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どうすれば

 新学期早々穂乃果ちゃんと下校。

 

 あー、穂乃果ちゃんもう来てるかなぁ。

 待ち合わせ場所の昇降口までるんるん気分

 で歩く空。

 

 …しかし。

 るんるんの気分が一気にどんよりに変わっ

 てしまった。

 

 あ、穂乃果ちゃん…

 穂乃果ちゃんは、同級生の男子に絡まれて

 いた。

「お友達来ないの?誰と待ち合わせ?オレが

 一緒に下校しようか?」

 なんて言われていた。

 

 すると穂乃果ちゃん。

「彼氏と待ち合わせです。お構いなく」

 と、ピシャリとお断りしていた。

 

 …おー、穂乃果ちゃん。

 さすがオレの彼女だよ。

 

「あ、お友達くん。オレが噂の彼氏だから。

 では、失礼するよ。遅くなってごめんね。

 じゃ帰ろっか」

 といいチラリとしつこかった同級生男子に

 目をやった。

 

 するとその男の子は、

「ガチの方かよー。」

 といいながらも帰って行った。

 

 あー、やっぱり穂乃果ちゃんモテるんだよ

 なー。

 

 もう、心配で心配でたまらない。

 同じ教室でずっと見張ってたいわ。

 

 あー、オレが穂乃果ちゃんのクラスの担任

 だったらなー。

 ってまてよ…。

 敵はクラスの男子だけじゃない。

 担任もまさか穂乃果ちゃんを狙っているん

 じゃないだろうな。

 

 もうすぐ定年間近の先生すらも敵だと思う

 空。

 

 とにかく敵は多い。

 

 空は考えた。

 どうしたら敵から穂乃果ちゃんを守り抜く

 ことができるかと。

 

 よし!

 作戦一

 穂乃果ちゃんをキュンキュンさせていつま

 でも新鮮な気持ちでいてもらおう。

 ってことで…

 

 …キュンキュンってどうすればしてもらえ

 るんだろう。

 

 なんて考えてた。

「穂乃果ちゃん今日バイト休みだよね?」

「もちろんですの!空先生と新学期早々デー

 トするためにばっちりお休み取りましたの

 よっ♡」

 なんてかわいい笑顔付きで答えてくれた。

 

 ズキュン♡

 オレがキュンキュンさせられてしまった。

 

「なら、これからアイス食べに行く?」

「はいです!」

 

 よし、作戦変更。

 

 キュンキュン作戦は、難しいから胃袋掴み

 作戦に変更した。

 

 そしてカラフルアイスをゲット!

「一口どうぞ。あ〜ん」

 

 はぁ〜。

 あ〜んなんて最高じゃん‼︎

 

 ぱくり。

 美味しー‼︎

 って…

 

 …おいおい。

 

 オレが胃袋掴まれてんじゃん⁉︎

 

 次の作戦に変更だ。

 

 …えと、次はー。

 うーん。

 ど、どうすれば…。

 

「おっと、穂乃果ちゃん大丈夫?」

「あ、はいですの」

 

 転びそうになった穂乃果ちゃんを支えた。

 

 …やっぱり恋って難しい。

 

 空は、色々考えて作戦を立てていたのだが

 いい作戦が思い浮かばない。

 

 しかし、実は穂乃果ちゃんは、すでに空が

 となりにいるだけでキュンキュンなのだっ

 た。

 

 さらに転びそうになった穂乃果ちゃんを何

 気に助けた空。

 

 穂乃果ちゃんには、ズキュンだった。

 そもそも穂乃果ちゃんは、空の笑顔をみる

 だけでズキュンだし、電話の声もイケボな

 のでとにかく空がなにもしなくても穂乃果

 ちゃんは、空に夢中なのでありました。

 

 続く。

 

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