お祭りの前に
夏休みもそろそろ終盤に差し掛かる。
空は思った。
穂乃果ちゃんと花火をみれるのはあと数回
しかないんだと。
なぜって?
それは先生になるとお祭りのパトロールが
あるからだ。
あぁ。
早く大人になりたいと思う反面まだ子供で
いたいと思うオレがいる。
…どっちなんだ。
オレ。
まてよ。
子供は、お金や時間の自由がある程度決ま
っている。
しかし大人は、夜何時まででも遊んでいて
いいのじゃないか?
お金だって沢山もらえる。
なら、やっぱり大人の方がいい?
いい結果が自分の中で出なかった。
なので穂乃果ちゃんに電話した時に聞いて
みた。
「ねー、穂乃果ちゃんは早く大人になりたい
?それとも子供のままがいい?」
と。
すると穂乃果ちゃん。
「うーん…です。子供は、結構自由な時間が
ありますが、その分色々な決まり事があり
ます。免許もないですし。でも大人も仕事
がありますし、お金も家賃やら光熱費やら
食費に保険代などがかかります。子供も大
人も大変です。ですからわたしはどちらも
選べませぬ。迷いました」
と真剣に考えてくれていた。
「だよねー。」
「はい。ですが一つ言えることがございます
ね」
「なに?」
「わたしは、今を存分に楽しみます。今さっ
きも大福を食べて幸せ〜と思いました。さ
らに、そのあとベッドに転がって大福の写
真をみてまた幸せ〜と思いました。そして、
今空先生と電話できて幸せ〜と思っており
ます。」
「そっか。どっちとかよりも今だね」
「はい‼︎今の大福です‼︎」
…うん。
ということで今度の花火を存分に楽しもう
と思う空なのでありました。
電話を切り空は思った。
あ‼︎
まさに今も幸せだ。
花火大会のことを考えるだけでも幸せなん
て素晴らしい。
と思っていたら下からお母さんが
「お風呂入りなー」
と言ってきた。
おー。
お風呂が沸いている。
なんて幸せなんだろう。
あ‼︎
お風呂にアイスを持って行こう。
もう幸せ通り越してパラダイスだ。
そして脳内パラダイスの空はアイスを抱え
てお風呂に向かった。
そして湯船に浸かりながら思うのです。
幸せ〜と。
そんな幸せな毎日を過ごしていた空。
するといつのまにか花火の日が明日に迫っ
ていた。
あ〜、楽しみだなぁ。
明日は、晴れるといいなぁ。
夜空を眺める空。
その頃穂乃果ちゃんも明日は、花火〜。
晴れるかなぁ〜とルンルンしながら夜空を
眺めているのでありました。
そして朝から予報通り快晴。
「あー、晴れたぁ。いい天気じゃありません
か!さ、そこのあなた‼︎のんびりしていな
いで、一緒にパラダイスへ行きましょう」
隣で寝ている猫に空は話しかけた。
するとすご〜く嫌な顔をされる空。
「…あ、カーニバル行きませんね…すみませ
ん。どうぞごゆっくり」
空は猫に朝から冷たい視線を浴びされて、
ゆっくりと猫に布団をかけてあげたのであ
りました。
そして花火花火〜とワクワクしながら朝ご
はんをいただいた。
ご飯の後は、デートに備えて歯ブラシして
と。
うん。
まだまだ時間がある。
少し読書をしよう。
本を読んでいたらお腹が空いてきた。
時計を見ると、
あ〜、いつのまにか二時間も経っていた。
あっという間にお昼だ。
さっきデートの準備で歯ブラシをしたのに、
またお昼ご飯がやってきた。
そして食後の歯ブラシ。
部屋に戻ると…
まだ時間がある。
ということで勉強をした。
するとあっという間にまた二時間も経って
いた。
…小腹が空いた。
空は、ミニパンを食べた。
そしてやっと待ち合わせの時間が近づいて
きた。
また歯ブラシして髪を整えて着替えた。
準備してるときって楽しいよなぁ。
さ、出かけよっと。
続く。




