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心臓壊れた?

 三人で溶けたアイスを食べていた。

 

「もう、これはクリームだ」

 溶けたアイスを食べながら…いや、すすり

 ながら修は言った。

 そして穂乃果ちゃんが

「いいじゃないですか。お兄ちゃん、クリー

 ミーで」

 となだめた。

「…おまえらが廊下でイチャイチャしてるか

 らこんなにアイスが…アイスがトロトロに

 っ…」

 小芝居する修とアイスを食べながら、いや

 すすりながら歓談していた。

 すると

 ピンポンとチャイムが鳴った。

 

「わたしが行ってきます」

 穂乃果ちゃんがお客さんの対応に行こうと

 すると

「待て、ここはオレが‼︎」

 と、修が言った。

 

 …なんだ?

「誰か来る予定だったの?」

「いえ」

「オレにはわかる‼︎愛の力だ‼︎」

 へんな発言をする修。

 そんなくだらないやりとりのあと修が下に

 降りた。

 

 

 そして嬉しそうに上がってきた。

 かと思ったら、

「君たちは、穂乃果のお部屋に行きたまえ」

 と言い出した。

 

 ⁇と思っていたら、修の後ろからひょこっ

 とあやめちゃんが出てきた。

 

「こんにちは…。なんかじゃましちゃったか

 な?」

 少し申し訳なさそうなあやめちゃん。

 

「じゃまじゃないよ。むしろ修寂しそうだっ

 たからちょうどよかったよ」

 とオレが言うと

「ちょ、おい…言うなよ」

 と修が恥ずかしそうに止めに入った。

 

 …あ、マジで寂しかったのかよ。

 冗談のつもりだったのに。

 

 ま、いっか。

 

 あやめちゃんのおかげで穂乃果ちゃんの部

 屋に行けるし。

 

 脳内変態空は、喜んだ。

 

 そして穂乃果ちゃんの部屋に入った。

 

「あ〜、穂乃果ちゃんの部屋はやっぱりいい

 ねー」

「そうですか?では、ゆっくりおくつろぎく

 ださいな」

「じゃあ、お昼寝しちゃおっかな」

「いいですね。お供します」

 

 えっ…

 冗談のつもりだったんだけど…な。

 

 この兄妹には、冗談は通用しないと改めて

 思う空なのでありました。

 

 なので布団に転がらせていただいた。

 

「穂乃果ちゃんもおいで」

 両手を伸ばすとオレに飛び込んでくる穂乃

 果ちゃん。

 

「穂乃果ちゃん」

「はいです」

「穂乃果ちゃんが隣にいたら寝れるわけない

 よ」

 穂乃果ちゃんをギュ〜っと抱きしめた。

 

「わたしもお昼寝どころじゃありません」

 と穂乃果ちゃんもオレを抱きしめ返してく

 れた。

 

「あー、でも毎日穂乃果ちゃんとこうしてい

 られたら幸せだなー」

「なら、うちの子になります?」

「…あー、それは無理かなー。」

「そうですよね。ならわたしが空先生のお宅

 の娘となり…」

「ねぇ、穂乃果ちゃん」

「はい?」

「オレ大学入って一年したら一人暮らしする

 んだ。そしたら穂乃果ちゃんオレの部屋に

 遊びにおいでよ」

「えっ、オレの部屋…」

「うん、いや?」

「えと…恥ずかしくてなんだか心臓がパカパ

 カしてしまいましたの」

 パカパカ…

 それは心臓壊れてんじゃね⁉︎

 ムード崩れんぞ。

 と、空の脳内小人たちは思った。

 

 しかし空は、穂乃果ちゃんの恥ずかしそう

 な顔がかわいくてたまらないと興奮してい

 たのでありました。

 

「穂乃果ちゃん」

「はい?」

「穂乃果ちゃんもさ、大学入って落ち着いた

 らオレと一緒に住まない?」

「えっ、それは同棲っぽいやつです⁈」

「うん。ぽいってか同棲だよね」

「えー…‼︎イヤンイヤンですの。心臓さん、

 ホックホクですの。でも、はいです‼︎」

 …はい、焼き芋できましたー。

 ホックホクって。

 と脳内小人たちは、思っていた。

 

 しかし、穂乃果ちゃんのかわいい恥ずかし

 そうな顔を見て空はもうたまらなくなり、

 ムギュ〜っと全身で抱きしめ足まで絡み抱

 きしめた。

 

「あー、楽しみだな〜」

 とつぶやいた空。

 すると

「わたしもすごく楽しみです。楽しいことが

 先にあるのはいいですね!勉強のヤル気が

 マシマシですっ」

 と。

「うん。オレも」

 

 と言いながら同棲の約束をしてイチャイチ

 ャな二人なのでありました。

 

 続く。

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