奇跡?
穂乃果ちゃんが急に変なところに座ってく
るからびっくりだった空。
しかし、びっくりしながらもちゃっかりと
イチャイチャした。
そして隣同士でピッタリくっついて仲良く
ビデオをみた。
二時間はあっという間に過ぎた。
そしてやっぱりオレの部屋に行きたいって
穂乃果ちゃんが言ったのでオレの部屋で、
のんびりすることにした。
「このお部屋でいつも空先生が過ごしている
のですね」
「うん」
「いつもどこで電話していますの?」
「あー、椅子に座ったりベッドとかに転がっ
て話したりかなー」
「なるほどです」
なんて話をしていたら猫が部屋に入ってき
た。
そしてオレのベッドに乗り丸くなって寝た。
すると穂乃果ちゃんは、
「空先生のおうちの猫になりたかったです」
と言い出した。
「えっ、穂乃果ちゃんが猫だったらかわいい
と思うけど付き合えないからなー」
「あー…、でもいっつもこうして仲良く寝れ
るんですよね。羨ましいです」
猫を見つめる穂乃果ちゃん。
「なら、おいで」
オレは穂乃果ちゃんをベッドにあげた。
そして穂乃果ちゃんを腕枕しながら抱きし
めた。
「あー、穂乃果ちゃんが抱き枕ならいいのに
なぁ」
「むぅ、抱き枕だったらそれこそ付き合えな
いじゃないですかー」
「あー、たしかに。やっぱり穂乃果ちゃんは
オレの彼女が一番だよ。」
チュ〜。
ベッドでもイチャイチャなのでありました。
しばらくベッドでのんびりイチャイチャし
ながらくだらない話で盛り上がる二人。
ふと穂乃果ちゃんは、本棚を見つめた。
「空先生、参考書たくさんありますね」
「うん。やっぱり先生になるからにはいろん
な事知っておいた方がいいと思ってね」
「あー、たしかにです。子供って色々知りた
がりますもんね。おめめキラキラにして」
「うん。そうなんだよね」
「例えば、猫をみてしっぽってなんであるん
ですか?耳尖ってますけどなんでですか?
とかなんでそんなにふさふさでかわいいの
ですか?とかニャーってなんで鳴くんです
かとか二本足で歩いた方がかわいくないで
すかとか猫ですか?とかですね」
ん?
最後猫ですか?って聞いてたな…
「質問無限大だね。」
「はいです。ところでわたしもたまに自分に
自問自答するのです」
「なんて?」
「なぜわたしはこの世にいるのでしょうか?
と」
「その答えは?」
「うーん…わからないとの答えでした。」
「オレその答え知ってるよ」
「え、空先生がですの?」
「うん。穂乃果ちゃんがこの世にいるのは、
オレと出会うためなんだよ」
「ほわぁ〜。なるほどです」
「うん。」
ぎゅー。
オレたちは、ハグをした。
「こうして出逢えてるのも奇跡かもしれない
よね。だからオレ思うんだ。」
「何をですの?」
「もし、オレの生徒になる子供たちとかオレ
となにかしらの接点で出会う子供たちも、
やっぱり奇跡じゃん。だから一人一人をオ
レは大切にしたい。少しの時間でもかかわ
ったなら、少しでも子供を笑顔に優しい気
持ちになれるような空間をつくりたいなっ
て思うんだ。」
「はぁ、素敵です。」
「ほんと?」
「はいです。何か特訓されています?」
「あー、一応接客してる時とかなるべく相手
に嫌な思いしないようにって思って接して
るかなー」
「あ、わたしも接客していただいたとき店員
さんが無表情よりも優しくニッコリ微笑ん
でくださいっていた方がほっこりいたしま
す」
「笑顔大事だよね」
「はい。わたしも子供が安心して毎日を迎え
られるようにいつも笑顔で居たいと思いま
す。そして‼︎その笑顔の奥できちんと子供
たち一人一人の仕草や表情で心の中の不安
などを察知してパトロールしていきたいと
今から練習しております‼︎」
「うん。お互い頑張ろうね」
「はい‼︎です‼︎」
お互い頑張ろうとさらにやる気を出す二人
なのでありました。
続く。




