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新学期

 花火も終わりそろそろ夏休みが終わりを迎

 える。

 

 しかーし‼︎

 夏休みが終わったからってなんだ‼︎

 

 毎日同じ学校に穂乃果ちゃんがいるんだぞ。

 メソメソするな‼︎空‼︎

 

 空は自分を励ました。

 

 でもさ、でも…やっぱり夏休みっていいよ

 ね。

 朝寝坊できるし、結構好きな時間あるじゃ

 ん。

 やっぱりずっと夏休みがいいよね。

 好きな時に穂乃果ちゃんに連絡できるし。

 それに、それにさ…いっぱいデートできる

 しさ。

 バイトもたくさん入れるからお金も貯まる

 じゃん。

 じゃあさ、やっぱり夏休み延長でお願いし

 ます。

 

 …しーん。

 

 心の中で神様にお願いしてみたけど無理だ

 った。

 じゃあさ、誰にお願いしたらいいのさ。

 

 …市のお偉いさん?

 ってか、なんて申請する?

 もっと遊びたいよぉってだだこねても申請

 が通るわけなくない?

 そもそも夏は暑いからって理由でしょ?

 じゃあ、もう十分ですよね。

 だって九月は、もう秋ですから。

 って却下されるに決まってる。

 

 …よし。

 新学期の準備をしよう。

 

 諦めのいい空なのでありました。

 

 そして新学期が始まった。

 

 日焼けをしていたり、髪をばっさり切った

 人もいる。

 けど、劇的に変わった人はいない。

 

 …と思ったら、クラスの男子が何やら騒い

 でいるじゃないか。

 

「アレ山田⁉︎やばくね⁉︎」

 と。

 山田さん…がどうかしたのだろ…うかって

 さ‼︎

 えっ⁉︎山田さん⁉︎

 

 全くの別人じゃん‼︎

 えっ⁉︎

 

 うん。そりゃそうなるわ。

 面影ないっすけど。

 

 みんなが騒いでいると山田さん⁇が立ち上

 がった。

 

 そして一言…

「あ、クラス間違えた。」

 と。

 

 …その人は、山田さんじゃなかった。

 ただ一番前の席だったことを覚えていて座

 っていたらしいがどうやら騒ぎに気付いて

 あ…と思ったらしい。

 

 そして少ししたら、本当の山田さんが登校

 してきた。

 みんなホッとした。

 やっぱり山田さんは、山田さんだと。

 

 そんなハプニングもありつつまた学校がい

 つものように淡々と始まる。

 

 チャイムがなると席につき教科書、ノート

 ペン、消しゴムをだす。

 

 休み中にペンケースの中身を少しきれいに

 して、新しい消しゴム。

 下敷きも自分の好きなキャラクターに新調

 した。

 そうすると少しテンションが上がる空。

 

 机にきれいに教科書、ノート達を並べなが

 ら、空は思った。

 あー‼︎

 山田さんにびっくりして穂乃果ちゃんのク

 ラス行くの忘れたー‼︎

 と。

 穂乃果ちゃんと帰る約束朝イチしようと思

 ったのにー。

 そして穂乃果ちゃんの久々の制服姿みたか

 ったのにー‼︎と。

 

 新学期早々クラスの男子が穂乃果ちゃんを

 狙っていないか心配になる空。

 

 久しぶりに穂乃果ちゃんを見る男子たちは、

 改めて穂乃果ちゃんのかわいさを再認識す

 るに違いない。

 

 き、危険だ。

 

 一時間目が係り決めでよかった、、

 てっきり時間割り通り数学だったら、全然

 頭に入ってこなかった。

 そもそも係り決めだって言ってるのに、机

 に数学出しっぱなしな空。

 

 そして早く穂乃果ちゃんの元へ行きたい空

 なのでありました。

 

 そしてチャイムが鳴ると同時に穂乃果ちゃ

 んの元へ小走りした。

 

 すると向こうからまさかの穂乃果ちゃんが

 やってきた⁉︎

「ほ、穂乃果ちゃん」

「あ、空先生」

 オレたちは、ガシッと手を合わせた。

 

「会いたかったよ」

「わたしもです」

 

 二日ぶりの再開。

 

 私服もいいけど制服もいいなとお互い思う

 のでありました。

 

 そして渡り廊下でこっそりキスをしたので

 ありました。

 

 無事帰る約束も出来て空は安心して二時間

 目を迎える事ができた空でした。

 

 続く。

 

 

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