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猫⁉︎

 なぜかオレは猫に遠くからじっと見られて

 いた。

 

 …こ、怖い。

 

 あいつ急に全力で走ってきてオレのこと…

 …来るのか⁉︎

 …来ないのか⁈

 

 どっちなんだよー‼︎

 

 …

 

 来ない。

 

 

 ただひたすら座ってジーっと見られてる…

 

 …とりあえず水でも飲もっと。

 

 あれ?

 …オレの手、猫の手になってんじゃん⁉︎

 

 

 …

 

 

 ま、いいか。

 蛇口が昔ならではのひねるタイプじゃなく

 てよかったー。

 

 …って。

 水出せてもさー。

 コップ持てないじゃん⁉︎

 

 ってことで流れる水をペロペロ。

 うーん…

 この体制飲みづらい。

 

 うおっ‼︎

 

 体制変えたら足びっちゃびちゃじゃん…

 

 シパシパシパシパ

 

 水を払うもの毛に浸透していてなんとも気

 持ち悪い…

 

 ペロペロペロペロ。

 舐めるもやっぱり気持ち悪い。

 

 ってかさ‼︎

 ベロ‼︎

 オレベロも長いよ⁉︎

 

 猫じゃん…

 オレ完全に猫になってんじゃん…

 

 しかも首輪‼︎

 じゃまだよ‼︎

 鈴までついてんじゃん‼︎

 チリチリうるさいじゃん⁉︎

 

 どうせ巻くならもっと素材のいいフカフカ

 のやつとかさー、ひんやり系にしてくんな

 いとなー…。

 

 あ…

 

 そういえばあの猫…

 さっきじっとこっち見てた猫って。

 雄?雌?

 

 雄なら喧嘩になんじゃん?

 

 逃げた方かいいかな…?

 でも、ここどこ⁉︎

 

 ってか、このお家…

 あ‼︎

 あの猫、穂乃果ちゃんちの猫じゃん‼︎

 で、ここ穂乃果ちゃんちー‼︎

 

 ならば、穂乃果ちゃんいるかなぁ〜。

 

 あの猫に攻撃される前に穂乃果ちゃんに助

 けを求めなきゃ。

 

 穂乃果ちゃんの部屋のドアが少しあいてい

 て助かった。

 

 しかも穂乃果ちゃんがすやすや寝てるー。

 かわいいなぁ。

 

 オレもお隣に失礼してと。

 

 …猫だしいいよね⁈

 

 おじゃましま〜す♡

 

 うわぁ。

 あったか〜。

 しかもふんわりいい匂いじゃ〜ん。

 

 寝ている穂乃果ちゃんの顔にスリスリした。

 

 う〜ん。

 最高♡

 猫ならではの特権じゃ〜ん。

 

 

 

 するといきなり殺気を感じたかと思えば…

 

 いきなり穂乃果ちゃんの飼い猫のあいつが

 やってきた。

 

 そして首をカプリとされ、ベッドから落ち

 た…

 

 

 ………

 

 

 しばらくして目を覚ますと真っ暗…

 

 ってか、お尻がチクチクして痛い。

 

 なんて思っていたら急に明るくなった。

 

「あら?わたしったらえんぴつさんにお帽子

 忘れていたわ。ふふ。ごめんなさい、消し

 ゴムさん」

 と言いながら穂乃果ちゃんがオレのお尻を

 優しく撫でた。

 

 

 えっ…

 

 

 なんて思っていたのも束の間、

 穂乃果ちゃんがオレを逆さまにしてくいく

 いと頭を削る…

 

 

 オレ消しゴムになってない⁉︎

 

 

 オレの消しかすをクルクル丸めてケースに

 しまっている穂乃果ちゃん。

 

 …オレ無限に消しゴムじゃん。

 

 全部使い終わってもまたネリネリされてず

 っとこのまま…

 

 かと思いきや穂乃果ちゃんがオレを机から

 ポロんと落とした。

 

 するとすかさず穂乃果ちゃんちの猫がオレ

 を目指して全力突進!そして爪を立てて両

 手でキャーッチ‼︎

 

 フギャー‼︎

 

 爪全身に刺さりまくりー‼︎

 

 ‼︎   ‼︎   ‼︎

 

 

 ガバっ。

 

 

 はぁ、はぁ。

 

 …

 

 

 …あ、ここオレのアパート。

 

 慌てて手を確認。

 

 オレ猫でも消しゴムでもない。

 

 ホッ。

 よかったー。

 

 安心してまた眠りに入る空なのでありまし

 た。

 

 続く。

 

 

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