溶けるクリスマス
そしてついにクリスマス二日前。
空はるんるんで穂乃果ちゃんをお迎えに行
った。
家の前に着きインターホンを鳴らすとドア
がガチャっと開いた。
それと同時に白いモコモコの服を着た穂乃
果ちゃんがオレに抱きついてきた。
「メリークリスマスです。空先生」
「オワッ、びっくりしたー。」
天使の穂乃果ちゃんがオレに早速クリスマ
スプレゼントのハグをくれた。
なのでオレもすかさず穂乃果ちゃんをムギ
ュ〜っと抱きしめて
「メリークリスマス」
と耳元でささやいた。
まだクリスマスデートが始まってないのに、
待ち合わせてすぐにキュンキュンな二人な
のでありました。
「じゃ、行きますか?」
「はいですの!いきましょう」
仲良くくっついてデートが開始した。
「今日寒いね」
「はいです。とても寒くて芯まで冷え冷えで
すの」
「うん、オレも。なら芯まであっためてあげ
る?」
「えっ、芯まで温めてくださるのですか?で
も、お風呂入るわけじゃないですし…どの
ように?」
「それはね、こうするの」
オレは穂乃果ちゃんに優しくあごクイをし
てから優〜しく甘い大人なキスを長ぁ〜く
した。
はぁ〜♡
最高っす。
「ごめん、穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんをあ
っためるつもりがオレが溶けそう。」
「あ、あのっ。わたしは…わ、わたしは…も
う溶けてしまいました。」
目がとろ〜んな穂乃果ちゃん。
やべー。
可愛すぎる。
って事でもう一度二人でとろけた。
そしてムギュ〜って抱きしめた。
あれ?
穂乃果ちゃん、からだに力入ってなくない
か?
まさか、腰抜けた⁉︎
「穂乃果ちゃん大丈夫?」
「あの…ダメかもしれません」
ということで穂乃果ちゃんをお姫様抱っこ
して近くのベンチに座らせた。
「ごめんね。オレ飲み物買ってくるよ」
「あ、すみません。ありがとうございます」
ちょっと刺激強すぎたかな。
オレも溶けそうなくらいだったけど、まさ
か腰抜かすとは思わなかったな…。
でもあのとろ〜んとした穂乃果ちゃんの顔
すげー可愛かったなぁ。
なんてウハウハする脳内変態空。
ホットティを穂乃果ちゃんに渡した。
「お待たせ、穂乃果ちゃん」
「あ、空先生。ありがとうです」
紅茶を飲みながら元気を取り戻す穂乃果ち
ゃん。
「そういえば、クリスマスの日雪の予報なの
知っておりました?」
「あー、ホワイトクリスマスになるかもって
ね」
「はいです。ホワイトクリスマスになったら、
すごいですよね」
「うん、だね。」
「なんかホワイトクリスマスになったら、わ
たしは、きっと外を見てレアキャラを探し
ます」
「レアキャラ?」
「はいです。なんか出現しそうじゃないです
か」
「あー、あんまり珍しいことだからって事だ
ね」
「はい」
「じゃあ、もしレアキャラ出たら教えてね」
「はいです」
すっかり元気になった穂乃果ちゃん。
「空先生、わたしもう大丈夫になりました」
「うん、ならよかった。それならさ、もう一
回さっきのする?」
ニコッ。
冗談で穂乃果ちゃんに言ってみた。
すると穂乃果ちゃん、
「えっ、あっ、はいです♡」
と可愛く答えながら恥ずかしそうに下を向
いた。
マジか‼︎
いいのかよ⁉︎
ってことでまた甘〜いキスをさせていただ
いた。
まだクリスマスデートしてから時間があま
り経っていないのに二人は、脳内がポワワ
〜ン状態で芯までほてほてなのでありまし
た。
「穂乃果ちゃん、オレ幸せ」
「はい、わたしもとても幸せですの」
ムギュ〜。
チュ〜。
いつまでもイチャイチャの二人。
このままずっとここでイチャイチャるすの
もアリだと思っている二人なのでありまし
た。
でも、クリスマスデートだからやっぱり街
に出だす二人。
街に出だすと人前なのでイチャイチャは、
そうそうできない。
でも、たっぷり楽しむのでありました。
まずは、雑貨屋さんでかわいいものを物色。
「あー、これ、このみどりの妖怪…北野先生
みたいじゃないですか?」
「アハハ、似てる」
とか言いながら楽しい雑貨巡り。
そして美味しい物を食べに行く途中、日用
品コーナーの前を通った。
「あの、空先生」
「ん?」
「見てください。この大人なポリ袋ってなん
でしょうね?」
と指差した。
…うん。
穂乃果ちゃんは、頭がいいのに意外と天然
だ。
「大人じゃなくて丈夫って書いてあるよ」
「アハハ…ほんとです。よく見たらそうです
ね、大人なポリ袋ってありえないですよね。
少し分厚いとか?それとも大きいの?なん
て一瞬考えてしまいました」
「うん。大人なポリ袋って…、なんだよそれ、
やばいな。よく考えたら、くくく」
なんだかわからないが二人して日用品売り
場でツボるのでありました。
続く。




