーの。
オレも猫になる練習しよっかな…
その日は、とにかく猫にうなされる夢を見
る空なのでした。
続く。




